手荒れの原因となる食器用洗剤。手荒れを防止する洗剤選びと手荒れ対策

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2016/4/2510512

毎日の水仕事で、手荒れに悩んでいるみなさん。その症状は、手がカサカサになる軽いものから、あかぎれやひび割れ、ブツブツする手湿疹まで。
女性の手
かゆみや痛みを伴う手荒れは、いつも使っている食器用洗剤が原因になっていることがあります。毎日使うその洗剤、一度見直してみませんか? 手荒れを防ぐ洗剤選びのポイントと、手荒れ対策を紹介します。

◆食器用洗剤が手荒れの原因に

食器用洗剤が手荒れを引き起こす原因は、2つ考えられます。

1.成分について

まずは、その成分。洗浄力を強めるために、食器用洗剤には様々な成分が入っています。

みなさんの台所に置かれているのは、「合成洗剤」ではありませんか? 一般的に使われている合成洗剤には、「界面活性剤」や「香料」、「殺菌剤」など、油に対する洗浄効果を高める成分が、高濃度で配合されています。

界面活性剤は石けんよりも、手への浸透率が高く、使う度に蓄積されていくのです。

2.使い方について

もう1つは、その使い方です。素手で使うことで、食器の油分だけではなく「手の皮脂」まで洗い流してしまうのです。

そのせいで保護バリアがなくなり、手の水分を蒸発させて手荒れを引き起こしています。

また、お湯で洗うことで、手の油分も洗い流します。食器に付いた油汚れがよく落ちるということは、「手の油分も一緒に流れている」ということなのです。

◆食器用洗剤選びのポイント

手荒れを防止するためには、普段使っている洗剤を見直してみましょう。

現在、肌への負担を考慮した食器用洗剤が、各メーカーから数多く出ています。選ぶポイントは、「界面活性剤を含まない」もの。

食器用洗剤には、洗浄力は欠かせません。肌に負担がないものは、洗浄力への不安があるという方もいるかもしれませんね。

しかし、界面活性剤を使用せず、植物性由来のものを使っている洗剤でも、洗浄力は優れています。着色料や香料、保存料が無添加の洗剤もあります。

また、食器用洗剤の香りが、家事の癒しになっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、「無香料では、香りに不満がある」という方でも、「精油(エッセンシャルオイル)」を使った製品なら香りもよく、安心して使うことができますよ。

是非、天然由来成分を配合した食器用洗剤を、お試しください。

◆水仕事の手荒れ対策

合成洗剤ではない食器用洗剤を使っていても、手荒れを引き起こすこともあります。

洗い物をするときには、「体温より低いぬるま湯か水」を使って、手の油分を洗い流さないようにしましょう。

また、水仕事のときに、ゴム手袋で直接洗剤や水に触れないことで、肌荒れは防止できます。ゴム製品にアレルギーのある方は、ゴム手袋の中にコットンの手袋をつけるのがオススメです。

さらに、水が手についたまま放置していると、乾く際に手の水分まで一緒に蒸発してしまいます。しっかり水分を拭き、ハンドクリームなどで保湿を欠かさないようにしてください。

食器洗いをする子供

忙しい日常では、洗い物もパパッと済ませたいですよね。いちいちゴム手袋など面倒に感じ、素手のまま食器を洗う方や、濡れたままの手で家事を進める方もいるでしょう。

しかし、それが手荒れの原因になっているのです。かゆみや痛みが長引く手荒れを引き起こす前に、食器洗い時には少し気をつけてみてくださいね。

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