前回お話ししました「美の断捨離」。みなさま、実践していただけましたでしょうか。過剰に持ちすぎているものを整理し、本来の自分に何が必要かを気づくために必要な行動こそ、「美の断捨離」なのです。
黒木絵里のBEAUTY LIFEは、今回でいよいよ最終回。
筆者からみなさまへ、お伝えしたい美容のすべてを凝縮してお送りしてまいります。
「美」の厚着は本来の美しさを濁らせる
スキンケアアイテムやコスメアイテムは、今や市場であふれているため、インターネットの情報や販売員に勧められるがままに求めがち。
導入美容液のあとは化粧水、化粧水のあとに使う美容液をなじませてクリーム……と、使用するアイテムがとても多いですよね。
それらが本当に必要な肌状態の人であれば、それは有用なのですが、そこまでのケアが必要でない人にとってはtoo much。
それゆえ、あなたの本来の美しさを濁らせてしまうこともあるのです。
本当に必要なものの見分け方
前回お話しした「美の断捨離」を実践された方は、すでにお気づきかもしれませんね。人の美しさは、塗り固めて輝くものではありません。
規則正しい生活・食生活から成り立つ内側からの美が、ベースとなるのです。その素材をブラッシュアップさせるのが、スキンケアでありメイクアップなのです。
トラブルをカバーすることも必要なことではありますが、目的はもっと根本的なもの。美の取り繕いは、長続きしないのです。
今、あなたに必要なものは何ですか? 睡眠ですか? 良質な栄養ですか? それとも、人気のスキンケアアイテムですか?
今の自分を内側から輝かせることを念頭におくと、自ずと必要なものが見えてきますよ。
シンプルという名の美を身にまとう
私たちは、毎日何かしらのストレスと隣り合わせです。そのストレスとは、仕事であったり人間関係であったり様々。
肌にとっては、過剰なスキンケアやメイクアップも立派なストレスなのです。体力的にも精神的にもストレスを抱えると、肌に如実にあらわれ、また、肌にストレスをかけてもトラブルに発展します。
新鮮な食材に、過剰な味付けをするともったいない――たとえば、とれたての魚や野菜に、過剰な調味料をつけて食べることは、もはや素材に対しての冒涜ですよね。
「シンプル イズ ベスト」。それは、食材であっても美に関しても同じことがいえるのです。
余分なものを見分け、本当に自分に必要なものがわかった今、過剰なケアやメイクアップは必要ありません。
「最低限」なもの、「シンプル」なものをまとうだけで、内側から輝く美しさとの相乗効果は十二分に得られるでしょう。
肌トラブルをカバーしたくて、高いカバー力のファンデーションを求めるよりも、まずは「素材」、つまり「あなた自身の肌」を内側からケアをして、肌トラブル自体を解決することこそが、「求められる」ことなのです。
『ファンデーションを顔全体に塗らなければならない』
いいえ、決してそんな決まりはありません。
肌が本当にキレイであれば、UV下地にフェイスパウダーだけで済ませることができるかもしれません。
素材である「あなた自身」を磨くためには、ライフスタイルも深く関係します。そして「美の断捨離」をかけあわせることで、やっと「シンプルという名の美しさ」を身にまとうことができるのです。
生きることは楽しむこと、楽しむことは生きること。
一人ひとりの女性が、心から楽しみ、輝きながら過ごせますように……。
女性の“美への追究”は、とどまることを知りません。幼少期には、かわいらしいドレスや母親の持つコスメに憧れた人も多いのでは?
そう、我々女性は、生まれながらにして美への探究心をもっているのです。
私たちは一糸まとわぬ姿で、命だけを持って生まれてきました。そこからどれだけのアイテムをまとって生きてきたのでしょうか。
それらは、本当に私たちの追究する「美」にとって本当に必要なものなのか、今一度振り返ってみましょう。
トレンドと「美の断捨離」
トレンドの移り変わりは激しく、かれこれ1年以上袖をとおしていない洋服、半年以上開いていないアイシャドウパレット……気づかぬうちに、クローゼットやポーチに溜まっていきますよね。
また次のシーズンで使えるかも……という気持ちがつのり、なかなか捨てられないのも現実です。
しかし、それらを身につけるのは、あなた1人だけ。
トレンドの移り変わりとともに、ご無沙汰をしているアイテムたちにサヨナラを告げ、今の自分に何が一番似合うのか、また、何が一番必要なのかを考えてみましょう。
本来の輝き
美に関するアイテムがあふれるほど存在するこの世の中で、ふと自分を見つめ直したときに、美に関するものを過剰にまとってしまっていることに気がつく人もいるはず。
トレンドを意識しすぎるがあまり、メイクアイテムを重ねづけしたり、洋服を重ね着してみたり……。
しかしそれは、ときとしてあなた本来の「美」を押し殺してしまっているかもしれません。
新鮮で素材の良い食材に過剰な味付けをしてしまうのと同様、本来あなたのもつ輝きが弱くなってしまっては本末転倒。
過剰にまとっていることに気づいたあなたは、薄皮を1枚ずつ剥ぐように、あなたが一番輝く状態を見つければよいのです。
素肌力アップは自分力をアップすること
筆者がこれまで数ある女性を見てきたなかで思うことは、“自分に自信がない人ほど着飾る”ということです。
これは、メイクもファッションも同様で、重ねることによって、素の自分から変身する様を求めるとともに、自分が抱えるコンプレックスを隠そうとします。
それは、決して悪いことではありません。人として、当然の心理だといえるでしょう。
しかしながら、“美を追究する = 重ねる”ではありません。
本来、美を追究するのであれば、メイクを落とした素肌をいたわり、自分自身のボディラインを引き締めることなどが理想です。
一糸まとわぬ姿で生まれてきた私たち。一度リセットする気持ちで、まずは全てを脱ぎ捨て、ありのままの自分をケアするのです。
そうすることで、素肌はキレイになり、最低限のメイクでも美しい顔に仕上がります。
また、引き締まった体は、重ね着をしなくても「あなたらしさ」を演出することができるでしょう。
つまり、素肌力をアップさせることは、自分の自信へとつながるのです。
さて、いよいよ次回で黒木絵里によるビューティコラムは最終回を迎えます。
全てを脱ぎ捨てた私たちは、何をまとって生きていくのか。
それを最終回に、お話しようと思います。
梅雨が明ければ、夏もいよいよ本番に。四季のある日本だからこそ楽しめる、その土地のレジャーも盛りだくさん!
美肌を守るためには、日焼けは絶対に避けたいところ。しかし、海外セレブを見てみると、ちょっと日焼けをした小麦色の肌は、妙に美しく見えますよね。
そこで今回は、日焼けをせずに演出できる「日焼け肌メイク」をご紹介します。
ベースメイクは普段どおりで
小麦色の肌をつくるには、「ファンデーションの色から変えるのでは?」と思う人も多いはず。しかし、ファンデーションの色を変えて首と色が合わないと、素敵になるどころかとても不自然に……。
そのため、UV対策はしっかりとし、ファンデーションも「普段使っている」自分の肌色に合った色を使用します。ただ、テクスチャーにはこだわりたいところ。
マットになりすぎると重たい印象になってしまうため、ほどよいツヤ感は残しましょう。
アイメイクはナチュラルパールで「ツヤ感」重視
ほんのり日焼け肌に似合うアイメイクは、ナチュラルなパールが作る「ほどよいツヤ感」。肌なじみのよいベージュ〜ブラウン系のアイシャドウで立体感をつけましょう。
パール系アイテムは、アイホールからはみ出ない程度にぼかして、目のキワは「濃いめのブラウン」で引き締めると、自然な立体感を演出することができますよ。
アイラインは、「不自然な跳ね上げ」は厳禁! ペンシルアイライナーで、まつげの隙間を埋めるように描いていきましょう。
日焼け肌に欠かせない「ブロンザー」で大変身
日焼け肌でもっとも重要といえるのが、小麦肌を演出する「ブロンザー」の使い方。
ブロンザーは、普段使いだとシェーディングの役割をしていますが、上品な日焼け肌をつくるには、ブロンザーが主役になります。
普段チークを入れている範囲より「少し広めの範囲」に、頬の「中央から外側」にむけて、ブロンザーをチークのようにぼかします。
そのため、チークというよりかは、肌色を少し変えるような「ニュアンスカラー」といったほうが分かりやすいかもしれませんね。
このとき、濃くのせるのではなく、薄く少しずつのせて、「チークの土台」をつくるイメージで。
その後、頬の高い位置にチークとして、少し横めに流すように「オレンジ系アイテム」をぼかしましょう。
日焼け肌メイクの基本は、黄みを帯びたカラーが似合います。そのため、アイメイクやチークでも「黄みを帯びたオレンジ系〜ブラウン系」がベターです。
今年の夏は、日焼けをしなくても上品な小麦肌にみせる「日焼け肌メイク」に挑戦してみませんか?
時代は「素肌感」「すっぴんメイク」など、究極のナチュラルを意識したメイクアップがトレンド。
しかし、みんな一緒ではつまらない……そう思いませんか?
そんなナチュラルで上質な肌に、まるで衝撃が走るほど「鮮やかなアイテム」をプラスワンするのが、トレンドの最先端。
トレンドの波にのるだけでなく、一歩先を行くのが美容賢者。そこで今回は、目を見張るほど美しいメイクに仕上げるコツについて、お話してまいります。
まもりに入りやすい「ナチュラルメイク」
「抜け感」を意識するがあまり、色みを躊躇しがちな昨今。しかし、「ナチュラル」というのは、1パターンではないのです。
トレンドを読み解くと、特に意識したいのは「ベースメイク」のナチュラル度。ほどよくツヤがあり、「ファンデーションを塗っている」感が、なるべく出ないようなものが好まれます。
しかし、ポイントのないメイクは、「ナチュラル」ではなく「特徴のないもの」になってしまいます。そのため、ポイントメイクのいずれかに、パッと目を引くようなアクセントが必要なのです。
女性の美の象徴「唇」
眉、目元、頬と、あらゆるポイントメイクがありますが、女性の美の象徴ともいわれる「唇」は、アクセントにすることでメイク全体がキュッと引き締まります。
トレンドの赤リップは、確かに美しい。
しかし、季節は移り変わっているのです。赤リップの流行はいつからですか? もうだいぶ前から現在へと続いていますよね?
洋服を着替えるのと同様、メイクにも衣替えが必要です。
季節は「夏」。
今年の夏は、赤リップは一旦おやすみして、新たなカラーに挑戦してみませんか?
太陽のような「オレンジ」を唇にまとう
夏の降り注ぐ太陽の光は、紫外線を気にする女性は敬遠しがち。だとすれば、自身が太陽のように光り輝くのはいかがでしょう。
赤いリップも情熱的ですが、夏には少しヘビー。そんな夏にオススメしたいのが、元気がみなぎる鮮やかな「オレンジ」です。
まるで、ビタミン豊富に見える「ジューシーなオレンジ」、または、すこしピンクみが混ざった「コーラルオレンジ」は、この夏のファッションやメイクの主役になるといっても過言ではありません。
目元やチークはヌーディーに仕上げ、唇にガツンと目を引くオレンジを持ってくることで、顔全体がキュッと引き締まり、最上級の「抜け感」を演出することができるでしょう。
この夏、上質なベースメイクにパッと目を引くリップメイクで、今までと違うあなたに変身してみませんか?
気候の変動も激しいこの時期、肌がどうしてもゆらぎがち。日本女性の「美」への上昇志向は非常に素晴らしく、誇るべきものです。
年齢を重ねてもなお、「美肌」を追究するために、今わたしたちは何ができるのでしょうか。
第12回目の今回は、そんな「美肌」へのステップを振り返ってみましょう。
今必要なのは「高級美容液」ではない
私は職業柄、常日頃から多くの女性に接しています。なかでも、肌悩みのご相談を受けることが多いのですが、みなさん口を揃えてこういいます。
「黒木先生、何かオススメな美容液はありますか?」
そう、皆様、優秀なアイテムを求めていらっしゃるのです。しかし、優先順位で考えると、本来であれば「アイテム」ではなく、「方法論」を教えてさしあげたい、というのが本音です。
それはなぜか……。
確かに、昨今のビューティー市場では、様々な優秀アイテムが出揃っています。しかし、「美」というのは、「他力本願」は現実的ではありません。
毎日エステサロン通いができるわけではありません。そうなると、自己管理が重要になってきます。それは、使用するアイテムでも同様。
いくら高級で優秀なアイテムを使っていたとしても、「美」とかけ離れた生活を送られているようでは、そのアイテムも最高なパフォーマンスを発揮できずに終わります。
まずは、その優秀なアイテムが、「最高のパフォーマンスを発揮できる」ような「ベース」を作りあげることが、最優先なのです。
「美肌」は1日にしてならず
「今すぐキレイになりたい!」という願望は、この世の女性の約9割が思っているはず。しかし、そう簡単にはいきません。
「美」というのは、1日で完成するものではなく、日々の積み重ね、つまり「集大成」なのです。
ですから今現在、美しいといわれる女優やモデルも、これまで積み重ねてきたライフスタイルの上に成り立っているのです。
そのため、「今すぐできる」というような謳い文句の美容法というのは、あくまでも「インスタント美容」だということを、頭に置いておきましょう。
つまり、それは「今すぐ」できるかもしれませんが、残念ながら「持続するものではない」ということなのです。
あなたが今すべき「美肌」へのステップ
美しさは、「健康である」ということが大前提。それは、表面上の問題ではなく、内臓から健康であることが、本当の「美」だといっても過言ではありません。
肌状態というのは、健康状態と表裏一体。
たとえば、便秘をすると吹き出物ができる、というのは、やはり内臓からくる問題です。
また、自律神経とも密接な関係にあるため、睡眠不足で肌荒れをしてしまうというのも、非常に根拠が明確です。
あなたがまずすべき「美肌」になるための最初のステップは、ずばり「健康状態を整えること」です。このステップは、決して遠回りするステップではありません。
美しさをその場限りのものではなく、長期的にみた場合、やはり「健康」は切っても切れません。
よく耳にするけれど、意外と徹底できていない「規則正しい生活」「栄養バランスのとれた食事」「質の良い睡眠」。
これらを徹底すれば、あなたの肌は、優秀コスメの受け入れ態勢も万全になることでしょう。
「美」を内側から受け止めることにより、長期的な「美肌」をつくることができます。先行投資よりもまず、「ライフスタイルの見直し」こそが、あなたの「美しさ」を作りあげるファーストステップとなるでしょう。
気持ちの良い晴れた青空が続いていたと思いきや、雨の時期はすぐ目前。
俗に“梅雨”とよばれるその時期は、ジメジメとした湿気のせいで、せっかく整えたヘアスタイルやメイクが台無しになってしまうことも……。
でも、今年のあなたは大丈夫。
これを読んで実践すれば、崩れ知らずの「梅雨美人」になれるはず。そこで今回は、ヨレやすいアイメイク対策についてお話ししましょう。
ベースメイク時の一手間がポイント
「ツヤ肌」がトレンドの今、フェイスパウダーは少なめにしている人も多いはず。
ベースメイクで、リキッドファンデーションやクッションファンデーションなど、カバー力が高く、油分を多く含んだものを使っている場合、まばたきで運動量の多い目元や、口元はどうしても崩れやすくなりがち。
そのため、ベースメイクを仕上げる時点で、普段「崩れやすい」とわかっている箇所に関しては、しっかりめにフェイスパウダーで押さえて、崩れにくい土台をつくることが大切です。
「クリームアイシャドウ」に一層重ねる裏技
濡れた質感の目元をつくる「クリームアイシャドウ」。
クリーミーなテクスチャーがゆえに、上手に使わないとまぶたの二重ライン上にヨレたり、所々はげてムラになってしまうことも。
そんな時は、使用するクリームアイシャドウと「同系の色」もしくは「透明感のある」、ほんのりパール系のパウダーアイシャドウを、ふんわりと一層重ねてみましょう。
パウダーアイシャドウを使うと、せっかくのクリームアイシャドウが「マット」に仕上がってしまうのでは?
と不安になるかもしれませんが、ご安心を。
ポイントは、「ほんのりパールの入った」パウダーアイシャドウをチョイスすること。クリームアイシャドウの質感を損なわずに、ツヤ感のある輝きを演出することができるのです。
さりげなく押さえて密着力UP
本格的なメイク直しは、どうしても億劫になりがち。しかし、メガネをかけ直したり、髪をかきあげるのと同じ感じで、目元を軽く押さえるだけでOK。
中指や薬指で、トントンと二重ラインを押さえてなじませます。少しベタつく場合は、ティッシュで軽く押さえるだけでも、ベタつきはオフできます。
余分な油分は、ヨレの大きな原因。このようなちょっとしたアクションで「ベタつき」を取り除けば、トレンドアイメイクも長持ちしますよ。
ただ、あからさまに鏡をおいて直しだすのは、スマートではありません。あくまでも、“さりげなく”行うことで、大人の女性の気品を感じさせましょう。
さぁ、今年はあなたも「梅雨に負けないメイク」で楽しんでみませんか?
紫外線が照りつけるような日差しも、6月に入ると梅雨になって少し落ち着きます。日焼けしづらいから助かる……と油断していては、美肌は保てませんよ!
この時期、気をつけたいのが、気づかないうちに起きている「肌の脱水」です。
足音を立てずに近づく魔の手は、美肌に立ちはだかる強敵。そこで今回は、「インナードライ」と呼ばれる肌質の傾向と対策についてお話しします。
なぜ起こる?「肌の脱水」
「肌の脱水」とは、表面上は乾燥して見えなくても、「肌の内部が乾燥している」ことを指します。
「表面上」は潤って見えたり、テカって見えることから、「乾燥している」とは思わず、的確なスキンケアを行わないと、肌内部はどんどんと乾燥が進行――その結果、「インナードライ」という肌質になってしまうことに。
特に、気温が上がるこれからの季節は、エアコンなどの空調機器が多く使われます。そうすると、気づかぬうちに肌内部の水分が蒸発してしまい、しっかりとケアしているつもりでも「インナードライ状態」になっていることもしばしば……。
こういった「インナードライ状態」を避けるには、のどが渇けばこまめに水分を摂るのと同様、肌にも水分補給が必要なのです。
オールインワンスキンケアの落とし穴
1つのアイテムで、化粧水や美容液、クリームと何役もこなすオールインワンアイテム。
時短の面でも、非常に便利なアイテムだと思いますが、実は、これが「思わぬ落とし穴」だということに気づいていない人がたくさんいるのです。
人によっては、それ1本で十分ということもあるでしょう。しかし、見てわかりづらいインナードライ肌は、表面が潤って見えても、内側はまだまだ乾燥していることも……。
そのため、メイクのりが悪いと感じたり、妙なテカりが多いと感じる場合は、「オールインワン・スキンケア」ではなく、化粧水・美容液・クリームなど、アイテムをしっかりわけて的確に使うことで、インナードライ肌を回避できるでしょう。
ケア次第で変わる「メイク持ち」
一見潤っているように見えるインナードライ肌。
しかし、メイクをしても、すぐに崩れてしまったり、かさついてしまうという経験はありませんか? それこそまさに、肌内部で乾燥が起きている証拠。
つまり、水分や油分が足りていないのです。
スキンケアは、メイクの下地より前のもっと重要な部分。ここがしっかりできていなければ、メイクも素敵に仕上がりません。
仮に素敵に仕上がったとしても、メイク持ちが悪く、すぐ崩れてしまうという結果に。
これからの時期は、湿気も多くなるため、肌がベタついて感じることも多いかと思いますが、化粧水はしっかりとなじませることが大切です。
調整をするのであれば、「しっとりタイプ」から「さっぱりタイプ」に切り替えるか、クリームの量を少なめにするという工夫も1つです。
気づかぬうちに進行する「インナードライ肌」。
外側だけでなく、肌の内側からのレスキュー信号をいちはやく読みとってケアをすることで、梅雨時期に負けない肌をつくることができますよ!
夏日を記録したゴールデンウィークも終わり、気分はすっかり夏モードにシフトチェンジ。休みの楽しい思い出に浸っている反面、体はお疲れモード……という人が続出しています。
休み明けのお仕事など、忙しい日常生活に戻ってみて「あれ? メイクのりが悪いな」と感じる人も多いのでは?
それもそのはず、体と一緒で、肌もダメージを受けているため、肌の調子が良くないと感じてもおかしくありません。
夏のレジャーの強い味方である「ウォータープルーフタイプの日焼け止め」やしっかりメイクを落とすための「クレンジング」も、肌にとっては大きな負担。
そんなクレンジングによる肌への負担を軽減するためには、洗顔料で落とすことができる「ミネラルコスメ」を選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。
トラブルの落とし穴が多い夏メイク
紫外線を浴びるだけでも大きな負担のかかる肌。そんな紫外線から肌を守るべく、日焼け止めやUVカット対応のファンデーションをしっかりとつける「夏メイク」。
メイクは、紫外線による環境刺激を含めたあらゆる外部刺激から保護をする役割もありますが、肌に何かをつけている以上、少なからず負担になっていることは確かです。
メリハリの効いた大胆メイクをしたくなる夏。落ちにくいウォータープルーフタイプのアイテムを使うことから、クレンジング剤も自然と洗浄力の高いものになってしまいがち。
そのため、必要な皮脂までも洗い流され、肌は乾燥傾向になるのです。
美肌を左右するクレンジング
美肌を保つためには、「クレンジング」に着目するのが1番です。美肌の基本は、きちんと汚れを落として、しっかりと保湿を行うこと。
そのため、キレイになるファーストステップであるクレンジングは、肌にとって非常に重要なものなのです。
肌に余分なものは「きちんと洗い流し」、必要なものを「いかに肌にとどめるか」が美肌の鍵になります。
負担のかかる夏だからこそ使いたい「ミネラルコスメ」
「紫外線を浴びることによる負担」や「メイクをすることによる負担」、そして「クレジングによる負担」と、あらゆる負担がのしかかる夏。
肌が疲れることはなるべく減らしたいものですが、筆者は職業柄、自分へのメイクもしっかりと施さねばなりません。
すると、気になるのは、肌への負担。
しかし、ここ数ヶ月、逆に肌の調子が良くなりました。それはなぜだかわかりますか?
顔のなかで、1番広い面積に使用するファンデーションを「ミネラルコスメ」に替えたのがきっかけです。
ミネラルコスメのメリット
ミネラルコスメの最大のメリットは、「石けんや洗顔料で落とせる」という、肌への負担を軽減できる点。
筆者は、かねてからクレンジングオイルを常用していたのですが、ミネラルコスメに替えたことによって、クレンジングオイルは卒業しました。
そのおかげもあり、肌の乾燥が気にならなくなったと同時に、吹き出物も減り、まさに良い事づくし。
気になっていたミネラルコスメのカバー力やラスティング力も、それ以外のコスメに比べても引けを取らない仕上がり。そのため、筆者にとってはミネラルコスメが勝りました。
ミネラルファンデーションでも、SPF・PA値が日常では申し分ないレベルで作られているため、入念に日焼け止めを塗りこむことから解放されたのも、肌質を良い方向へと導いた理由の1つだと思います。
年々増えている「洗いすぎ」による肌の乾燥――クレンジングによる負担軽減には、ミネラルコスメはうってつけです。
肌へのストレスが高まる夏だからこそ、毎日使うメイクアイテムをミネラルコスメにチェンジして、肌のコンディションを整えてみませんか?
季節は、春本番。抜けるような青空、心地よい風、遠くで鳴く鳥のさえずり。夏の足音が、少しずつ近づいてきています。
紫外線が強まり、顔のことばかり気にしがちな私たち。
ちょっと待って。肌は、顔だけではありません。気温が高くなるにつれ、肌を露出するファッションが多くなったにもかかわらず、ヒジやヒザなどに「冬の名残」があってはテンションもガタ落ち。
夏の足音が近づいている今だからこそ、周りと差がつく「ボディスキンケア」で準備をしましょう。
湯船に浸かりながらのケア
気温が暖かくなってきたからといって「湯船に浸かることをやめない」ことが、肌だけでなく、心や身体にとっても吉と出ます。
しかし入浴剤などを何も入れない「さら湯」は、何も入っていないからこそダイレクトにその熱が感じられ、肌へのダメージになることも……。
そんなときには、湯船に浸かりながらケアができる「バスソルト」がオススメ。特に、アラビア半島北西に位置する死海の塩は、ミネラル分が豊富で「美肌作用」や「保湿作用」など、嬉しいことが盛りだくさんです。
お風呂上がりにマストなケア
お風呂上がりにすぐ、顔を化粧水や乳液などでケアをするのと一緒で、体もケアを欲しています。
「体にも化粧水を!」とまでは言いませんが、ボディ用乳液やクリーム、オイルなどの保湿アイテムで、入浴で失われた水分や油分を補うことがマストです。
年齢の出やすい首元はもちろん、腕や足、体の隅々まで保湿をするのが美肌の基本。スキンケアとボディケアは、一連の流れとして行うとよいでしょう。
角質が溜まりやすいところはスペシャルケアを
ヒジやヒザ、くるぶしやかかとは、どうしても角質が溜まりやすいところ。そのため、ケアを怠ると角化が進み、硬くなってしまう人もしばしば。
夏のサンダル姿で、「コチコチかかと」ほど見苦しいものはありません。
角質ケアは、基本的に保湿が命。それでもなかなか……という人は、週に1度のスペシャルケアで美肌への近道を。
入浴時に、オイルが混ざったバスソルトや、ボディスクラブなどで、気になる箇所を優しくマッサージ。すると、古い角質がはがれやすくなり、後に塗る保湿アイテムがより作用しやすくなります。
くれぐれも、ゴリゴリ・ゴシゴシはしないように!
自分の肌を「優しく穏やかに」愛でるのが、ボディスキンケアのポイントです。
こうしたボディスキンケアを毎日行うことで、来る夏のあなたの肌は、群を抜いて輝くことでしょう。
メイクは、「するもの」ではなく「纏う(まとう)」もの。
「纏う(まとう)」という語句の意味は、「身につける」という意味を持ちます。
そう、メイクは、洋服のように身にまとい、シーンによって着替えるものなのです。
それが女性のたしなみであり、自身をステップアップさせる何よりの方法。
そのため、美しい肌を維持するのは、美しい体型を維持して「洋服を纏う」のと同様、「メイクを纏」い、より美しくなるための下準備と言えます。
それができるのも、女性の特権ですよね。
デキる女性とは
タイトルにある「デキる女性」とは、「仕事」だけに限りません。
家事もそう、育児もそう――女性の仕事は、外に働きに出るだけのものではないと筆者は考えます。
「家事のデキる女性」「育児のデキる女性」、なんともいえない良い響きだと思いませんか?
職種やライフステージによって、身につける洋服は異なるものの、「勝負服」なるものは、女性なら1着は持っているのでは?
お子さんの入学式や卒業式に、カジュアルファッションで出向く親御さんはあまり見かけませんよね。
それとは逆に、入学式や卒業式で着るような、エレガントスーツで毎日を過ごしている人もあまり見かけないもの。
そう、人は、シーンによって洋服を着替えることを、当たり前のようにこなしているのです。
メイクを変える意義
では、メイクではどうでしょうか。
洋服を着替えるのと同様、メイクもシーンによって変えることで、あなたの魅力はよりいっそう映えるはず。
たとえばお仕事で、クライアントにプレゼンテーションをする際には、女性らしい華やかな「パーティーメイク」をしていくよりも、説得力のあるキリッとした「シャープなメイク」を施したほうが、仕事をより良い方向へ導けるのではないでしょうか。
眉1つにしろ、チーク1つにしろ、ポイントを絞るだけでも、印象はグッと変わるもの。
だからこそ洋服と同じく、メイクのパターンも色々とストックしているかどうかが、あなた自身のブラッシュアップの鍵になるのです。
出会いの春。メイクは、第一印象を左右する大切なもの。
あなたは、どんなメイクをチョイスしていますか?
まさか、一年中同じメイクをしている人はいないはず……。旬の食べ物を摂り入れるのが良いように、ファッションやメイクにもアンテナを張り、旬(トレンド)を取り入れるのが吉です。
たとえば、笑顔の質すらも変えかねない「チーク」。
この春、あなたは何色をチョイスしましたか? チークで、血色の良いニュアンスを加えるだけで、大きな印象UPにつながります。
VINTORTE ミネラルシルクチークカラー
湿式処方のしっとりとしたパウダーは、粉浮きすることなくピタッと密着。ほのかなツヤ感が決め手のチークカラー。
1つのパレットに、ハイライトとメインカラーの2色がセットされており、ナチュラルな立体感を演出することができるのがポイントです。
ノンケミカルで、界面活性剤・タルク・シリコン・鉱物油・合成着色/香料・防腐剤フリーの安心配合。クレンジングではなく、洗顔料で落とすことができるのも魅力の1つです。
そのため、肌への負担も軽減でき、肌質が敏感な人も安心して使えるのが嬉しいですよね。
色は、「ローズピンク」と「シフォンコーラル」の2色展開。SPF20、PA++で、春の紫外線もシャットアウトしてくれるので、紫外線対策もバッチリ!
筆者が使用しているアイテムは、「シフォンコーラル」です。別売りの、熊野筆が採用されているVINTORTEのチークブラシで、中央から外側に少し広めにぼかすことで、チークメインのメイクに仕上げました。
ナチュラルメイクがトレンドだからこそ、その他のパーツのメイクは、あえて控えめにし、春らしい顔色を彩るチークが主役のメイクは、肌の内側から元気が溢れる仕上がりに。
デキる女性は、メイクも春の装いにチェンジ。洋服だけでなく、メイクの衣替えも実践してみてくださいね!
「ミネラルシルクチークカラー」の商品詳細はこちら
「熊野筆チークブラシ」の商品詳細はこちら
この世に生息する生きものは、太陽なしには生きることができません。降り注ぐ陽射しは、命を育むとても大切なもの。
そんな必要不可欠な陽射しも、無防備な姿で浴びすぎてしまうと、美容面や健康面に影響が及ぶことも……。
ナチュラル志向が強まってきた昨今、ありのままの姿で太陽と向き合いたくなる気持ちはとてもわかります。
しかし、数年後の未来に残す爪痕は、思ったよりも大きいもの。
そこで、私たちは、年中降り注ぐ紫外線と上手に付き合い、生きていくほかありません。
紫外線と美容
太陽から発せられる紫外線には、UVA、UVB、UVCと3種類あります。このうち年間をとおして注目すべきなのは、UVAとUVBです。
※UVCは、オゾン層で吸収されてしまうため、現在のところ、地表には届かないとされています。しかし、地球温暖化の影響でオゾン層の破壊が進んでいることもあり、いつかはこのUVC対策も必要な時代がくるかもしれません。
これら紫外線のうち9割を、UVAが占めています。これは、透過性が非常に高く、部屋の窓ガラスも通って室内にも入ってきてしまうほど。
すぐに目に見える日焼けになるとまではいきませんが、確実に肌に蓄積され、奥まで達し、肌のハリや弾力を失わせる”光老化”を起こすといわれています。
一方、紫外線の残り1割であるUVBはというと、今はまだそこまで強くありませんが、5月に入ってくると少しずつ増え始め、夏には猛威を振るいます。
UVAとは異なり、肌への作用が強く、短時間浴びただけでも肌が赤みを帯び、炎症状態になってしまうほど。数日後、肌が黒くなる”色素沈着反応”を起こすのも、このUVBの仕業です。
また、強い紫外線を浴びることでメラノサイトが刺激され、シミやソバカスの原因とされるメラニン色素が過剰につくられます。
これらを聞くと、「紫外線なんて浴びたくない!」と思ってしまうところですが、私たちが生活する上で、避けては通れないモノなのです。
では、どのようにして、紫外線とうまく付き合っていけばよいのでしょうか。
紫外線との上手な付き合い方
紫外線から肌を守るためには、日焼け止めは欠かせません。しかし、幸いにも私たち女性は、メイクをします。
実は、そのメイクも紫外線対策の1つなのです。最近は、メイク下地やファンデーションにもUVカット成分が配合されているものが増えてきています。
VINTORTE ミネラルUVファンデーション
SPF50+、PA++++のUV最高基準値を実現したミネラルファンデーションです。
紫外線吸収剤不使用で低刺激なので、日焼け止めが苦手な方も、これ1つでメイクの紫外線対策はOK! 保湿力も抜群で、カバー力も◎。
それなのに、石けんで落とせるという肌にやさしいファンデーションです。
VINTORTE ミネラルUVクリーム
顔は、しっかりとメイクをするので割と対策は施されているのですが、盲点なのが”首元”や”手”。
年齢が見えやすい首元や手は、紫外線の影響により、日焼けすることはもちろん、数年後には、シワとなってあらわれることも……。
そのため、顔だけでなく、首元や手にもしっかりと日焼け止めを使用することを忘れずに。
そこでご紹介するのが「ミネラルUVクリーム」。SPF50+、PA++++のUV最高基準値を実現した日焼け止めクリームです。
こちらも同じく、低刺激タイプ。
低刺激にもかかわらず、夏のレジャーに欠かせない海やプールでもOKなウォータープルーフタイプ。
何より、日焼け止め特有の白くなりにくいのが嬉しいポイント!
保湿力も高いので、首や手元だけでなく顔にまで安心して使うことができますよ。
プラスアルファの対策
年々降り注ぐ量が増えてきている紫外線。メイクや日焼け止めだけでは、強い日差しから肌を守ることはできません。
徹底的に肌を守り抜くのであれば、日傘や首元を覆うストール、手袋などの、プラスアルファの対策が必要です。
また、日焼け止めも、朝に1回塗ったからOKということではなく、塗り直すことが大切。
クリームタイプだと塗り直すのが面倒な場合は、今はスプレータイプやフェイスパウダータイプの日焼け止めもあるので、メイク直しのついでに使用するとよいでしょう。
これらを手間に感じる人が過半数だと思います。しかし、美しくなるためには、手間がかかるもの。
そこを怠るか怠らないかで、数年後のあなたの肌が決まります。
自分の美しさを創り出すのは、自分自身です。
あなたならきっとできるはず。
どこからともなく吹く風が、花の香りをのせてとおりすぎ、五感すべてで春の訪れを感じます。
出会いと別れが入り混じるこの季節は、肌も心も移ろいがち。
しかし、どんな状況であろうとも、世の女性たちは「美しい肌」を目指して、日々のケアにいそしんでいます。
“美肌”とは、ライフスタイルやケア方法が大きく関係し、ほどよいバランスが取れた状態がまた“美肌”をつくりだす、そのルーティンなのです。
では女性が目指す「美肌の定義」とは、どんなものなのでしょうか。
美肌の定義とは
筆者が掲げる美肌の定義は、大きく分けて3つの点が挙げられます。
1. 潤いに満ち、ハリ・弾力がある
2. 健康的で透明感がある
3. 毛穴がキュッと引き締まっている
これらは、若い世代であれば、誰しもがクリアできていた条件です。
しかし、年齢を重ねるにつれ、条件をクリアするハードルが少しずつ高くなってくることを、身をもって感じる人も多いのでは?
時とともに顔に年輪が刻まれ、生きてきた証として顔に表れてくるエイジングサイン。これを、「美しくない」と唱える人もいますが、私は、これらを出現させないことよりも、出てきてしまっても、不思議と美しく見える土台をつくればよいのでは……と考えます。
年相応に、上記の3つの定義をクリアできていれば、それは紛れもなく「美肌」なのです。
手間暇が「美肌」を育てる
何もせずに「美」を手にいれることは、不可能といっても過言ではありません。
美は、健康とセットで考えられ、暴飲暴食、不規則な生活は、正直に体にあらわれてきます。
私たちが日々心がけている食事や睡眠、運動などの健康維持にまつわるものは全て、美肌を育てる大切な要素です。
まさに、畑に育つ野菜と同じ。
燦々と降り注ぐ陽光の元、水や肥料などを与え、人が手間暇をかけて育てる野菜のように、私たちの肌も一日にして育つものではないのです。
日頃の愛があなたを美しくする
今あなたは、自分にどれだけの時間を費やすことができますか?
仕事で忙しい女性、家事や育児に追われる女性――現代は、忙しい女性が多くなってきています。
自分の体は、1つしかなく、代わりはありません。少し、自分の体を愛する時間をつくってはみませんか?
お風呂上がりの10分でもいい、朝は、いつもより10分早く起きるだけでいい。手でやさしく顔に触れ、愛を注ぐがごとく、水や栄養を与えます。そう、それが「スキンケア」と呼ばれるものです。
深く呼吸をし、リラックスをしながら行うスキンケアは、肌にも心にも大きな作用をもたらします。
私たちの肌は、思っている以上に水分を必要としています。化粧水でしっかりと水分を与えて保湿することは、美肌の定義である3つの条件すべての基本となるものなのです。
干からびた土壌に肥料をいくらまいても、野菜は育ちませんよね?
肌も同じで、化粧水で満たされた肌でないと、美容液などの栄養を与えても本来のパフォーマンスを発揮しないのです。
あなたが、自分の肌をどれだけ愛して、手間暇をかけるかで、美肌をつくることができるか否かがきまります。
美肌を手にいれるのは、あなたの愛にかかっていますよ。