化粧水の効果的な使い方は?付けるタイミングや順番について解説!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2022/8/8831

ほとんどの方が、肌の調子を整えるために毎日使用する化粧水。

化粧水の効果的な使い方は?付けるタイミングや順番について解説!

しかし、具体的な化粧水の効果や役割つけるタイミングや順番でスキンケアの効果が変わることがある、といったことはご存じないのではないでしょうか。

そこでここでは、知っているようで実はあまり知らない化粧水に注目し、化粧水の正しい使い方についてご紹介します。

化粧水の効果と役割とは?

まずは、化粧水に期待される効果と役割について見ていきましょう。

肌の水分補給

化粧水の一番の役割は、肌への水分補給です。

一般的に化粧水は水分が多く占め、そのほかに保湿成分や美容成分などが含まれています。

クレンジング・洗顔後の肌は、肌に必要な皮脂や肌に含まれる保水成分まで流れてしまい、肌が乾燥している状態です。そのため、洗顔後はすぐに水分を多く含む化粧水を塗布することで、不足した水分を補給する必要があります。

過剰な皮脂分泌の抑制

皮脂の過剰分泌によって、肌のベタつきやテカリ、化粧崩れに悩む人も多いのではないでしょうか。そんな皮脂量の分泌を抑える役割も、化粧水にはあります。

肌は水分が少なく乾燥すると、バリア機能を守ろうとする保護機能によって、毛穴から皮脂を分泌します。しかし、過剰分泌された皮脂がニキビや炎症などの肌トラブルにつながる可能性が。

化粧水の役割

そのため、肌に水分を与えて保湿することで、結果的に過剰な皮脂分泌を防ぐ役割が化粧水にはあるのです。

肌のキメを整える

健やかな肌を目指すためには、肌のキメを整えることが重要に。肌のキメが整っていると、ツヤやハリ、潤った透明感のある印象を与えるからです。

しかし、乾燥や肌への刺激、加齢やホルモンバランスの乱れなどによるターンオーバーの乱れ、その他の要因によってバリア機能が低下し、健やかな肌細胞が育たなくなることでキメが粗くなることがあります。

そのためキメを整えるには、水分不足を補って保湿をし、肌のバリア機能を整えることが大切になるのです。

化粧水で水分をしっかりと補って肌を柔軟にすることで、後からつける美容液やクリームなどのスキンケアアイテムの浸透もよくなり、キメの整った肌に近づくことが期待できます。

ブースターの役割

上述したように、化粧水には美容液やクリームを角層へ浸透させることを助ける働きも期待されます。

肌に潤いがなく硬い状態になっていると、美容液やクリームに含まれる美容成分が肌表面に留まってしまいます。そこで、化粧水で最初に肌に潤いを与えることで、後からのスキンケアアイテムの浸透力が高まることが期待できるのです。

化粧水を使う前に知っておきたいこと

次に、化粧水について押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

正しい化粧水の量

化粧水には、メーカーごとに使用時の目安量やボトルごとの使用回数が表記されているものから、1回の使用回数は「適量」と書かれているものまでさまざま。そのため、どれくらいの量を使用すればよいかお悩みかもしれません。

基本的には、化粧水をはじめスキンケアアイテムは、メーカーが記載する量を守ることで効果を発揮します。というのも、商品を開発するうえで必ず、メーカーが適量を検証しているからです。

また、具体的な表記がなく「適量」と書かれている場合は、500円玉程度の量を肌になじませることが基本、とされています。なお、乾燥しやすい部位には、さらに化粧水を重ねづけて潤いを与えるようにしましょう。

化粧水を付けるタイミング

化粧水を使うタイミングも、肌に潤いを届けるには大切な要素です。

化粧水は、朝晩一日2回の適したタイミングでつけると、その後の肌状態を良好に保てるようになります。

朝は、洗顔後すぐに化粧水をつけ、洗顔で失われた水分を補給しましょう。夜は、お風呂上がりが効果的。なお、お風呂上がりはスキンケアが後回しになりがちですが、お風呂上り後5分以内に化粧水を使用することが目安といわれています。

なぜなら、お風呂上がりの肌は水分があるように思われがちですが、実際にはお湯によって肌に必要な皮脂が落ち、さらに体温が上がっているため、肌の内部がとても乾燥しやすい状態になっているため。
そういったことから、化粧水を使って肌に早めの水分を補給することが必要なのです。

また、化粧直しや肌の乾燥が気になった場合は、スプレータイプの化粧水がおすすめです。

化粧水を使う順番

基本的には、洗顔の後のスキンケアの順番は、最初に一番水分量の多い化粧水を塗布し、その後で美容液、乳液・クリームと、油分量の多いものを最後にして重ねていきます。

化粧水を使う順番

ただし、各スキンケアアイテムに配合される成分によって、多少順番が変わることもあります。ですが基準としては、「水分量が多いものから油分量が多いもの」という順番だと覚えておきましょう。

なお、スキンケアアイテムをつけた後ベタベタするからといって洗い流したりせず、清潔な手のひらでハンドプレスして、肌になじむまで待ちます。どうしてもべたつきが気になる場合は、ティッシュを軽く顔に当てて、こすらず押さえてオフするようにしましょう。

手とコットンを使い分ける

化粧水を塗る際、手とコットンそれぞれで、良い場合と向かない場合があります。

手で塗る場合は、コットンに比べ摩擦が起きにくいメリットがあります。しかし、塗り方にムラができたり、手では細かい部分に化粧水が届きにくかったりすることも。

コットンで塗る場合は、化粧水がこぼれにくく、均一に塗ることが出来ます。また、手よりも化粧水を肌に浸透させやすいといわれています。

半面、コットンが化粧水を吸収するため、減りが早くなったり、コットンの繊維の摩擦による肌ダメージを増やしたりする可能性があります。

手とコットン、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、状況により使い分けてみてはいかがでしょうか。

【基本】化粧水の正しい使い方

次に、基本の化粧水の使い方を見ていきましょう。

化粧水を手で付ける場合の使い方

最初に、各メーカーが提示する量や、500円玉程度の化粧水を手のひらに出します。

化粧水を手で付ける場合の使い方

次に、手のひらに出した化粧水が体温と同じになるように両手のひらの間で伸ばし、手を重ねて少し温めます。これをすることで、化粧水が肌に浸透しやすくなります。

化粧水が温まったら、面積の広い頬からあごやおでこ、鼻の順に手のひらで包むように優しくなじませましょう。この際、こするように塗ってしまうと肌が傷つくことがあるので注意してください。

最後に、化粧水をプラスして、目もと・口もとの細かな部分にまで指先でなじませましょう。目もと・口もとは、特に皮膚が薄く乾燥しやすい部分になるので、回数を重ねて丁寧になじませることを心がけましょう。

余った化粧水は、顔以外の首筋・デコルテなどにも塗ってください。

化粧水をコットンで付ける場合の使い方

最初に、コットンの繊維に対して垂直になるように指で挟んでコットンを持ちましょう。コットンを中指と薬指に乗せて人差し指と小指を使って両端で挟む方法と、中指のみに乗せ両端を挟む方法があります。

化粧水をコットンで付ける場合の使い方

次に、化粧水を規定量よりやや多めにしてコットンに含ませます。コットンが化粧水を吸収してしまい、規定量が肌にいきわたらないことを防ぐためです。

化粧水がコットンに染み込んだら、頬からあご、おでこといった広い部分にコットンを当て、顔の中心から外側に向かって、ゆっくりすべるようになじませます。

目もとや口もと、または乾燥が気になる部分は優しく丁寧になじませ、化粧水が足りないと感じたら少量ずつ足してみてください。

【肌質別】化粧水の正しい使い方

次に、肌質別の化粧水の使い方を見ていきましょう。

「乾燥肌さん」の化粧水の使い方

乾燥肌の方は、洗顔したあとに短時間で肌が乾燥してつっぱりがち。そのため、お風呂上がりや洗顔をしたあとなど、角質が柔らかいうちに化粧水を使って肌に水分を与えてください。

化粧水を使う際は、できるだけパッティングはせずに、じっくりとなじませるようにしましょう。強すぎるパッティングは逆効果となり、肌荒れや炎症を起こす恐れがあります。

スキンケア後にハンドプレスをする女性

また、コットンを使用する際は肌への摩擦も注意してください。こちらも肌を傷付ける恐れがあります。もし、どうしても力が入ってしまうというのであれば、摩擦が少ない手を使って化粧水を塗ることをおすすめします。

「脂性肌さん」の化粧水の使い方

脂性肌の方は、べたつくからと規定容量以下の化粧水でケアをしがち。ですが使用量が少なすぎると、期待できる効果も弱まってしまうため、メーカーが推奨する量と方法を守りましょう。

また、健やかな肌づくりで最も大切なことは、肌の水分と油分のバランスです。スキンケアで肌のベタつきが気になる方は、使用感がさっぱりするものを選びがちですが、実は水分不足による皮脂過多の場合もあるため、化粧水による潤い補給をきちんと行いましょう。

化粧水を塗るタイミングは、洗顔後すぐがおすすめ。洗顔後は肌が乾燥しており、皮脂の分泌が過剰になりがちです。余分な皮脂が出始めてからでは化粧水の浸透も悪くなるため、ご注意ください。

【応用】化粧水の効果を高める使い方

化粧水の基本的な使い方を踏まえたところで、次は応用編を見ていきましょう。

化粧水の重ね付けでうるおい補給

化粧水は重ね付けすることで、以下のようなメリットがあります。

1つめは、十分に水分補給をすることができること。肌で一回に吸収できる水分量には限界があり、一度に大量の化粧水をつけても水分が補給されず、思うように保湿できない場合もあります。そういったときは重ね付けを行います。

1回目で吸収できる量をなじませ、2回、3回と繰り返すと、1回で化粧水をつける際と比較して多くの水分を肌の角質層まで届けることができると期待できます。

2つめは、トラブルを起こしやすい部位に重ねづけすることによって、乾燥対策が重点的にできるということ。特に乾燥しやすい目もとや口もと部分には、重ね付けは有効な方法といえます。

最後に、重ね塗りは化粧水の塗りムラを少なくすることができます。手で化粧水を塗った際は、小鼻周りなどデコボコがある部分ではどうしてもムラができてしまいますが、重ね塗りすることでムラなく肌全体へ水分を補給することができます。

なお、重ね塗りの回数は明確にきまっていませんが、2~3回が一般的です。

化粧水でコットンパックをおこなう

コットンパックとは、コットンを化粧水に浸して顔にのせることで、シートマスクのような感覚で保湿ケアできる方法のこと。手やコットンで化粧水をつけるよりも、さらにじっくりと肌の角質層まで化粧水を浸透させられると期待できます。

化粧水でコットンパックをおこなう

なお、コットンパックの使用時間は、5分程度を目安としましょう。長時間コットンを放置した場合、コットンの乾燥と一緒に肌の乾燥までまねいてしまうかもしれないため、ご注意ください。

化粧水の正しい選び方は?

次に、ポイントをしぼった化粧水の選び方について見ていきましょう。

肌の悩みで選ぶ

乾燥による小じわでお悩みの方は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保水成分や、レチノールやヒトオリゴペプチドなどのコラーゲンにアプローチするとされる美容成分が含まれた化粧水を選ぶことをおすすめします。

大人ニキビでお悩みの方も、基本的には保湿を重視した成分配合の化粧水をおすすめします。さらに、ニキビ肌は炎症ができやすくなっているため、肌荒れ予防作用が期待できる成分(「グリチルリチン酸ジカリウム」「アラントイン」「グリチルリチン酸ステアリル」など)成分配合のスキンケアアイテムを選びましょう。

自分の肌質で選ぶ

乾燥肌の方は、水分と油分、どちらも足りていない肌状態。そのため、バリア機能も低下しがちです。

これらのことから、セラミドやアミノ酸、スクワランなど保湿系成分がバランスよく配合されている化粧水がおすすめです。

また、アルコール(エタノール)は揮発するときに肌の内側の水分も一緒に蒸散させる可能性があるため、乾燥肌の方は避けたほうがよいでしょう。

脂性肌の方は、皮脂の過剰分泌がある状態です。ですがその原因が肌の内側の乾燥(インナードライ)である場合、皮脂を取るだけでは根本的な対策にはなりません。そのため、乾燥肌と同じく基本的には保湿のできるアイテムをおすすめします。

化粧水の正しい選び方

敏感肌の方は、乾燥性や脂性、どちらの状態も考えられます。そういったことからどちらにも共通する保湿成分がしっかり入ったものを選ぶことをおすすめします。

また、合成香料・着色料やアルコール、合成界面活性剤などは敏感肌には刺激になることもあるため、できるだけ避けるようにしましょう。

なお、新しいスキンケアアイテムを試す際は、あらかじめ目立たない部位でパッチテストをおこない、肌への相性をチェックしましょう。

化粧水の役割を理解して選びましょう!

化粧水にはさまざまな効果や役割があり、適切な使い方や肌質によっても選ぶポイントがあることをご理解いただけたでしょうか。

洗顔後の無防備な肌につけるスキンケアアイテムだからこそ、肌質にあった成分配合の化粧水を選んで、健やかな肌をキープしてくださいね。

肌を潤いで満たすおすすめの化粧水

乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

※VINTORTE(ヴァントルテ)の全製品には、エタノールをはじめ、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、シリコン、タルク、鉱物油、パラベン、合成香料、合成着色料を使用していません。9つの無添加処方、国内生産、品質管理の徹底をお約束しております。

■ボタニカルモイストローションの商品詳細はこちら

【合わせて読みたい】
『インナードライとは?見分け方や原因は?スキンケアによる対策方法もご紹介』
『肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も』
『正しい洗顔のやり方を解説!洗顔料の選び方もチェック』
『保湿ケアを徹底して乾燥肌対策を!』
『おでこのシワの原因とは?目立たなくするマッサージ方法などを紹介!』
『シワの原因とは?タイプ・種類別、部位別に対策方法などを解説!』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

VINTORTEトップページBEAUTY JOURNALトップページ