ミネラルファンデーションのVINTORTE(ヴァントルテ)

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メイクアップ化粧品のひとつ「コンシーラー」は、シミやそばかす、ニキビ・ニキビ跡、目の下のクマなどを隠すのには、とても便利なアイテム。

コンシーラーを使う順番は?タイプ別選び方や使い方をご紹介

ですが、使うタイミングを間違えるとかえって目立ってしまうなんてことも。そこでここでは、カバー効果を引き立てるコンシーラーの正しい使い方と使う順番についてご紹介します。

コンシーラーを正しく理解しよう

コンシーラーとは、ファンデーションでは隠しきれないシミ・そばかす、クマ、毛穴、ニキビ・ニキビ跡などの肌の色ムラを隠してくれるメイクアップアイテムのこと。

そのため基本的に、ファンデーションとは使う範囲と含まれる成分が異なります。

ファンデーションは顔全体に使いますが、コンシーラーはカバーが必要な部位にピンポイントで使います。コンシーラーを上手く使うことでファンデーションの厚塗りを防ぎ、自然なメイクに仕上げることが出来るメリットがあるのです。

コンシーラーの成分ってどんなの?

ファンデーションは顔全体に塗布することが前提のため、保湿成分や皮脂くずれ防止成分などがバランス良く配合されているのに対して、コンシーラーの役割は部分的に色ムラをカバーすることのため、「カバー粉体」という白色粉体が配合されています。

白色粉体は、シミなどをカバーする力が強い半面、ツヤ感が少なかったり白浮きしたりすることも。

もしコンシーラーを使っても上手く隠せない、白浮きしてしまう、などのお悩みがある場合は、ご使用のコンシーラーに含まれるカバー粉体と肌質の相性がよくない可能性があります。

コンシーラーの使い方

コンシーラーにも様々な種類があるため、肌質にあったタイプを選びましょう。

コンシーラーの順番はファンデーションの種類で変える

コンシーラーをより効果的に使うためには、一緒につかうファンデーションとの相性も重要です。そのため、ファンデーションのテクスチャの種類によって、コンシーラーを使うタイミングにも気をつける必要があります。

ファンデーションとコンシーラーの相性

以下に、3つのタイプのファンデーションを例に、コンシーラーを使う順番をご紹介します。

パウダーファンデーションを使う場合

パウダーファンデーションを使っている方は、ファンデーションをつける前にコンシーラーを塗りましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。

(1)日焼け止め・化粧下地
(2)コンシーラー
(3)パウダーファンデーション

コンシーラーの上からパウダーファンデーションで押えることで、コンシーラーが肌にしっかりと密着し、気になるポイントをカバーできます。

コンシーラーとファンデーションの順番を逆にすると、コンシーラーがヨレてその部分だけ目立ってしまうため気をつけましょう。

リキッドやクリームファンデーションを使う場合

リキッドやクリームタイプのファンデーションを使っている方は、ファンデーションをつけた後にコンシーラーを使うようにしましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。

(1)日焼け止め・化粧下地
(2)リキッド・クリームファンデーション
(3)コンシーラー
(4)フェイスパウダー

リキッドやクリームファンデーションは水分と油分を多く含んでいるため、コンシーラーを先につけているとファンデーションが肌になじまず、上手くカバーできなくなってしまいます。

ファンデーションとコンシーラーの順番

また、これらのタイプのファンデーションやコンシーラーを使った後、メイクの仕上げとして最後にフェイスパウダーで軽く押さえると、ファンデーションとコンシーラーがヨレにくくなります。

クッションファンデーションを使う場合

クッションファンデーションを使う方は、ファンデーションをつけた後にコンシーラーを使うようにしましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。

(1)日焼け止め・化粧下地
(2)クッションファンデーション
(3)コンシーラー
(4)フェイスパウダー

順番は、リキッドやクリームファンデーションと同じです。

ベースメイクは、「液状→粉状」の順番でアイテムを重ねるのが基本です。コンシーラーを使う順番で悩んだ時は、この基本の塗り方を振り返ってみましょう。

■ベースメイク全体の使い方の順番についてはこちら
『ベースメイクの正しい順番は?きれいに仕上げるためのポイントを解説』

肌の悩みタイプ別にコンシーラーカラーを解説

次に、主な肌悩みタイプ別に使いやすい、コンシーラーの色味について見ていきましょう。

青クマには「オレンジ系」

目の下のクマのなかでも、年齢を問わずお悩みの方が少なくないのが「青クマ」。目の下の皮膚を軽く引っ張ると、クマの色が薄くなったら青クマと判断できます。

一般的にストレスや睡眠不足、眼精疲労などによる目周りの血行不良が原因といわれており、疲れているような印象になりがちです。

青クマのカバーには、補色であるオレンジ系のコンシーラーがおすすめ。ただし、オレンジ味が強すぎて肌色から浮いてしまうと不自然になるため、気になる場合は下地にオレンジ系のコンシーラーやメイク下地を軽く仕込んだ上から、肌なじみのよい色のコンシーラーやファンデーションでなじませるようにしましょう。

黒クマには「ベージュ・オークル系」

目もとのくぼみやたるみ、骨格によって影ができることで黒っぽく見えるのが「黒クマ」。上を向くと影が薄くなるため、クマの色が薄くなったら黒クマと判断できます。

加齢によるたるみや、もともと皮膚が薄い、涙袋が大きいことなどが原因といわれています。顔の印象を暗く見せてしまう黒クマのカバーには、肌色よりも一段明るい「ベージュ・オークル系」のコンシーラーがおすすめです。また、パール系で光をプラスする方法もあります。

コンシーラーの色味

茶クマには「イエロー系」

紫外線や誤ったスキンケア、目もとをこすったりする摩擦などが原因で、角層が厚くなったり色素沈着したりすると茶色くなる「茶クマ」。目の下の皮膚を軽く引っ張っても、クマの色が薄くならなかったら茶クマと判断できます。

茶クマは、クマ自体の色味に近い「イエロー系」のコンシーラーでなじませるのがおすすめ。厚塗りになりにくく、自然な仕上がりになりやすいでしょう。

くすみカバーには「ハイライト系」

くすみが気になるからとカバー力の強いコンシーラーやファンデーションを重ねづけすると、厚塗り感が出て不自然になります。

そのため、肌を明るい印象にするために、「ハイライト系」のコンシーラーを投入しましょう。厚塗り感なく肌に自然なツヤが増して、明るい印象に仕上がります。

シミやそばかす隠しにおすすめカラーは2タイプ

シミ・そばかすをコンシーラーでカバーしたい時は、シミの濃さや大きさでコンシーラーを選びましょう。

色味の濃い小さなシミやそばかすには、肌よりワントーン暗めスティックコンシーラーがおすすめです。シミに直接塗ることで、必要な部分だけをピンポイントで集中的にカバーできます。

色味は薄く広い範囲に出ているシミやそばかすのカバーには、不自然にならないように肌なじみのよいトーンのクリーム・リキッド系のコンシーラーを。伸びがよいため、広範囲に軽くカバーできます。スティックなどの固形タイプでも、保湿力が高く伸びが良いコンシーラーなら併用できます。

ニキビカバーには「肌色よりワントーン暗いカラー」を

ニキビカバーには、肌色よりもワントーン暗いカラーのコンシーラーを使うと良いでしょう。また、ニキビが治った後のニキビ跡には、肌の色に近く肌なじみのよいカラーがおすすめです。

伸びのよいクリームタイプなら、敏感になっているニキビ部分にもやさしくフィット。ただし、炎症がひどいニキビには、悪化を防ぐためにコンシーラーは控えるようにしましょう。

■ニキビが気になる場合はこちらもチェック
『ニキビ肌のケア方法は?おすすめのスキンケアや対策方法を解説』

肌の赤みには「グリーン系」

部分的に赤みが出ている部分は、赤色の補色になるグリーン系のコンシーラーでカバー。ただし、頬全体など赤みが広い範囲にある場合、グリーン系コンシーラーを塗ると顔色が悪く不自然になるリスクがあります。

コンシーラーの色味の選び方

そのため広範囲の場合は、コンシーラーよりも薄付きのグリーン系コントロールカラーを仕込んでから、肌なじみのよい色のコンシーラーやファンデーションで自然になじませるようにしましょう。

コンシーラーのタイプ別の選び方

コンシーラーには、さまざまなテクスチャや形状のものがあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

1.スティックコンシーラー

固形の芯を繰り出して使うタイプのスティックコンシーラー。肌にしっかりと密着しやすく、一般的に他タイプと比べてカバー力に優れています。

シミやニキビ跡、小鼻の赤みなど、比較的ピンポイントでカバーする際に使いやすいコンシーラーです。

スティックコンシーラー

ただし、スティックタイプは少し硬めで密着力が高い反面、保湿力が低いこともあります。そのため、保湿成分配合の潤いのあるものを選ぶようにしましょう。

2.クリームコンシーラー

油分が多く、なめらかなテクスチャのクリームコンシーラー。スティックタイプと比べると薄づきでカバー力は低めです。

ですがメリットとしては、薄づきで伸びが良い分、広範囲に塗布しても比較的自然な見た目に仕上げられる点。

また、保湿力が高いものが多いため、乾燥肌の方や乾燥しやすい目もと・口もとにも使いやすいタイプと言えます

3.リキッドコンシーラー

水分量が多く、みずみずしいテクスチャのリキッドコンシーラー。リップグロスのようなチップ型や筆ペンのようなブラシ型などがあります。

リキッドコンシーラー

液体状で伸ばしやすいため、広範囲の肌悩みをカバーできます。サラサラタイプは薄づき、濃厚タイプはカバー力が比較的高めのため、肌なじみの良さやお悩み部分の色味などによって選びましょう。

4.ペンシルコンシーラー

手軽にピンポイントでカバーしやすいペンシルコンシーラー。

まさに鉛筆のようなタイプや、芯部分がクレヨンのような固形タイプ、筆ペンのように先端のブラシからコンシーラー液が染み出すタイプなど、さまざまな形状のものがあります。

小さく点々と広がるシミ・そばかすなどを、集中的にカバーしたい時に重宝します。

コンシーラーを選ぶときのポイント

コンシーラーを選ぶ時に押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

1. シミを隠すためには「カバー力」

シミやクマなど、気になる部分をカバーするためのコンシーラー。そのため、基本的な役割である「カバー力」は選ぶ際の第一条件になります。

コンシーラーでカバーしたいシミのなかで、最も濃い色のものがカバーできるコンシーラーを選びましょう。

2. よれにくさのカギは「密着力」

メイクにとって重要なヨレにくさやくずれにくさ。これらに大きく影響するのが「密着力」です。

コンシーラーを塗布する時はもちろん、上から別のメイクアイテムを重ねた後もキレイに密着した状態をキープできているかチェックしましょう。

3. 塗りやすさは「固さ」で決まる

コンシーラーをはじめとするメイクアイテムは、塗りやすさも大事なポイント。そこで確認したいのは、コンシーラーの「固さ」です。

ピンポイントでシミやニキビ跡などをカバーしたい時は硬めのコンシーラーを、広い範囲には伸びが良い柔らかめのコンシーラーと、使い分けるのもおすすめです。

4. 自分の肌に近い色を選ぶ

コンシーラーを塗った部分が逆悪目立ちするようなら、肌の色とコンシーラーの色の相性が良くないのかもしれません。

コンシーラーと肌の色との相性

基本的には、小さめの濃いシミには肌よりワントーン暗めのコンシーラーを使ってピンポイントでカバーし、それ以外の薄く広範囲の部位には、自分の肌の色に近くなじみやすい色を選ぶと、目立ちにくくなります。

コンシーラーを使う際のポイント

コンシーラーを使う前や使う際のちょっとしたコツが、仕上がりを大きく左右します。押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

コンシーラーを使う前の「保湿」は念入りに!

コンシーラーだけでなくメイクを始める前には、必ずしっかりと素肌の保湿ケアを済ませて、土台となる肌のコンディションを整えておきましょう。

また、スキンケア後は余分な油分が浮いているとファンデーションやコンシーラーのヨレやくずれやすさの原因になるため、軽くティッシュオフをしてからメイクの工程に移ってください。

肌の潤いやハリ感がメイクの仕上がりを左右するため、スキンケアで油断しないようにしましょう。

化粧下地やコントロールカラーは丁寧に!

コンシーラーを使う前には、ベースになる化粧下地やコントロールカラーを丁寧に仕込むこともポイントに。

コンシーラーを使う際のポイント

化粧下地やコントロールカラーには、自然に色ムラや毛穴をカバーしたり、メイクアイテムの密着感を高めたり、(紫外線カット効果がある場合)UV対策を担ったり、といった複数の役割があります。

ピンポイントでカバーを狙うコンシーラーと併用することで、厚塗りにならず美しく仕上がるようにしましょう。

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『毛穴ケア対策まとめ!たるみ・開きなどお悩み別の原因からメイク術までご紹介』

コンシーラーをのせた後は強く擦らない!

コンシーラーをのせた後は、絶対に強くこすらないようにしましょう。コンシーラーを塗布した部分やその周辺を強くこすると、せっかくのコンシーラーがヨレたりかすれたり、また肌自体にも摩擦ダメージが加わってしまったりするためです。

コンシーラーを気になる部分にのせた後、コンシーラー部分とその周辺の境目をポンポンと(メイクスポンジまたは指の腹で)軽く叩いてなじませましょう。

ピンポイントで使うならブラシを活用する方法も!

小さなシミやニキビなど、集中的にコンシーラーでカバーしたい時は、メイクブラシで塗る方法もあります。

メイクブラシは、細かな部分や凹凸のある部分にコンシーラーを塗るのに向いており、無駄な力が加わりにくいメリットもあります。

コンシーラーは広範囲に塗りすぎない

上手く使えればとても便利なコンシーラーですが、あまり広範囲に使用しないほうがよいでしょう。顔のさまざまな部位にコンシーラーを塗り過ぎると、全体的に厚塗り感が出てしまうためです。

コンシーラーはあくまで補助的なアイテムとして、気になる部分にピンポイントで使い、その他はファンデーションなどの別のメイクアイテムでカバーしましょう。

コンシーラーは上手に使って理想の仕上がりを!

コンシーラーは人には見せたくない部分を上手く隠してくれる便利なメイクアイテム。ですが、使い方を誤ったり、使いすぎたりすると本来の目的とは違う結果になってしまうことがあります。

コンシーラーはファンデーションなどと上手く組み合わせて使ってこそ、本来の効果が発揮されます。上手に活用することで、ワンランク上のメイクの仕上がりを手に入れてくださいね。

おすすめのコンシーラーとメイクアップアイテム

コンシーラー初心者の方でも使いやすく、肌なじみのよい色味でさまざまな肌悩みをカバーできる「スティックコンシーラー」、クマやくすみに輝くようなツヤをプラスできる「クリーム状ハイライター」、カラーコントロールも毛穴カバーも叶う「CCクリーム」、コンシーラーやリキッドファンデのヨレなどを防いで紫外線対策も叶う「フェイスパウダー」をご紹介します!

ミネラルシルクコンシーラー(スティック状コンシーラー )

気になるシミ、ニキビ跡、クマ、毛穴などの肌悩みを厚塗り感なくカバーできるスティックコンシーラー「ミネラルシルクコンシーラー」。
ミネラルシルクコンシーラー

肌なじみのよい色でカバー力に優れた、スティックタイプのミネラル配合コンシーラー。

シミやくすみ、ニキビ・ニキビ跡、目の下のクマ、毛穴、ほうれい線など、気になる肌悩みを厚塗り感なくしっかりとカバーします。 保湿美容成分のホホバ種子油やセラミド、シルク成分配合でしっとりと肌にフィットし、ヨレることなく繊細な肌を守ります。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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ミネラルCCクリーム(化粧下地・カラーコントロール)

カラーコントロール・日焼け止め・化粧下地・毛穴カバー・美容液の1本5役の多機能CCクリーム「ミネラルCCクリーム」。
ミネラルCCクリーム

ひと塗りで、うるおってツヤめく1本5役(カラーコントロール・日焼け止め・化粧下地・毛穴カバー・美容液)の多機能CCクリーム。

紫外線をカットする紫外線防止効果(SPF50+ PA++++)、美容成分による優れたスキンケア効果、気になる毛穴や凸凹をカバーするメイクアップ効果でナチュラルなツヤ肌を叶えます。

ミネラルとエーデルワイスエキスなどの希少なオーガニック成分である6種の植物エキス配合。一日中潤いが続き、酸化セリウムにより肌の色素沈着を引き起こすブルーライトからも肌を守ります。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。敏感肌パッチテスト済み。

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ミネラルUVパウダー(フェイスパウダー)

肌にやさしく紫外線カット!テカリ崩れを防止して透明美肌が続く日焼け止めフェイスパウダー「ミネラルUVパウダー」。
VINTORTEミネラルUVパウダー

紫外線カット(SPF50+ PA++++)・保湿ケア・テカリ防止が叶うミネラルUVパウダー。

天然ミネラル成分とピュアシルクパウダー配合で、長時間くすまず透明感のあるツヤ肌へ。特殊コーティングで時間がたっても崩れず、美肌をキープします。また、肌触りの良いパフが簡単にふんわりきめ細かい仕上がりを実現。

ブルーライトも99.4%カットでき、外部刺激から肌を守ってしっとり感が続きます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、鉱物油、シリコン、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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額や鼻のTゾーンはべたつくのに、頬や口もとなど乾燥している部分もある……。このようなべたつきとかさつきの両方にお悩みの肌タイプは「混合肌」とされています。

混合肌ってどんな肌質?乾燥やテカリの原因は?正しいスキンケアを学ぼう

部分的に肌質の差が激しい混合肌さんは、どのようにスキンケアをすればよいのか悩むことが多いのではないでしょうか?

そこでここでは、複雑な肌悩みを解決するために、混合肌の原因や正しいスキンケアの方法、健やかな肌を目指すための生活習慣などをご紹介します。

ミネラルファンデーションのVINTORTE(ヴァントルテ)

混合肌とは

混合肌とは、肌の部位によって皮脂の分泌量や水分量が違っている肌状態のこと。

たとえば、おでこから鼻の頭にかけて(Tゾーン)の皮脂分泌量が多くべたつきやすいと同時に、頬やあごにかけて(Uゾーン)の皮脂分泌量が少なく乾燥しやすい肌のことは、混合肌と判断できます。

TゾーンとUゾーン

また、日によっては肌全体が乾燥したり、皮脂の分泌量が増えたりすることも。このような肌状態の変化が多いことから、自身が混合肌だと気づいていない方も多くいるのです。

その他のタイプを知ろう

肌質は、皮脂と水分のバランスによって大きく4つのタイプに分けられます。混合肌は、この4タイプのひとつです。

混成肌は、他タイプの肌の特徴が異なる部位で同時に出たり、日によってどれかに傾いたりします。そのため他の肌タイプの特徴も、混合肌を知るために踏まえておきましょう。

皮脂と水分のバランスによる4つの肌タイプ

普通肌

普通肌とは、水分と皮脂のバランスがとれた状態の肌のこと。

肌表面のバリア機能が正常に働いており、他の肌質と比べて大きな肌トラブルが少ないといわれています。

ただし、夏は皮脂量が多くなったり冬になると水分が不足して肌が乾燥したりと、季節の変化によって他の肌タイプに傾く可能性があるため、油断は禁物です。

脂性肌

脂性肌とは、皮脂が過剰に分泌された状態の肌のこと。

水分量は十分あるため乾燥は気にならず、皮脂によるテカリやべたつきを気にする方が多くなります。また、余分な皮脂が毛穴につまってニキビができやすかったり、毛穴が大きくなりやすかったりと、毛穴に関するトラブルが多い特徴もあります。

乾燥肌

乾燥肌とは、肌内部の水分や皮脂が不足し、乾燥している状態の肌のこと。

肌表面のバリア機能が低下している可能性があり、肌のツッパリやかゆみ、皮むけ、粉ふきなどの肌トラブルが現れやすい特徴があります。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

また、乾燥によるシワができやすく、肌表面がかさつくため化粧のりも悪くなることがあります。

混合肌の見分け方

混合肌かどうかによってスキンケアの方法など、対策が変わってきます。そのため、まずはご自身の肌タイプをチェックしてみましょう。

チェック方法として、洗顔後にスキンケアを行わず、数分時間を置きます。その際の肌の変化を確認してください。

混合肌の場合、頬や目もとなどが乾燥し、つっぱる感じがあると同時に、おでこや鼻などのTゾーンには皮脂が浮いてきます。

普通肌の場合は、つっぱりやかさつきといった肌の違和感はほとんどありません。脂性肌の場合は、部分的な乾燥がなく、全体的にべたつきがあり皮脂で顔全体がてかり始めます。乾燥肌の場合は、全体的につっぱりを感じ、皮脂浮きは見られません。

現在どのような肌タイプになっているのか定期的に確認し、肌タイプに合った適切なケアをおこなうようにしましょう。

混合肌の人によくある悩みとは?

多くの混合肌さんが抱える悩みとして、肌の部分で異なったトラブルが起きることがあげられます。

皮脂の分泌量が多い部分ではべたつきや毛穴の開き、ニキビなどがあらわれ、化粧崩れの原因にもつながります。

また、皮脂の分泌が少なく水分量が減っている部分では、乾燥して肌がカサカサになり、ひどい場合は赤みが出てくることも。

季節性の変化もあり、夏は気にならない乾燥が冬ではひどくなり、かさつきが出てきたり、逆に季節によって皮脂のべたつきが気になったり、といった場合もあります。

混合肌に最適なスキンケア方法とアイテムをご紹介

ではここからは、混合肌におすすめのスキンケア方法をご紹介します。

正しいクレンジングの選び方・方法・注意点

混合肌の場合、脂性肌向けクレンジングが良いのか、乾燥肌向けクレンジングが良いのか迷いがち。

ですが、基本はどの肌でも同じく、ファンデーションやメイク下地などのメイク汚れはしっかりと落としつつ、肌に必要なうるおいは残してバリア機能を守るものを選びましょう。

そこで、極端にクレンジング力(脱脂力)が高すぎるものは注意が必要です。なぜなら、皮脂量が少ない乾燥部分の皮脂まで過剰に取り去ってしまい、肌の乾燥がさらにひどくなるリスクがあるからです。

次に、クレンジングの方法を見ていきましょう。

目もと・口もとのポイントメイクで、ウォータープルーフタイプなど落ちにくい化粧品を使用している場合は、ポイントメイク専用のリムーバーで先にそちらのメイクを落としてから、以下の手順を行ってください。

1.手を清潔に洗ってから水分をよく拭い、乾いた手にクレンジング料を適量取ります。
2.クレンジング料を手のひらで人肌に温めてから、顔全体に広げてなじませます。
3.両頬から始め、額に向かって、指でらせんを描きながらメイクとなじませます。
4.目の周りは強くこすりすぎないように、特に優しくなじませることを注意しつつなじませます。
5.鼻、顎にもクレンジング料をなじませます。その際、汚れが溜まりやすい小鼻の脇は入念に。
6.クレンジング料とメイクが全体的になじんだら、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。

クレンジングを行う際の注意点として、肌をこすりすぎないようにしてください。強くこすると肌にダメージを与える可能性があります。メイク汚れを浮かして、メイクとクレンジング料をなじませるようなイメージでおこないましょう。

また、すすぎの際はお湯が熱いと肌に必要な皮脂まで流れて乾燥しやすくなるため、32~34度程度のぬるま湯で、すすぎ残しがないように丁寧に流すようにしてください。

■クレンジングについて詳しくはこちら
『クレンジングの正しいやり方とは?基本から解説!』

正しい洗顔料の選び方・洗顔方法・注意点

クレンジング料と同じく、洗顔料も極端に皮脂を取り除きすぎるものは避け、肌の潤いを守れる保湿成分配合のものを選びましょう。

洗顔の方法は以下の手順です。

1.手を清潔に洗います。
※W洗顔が必要なクレンジング料を使用した後に洗顔を行う場合は、クレンジング料もしっかりと落としましょう。
2.顔をぬるま湯で軽くすすぎます。
3.洗顔料を適量手に取り、ぬるま湯でたっぷりと泡立てます。
※泡立ての際に泡立てネットを使うと簡単に泡立ちます。

泡洗顔
4.クレンジングの際と同様に、こすらずに優しく肌を洗います。
  ※泡のクッションで汚れを吸着するイメージです。
5.額や小鼻など、汚れが溜まりやすい部位は、指の腹で優しく入念に洗います。
6. ぬるま湯で洗い流します。
※洗顔料が残ると肌トラブルにつながるため、髪の生え際やフェイスラインまでしっかりとすすぎましょう。

 
洗顔を行う際の注意点として、力を入れて洗顔をすると肌がこすれてダメージを受けてしまうため、しっかりと泡立てた洗顔料で包み込むように洗ってください。泡は、手のひらを下に向けた際、落ちない程度の泡立ちが理想です。

また、洗顔後にタオルで水分をふき取る際もゴシゴシとこすらず、タオルで水分を吸い取るように優しくぬぐい取りましょう。

■洗顔について詳しくはこちら
『正しい洗顔のやり方とは?肌タイプ別の洗顔料の選び方もチェック』

正しい化粧水・ローションの選び方・つけ方・注意点

皮脂過多の原因として、「水分不足による乾燥から肌を守るために、毛穴から皮脂が過剰分泌されている」可能性があります。

そのため、化粧水には様々な種類がありますが、皮脂のべたつきも乾燥も気になる混合肌には、保湿力を重視した化粧水をおすすめします。

化粧水のつけ方は以下の通りです。

1.化粧水を適量、手のひらに取ります。
2.手のひらで人肌に温めてから、顔の内側から外側にかけてなじませます。
3、全体になじませたら、顔全体を優しくハンドプレスして化粧水をさらになじませます。

注意点としては、肌を強くたたいたりこすったりせず、優しくなじませるようにしましょう。また、乾燥が気になる部分は重ね塗りなどをし、十分に保湿してください。

■化粧水について詳しくはこちら
『化粧水の効果的な使い方は?付けるタイミングや順番について解説!』

正しい乳液・クリームの選び方・つけ方・注意点

混合肌の場合、中には皮脂のべたつきを気にして、しっとりとした乳液・クリームはあまり使用しない方もいます。

ですが、先述したように、皮脂のべたつきは肌の乾燥が原因のこともあり、また部分的な乾燥もカバーするために、保湿力のある乳液やクリームを使用するようにしましょう。

乳液・クリームのつけ方は以下の通りです。
※乳液もしくはクリーム、どちらか一方のご使用で結構です。乾燥がひどい場合には、併用してもOKです。

1.乳液・クリームを適量、手のひらに取ります。
2.手のひらで人肌に温めてから、顔の内側から外側にかけてなじませます。
3.乾燥が気になる部分には重ね塗りを行いましょう。

注意点としては、べたつきやてかりが気になるからといって、乳液・クリームを少量しか塗布しないのはNGです。化粧水で補った水分蒸発を防ぐためにも、きちんと油分や保湿・美容成分で顔全体をおおうようにしましょう。

■乳液・クリームについて詳しくはこちら
『乳液とクリームってなにが違うの?乳液・クリームの基本機能と肌質による使い分け方法』

混合肌を避けるための生活習慣

適切なスキンケアに気をつけながら、身体の内側からも健やかな肌を目指すための生活習慣をご紹介します。

脂っこい食事を控えよう

食事は直接、肌の状態に影響を与えます。脂っこい食事をとると皮脂の分泌量が増え、肌のべたつきやてかりにつながるのでできる限り控えましょう。

皮脂が出やすい食品イメージ

脂質の主な構成成分である脂肪酸は、大きく「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」に分類されますが、特にラードなどに含まれる飽和脂肪酸の取り過ぎは注意が必要です。

また、アルコール類も皮脂の分泌を促すため、取り過ぎには注意しましょう。

和食でバランスの取れた食事を意識しよう

炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン、食物繊維、フィトケミカルの7大栄養素をバランスよく摂ることが、混合肌をはじめとする肌悩みの予防や改善につながるといわれています。

中でも和食は、脂質とのバランスもよいとされます。

過剰な皮脂分泌を抑えるビタミンB6が含まれるまぐろやかつお、肌のバリア機能を高めるビタミンB2が含まれる納豆やほうれん草のお浸し、コラーゲン生成など肌の健康に関わるビタミンCが含まれる小松菜などをバランスよく取り入れた一汁三菜の和食を、意識的に摂るようにしましょう。

睡眠をしっかりとり体内時計のリズムを整えよう

混合肌に限らず、睡眠不足や不規則な生活は肌に大敵です。

体内時計のリズムが崩れると、睡眠時の成長ホルモンの分泌に影響を与えて肌荒れが起きやすくなるだけでなく、皮脂分泌を活性化する男性ホルモンの分泌が優位になり、結果的にニキビの原因にもなります。

なお、質の高い睡眠が成長ホルモンを促進させることから、入眠前にコーヒーなどカフェインが含まれた飲み物を避けたり、休日も寝だめしたりせず、一定のリズムで睡眠をとることを心がけましょう。

部屋の湿度を保ち肌を乾燥させないようにしよう

夏の冷房や冬の暖房器具により室内の湿度が低下すると、肌が乾燥しがちに。すると外部刺激から肌を守ろうと、皮脂が過剰に分泌されることがあります。

適切な湿度

このように、外気の乾燥が肌の油分と水分のバランスが崩れる要因になるため、部屋の湿度を適切に保ち、乾燥を防ぎましょう。また、エアコンの風や扇風機など直接当たりすぎると、より乾燥が進むことがあるため、風量や風向にはご注意しください。

紫外線からのダメージを避けよう

肌にダメージを与える紫外線は、混合肌にも悪影響があります。

紫外線によって肌表面のバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発し乾燥肌に。それを補おうと皮脂の分泌量が増える可能性があるのです。

なお、紫外線は日差しの強い夏場だけ注意すればよい思われがちですが、実際は当然ながら一年中地表に降り注いでいます。

敏感肌になる外的要因の紫外線の弊害

特に肌深部に影響を与える紫外線A波(UVA)は雲やガラスを通り抜けるため、曇りの日や屋内に関わらず、毎日紫外線対策を行うようにしましょう。

皮脂と潤いのバランスはスキンケア習慣で整える

混合肌は、皮脂トラブルも乾燥トラブルもあるため、どのようにケアをすればよいか迷うことがあります。

ですが、これまでのスキンケア方法や生活習慣を見直すことで、皮脂と潤いのバランスの取れた理想の肌コンディションになれるはず。まずは今の肌の状態をチェックして、適切なケアを続けるようにしましょう。

混合肌の方におすすめのスキンケア商品

乾燥トラブルや乾燥による皮脂過多を抱える混合肌に使いやすい、高保湿成分ヒト型セラミドをはじめとした美容成分配合、潤いを与えてバリア機能を整えるスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、乾燥しやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔料)

毛穴汚れを潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、敏感になりがちな肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して汚れをすっきりに!

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

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ミネラルシルクソープミネラルシルクソープ

潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。

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ボタニカルモイストローションボタニカルモイストローション

混合肌・乾燥肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、混合肌・乾燥肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム

乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる混合肌・乾燥肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム

保湿成分が水分蒸発を防いで、刺激から守るフェイスクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角質層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス、加水分解コラーゲンが、肌の内側が乾燥して敏感な肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにみずみずしいハリツヤ肌へ。

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ふと鏡を見ると気になるのが肌のくすみ。以前よりも顔色がなんとなくどんよりとしている……と、くすみ肌にお悩みの方は少なくありません。ですが、そもそも「くすみ」とは何でしょうか? 

そこでここでは、肌のくすみに注目し、くすみの主な原因とそのケア方法についてご紹介します。

くすみ肌とは

くすみ肌とは、肌が本来持っている明るさやツヤが失われ、肌のトーンが普段よりも一段暗く見えるようになる状態をさします。また、くすみは放置しているといずれ部分的に色が濃くなりシミに変化することも。

くすみの原因にはいくつか種類があるため、原因に合わせた正しい対処法をしないと健やかな肌をキープするのは難しいと言えます。

加齢によってくすみやすくなることもありますが、原因によっては20代でもくすみ肌になる可能性もあるため、年齢に関わらずぜひチェックしてみましょう。

肌のくすみはなぜ起こる?

では、肌がくすんでしまう主な原因を見ていきましょう。

原因① 角質層の厚み

人間の肌は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできています。さらに表皮は、角質層(角層)を含む複数の層で構成されています。

角質層は肌表面にあり、肌の内側の層で作られた肌細胞が、徐々に上の層に向かって上がっていきます。

そして、古い角質細胞がアカとなって自然に剥がれることで、肌は新しい角質細胞へと生まれ変わります。この一連のサイクルが、ターンオーバー(新陳代謝)と呼ばれる仕組みです。

ターンオーバーの周期

ですが、このターンオーバーの周期が何らかの原因によって遅くなると、古く角質細胞が剥がれることなく厚く蓄積され、角質肥大となります。これにより、肌は暗くくすんでしまうのです。

ターンオーバーの乱れによる角質肥厚

ターンオーバーが乱れる原因としては、加齢や保湿不足の誤ったスキンケア、睡眠不足、ストレス、栄養不足などがあげられます。

原因② 誤ったクレンジング選び

クレンジング料には様々な種類がありますが、注目すべきは「メイクを落とす力と肌への負担」の関係です。

日によってメイクの濃さが異なる場合、いつでも洗浄力の強いクレンジング剤を使用していると、肌に必要な皮脂まで取り去ってしまい、肌ダメージが蓄積されてしまうことに。

ですが、肌に優しいからとメイク汚れがすっきり落ちないクレンジング剤を使い続けていると、メイク汚れがくすみの原因になり、肌荒れなどの肌トラブルの要因になるリスクもあります。

そのため、クレンジング剤はメイクの濃さによって使い分けたり、普段ほどこすメイクの汚れはすっきり落ちつつ保湿力もあるクレンジング剤を選んだりするようにしましょう。

原因③ 肌の乾燥

頻繁に洗顔をおこなったり、スキンケアによる保湿を怠ったりすることによって、角質層を覆う皮脂膜や角質層内の高保湿成分セラミドなどが不足すると、肌に本来あるバリア機能が低下します。

すると、肌の内側の水分が蒸発しやすくなります。これが乾燥肌の原因に。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

乾燥肌になると、肌は衰えたバリア機能を補うために、角質層を厚くしようとします。さらに、水分が不足しているために、透明感が減少。ハリがなくなることで毛穴が開き、影を作り出します。

これらのことが複合的にあわさり、くすみ肌になってしまうのです。

くすみ肌の種類と原因、解消方法

「くすみ」と一口に言っても、その原因は生活習慣や食生活など、人によってさまざまです。そのため、肌のくすみの原因について知らないと誤った対処をしてしまうことに。

くすみの原因は、一般的に6種類のタイプに分けられると言われています。まずは以下の6種類のどれに原因が当てはまるか、客観的に自己診断してみましょう。

くすみ① 乾燥による灰色がかったくすみ

肌が灰色に見える。毛穴が目立つ。季節の変わり目に肌荒れしやすい。

これらは肌が乾燥してバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい人に起こりがちな現象です。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

ターンオーバーの周期も不安定になるため、古い角質が溜まって肌のキメも乱れ、灰色がかってくすんだ印象になってしまいます。

そのため、たとえばエアコンの効いた部屋では、できるだけ加湿を心がけましょう。さらに、肌のお手入れでは保湿成分配合の化粧水で潤いを補い、最後にクリームで油分や保湿成分をプラスして、肌内部の水分蒸発を防ぎましょう。

くすみ② 沈着したメラニンによる茶褐色のくすみ

屋外で過ごすことが多い・多かった。クレンジングや洗顔でゴシゴシ洗いがち。顔のむくみケアに熱心。

こんな方は、肌が茶黒や薄い褐色くすみになりがちです。これは紫外線や摩擦から肌を守るためにメラニン(メラニン色素)が生成されるため。

通常メラニンは、ターンオーバーによって古い角質と一緒に排出され、いつまでも肌表面に残ることはほぼありません。ですが、紫外線や過度の摩擦などの外部刺激によって肌内部に活性酸素を生じると、肌の働き自体が低下し、ターンオーバーが乱れることに。

その結果、メラニンがうまく排出されず色素沈着してしまうのです。

メラニン色素発生のメカニズム

そのため、まずは一年をとおして日焼け止めを必ず塗り、紫外線対策をしっかりとおこないましょう。

また、むくみ対策として良く使用される美顔ローラーなどのマッサージツールは、顔の下半分にのみ使うようにしましょう。頬骨より上の肌は薄く摩擦ダメージを受けやすいため、メラニンができやすかったり角質が厚くなったりするリスクがあるためです。

くすみ③ 血行不良による青黒い感じのくすみ

冷え性で、春夏でも手足が冷たくむくみやすい。疲れやすい。目の下にクマができやすい。

こんな方は毛細血管が青く目立ちやすいため、肌が青っぽくくすんで見えます。これは血液の循環が悪く、肌に十分な栄養が行き渡らないのが原因です。

そこで、ランニングやウォーキングなど適度な運動で血液の循環を促し、汗をかくことが重要です。また、入浴はシャワーで済ませず、湯船にお湯をためて半身浴を楽しみましょう。シャワーは体の表面だけを温めるので血行促進にはなりません。

また、体を温める食材の生姜や根菜類、ブロッコリーなどを積極的に摂り、体の内部から温めましょう。

くすみ④ 糖化による黄色みを帯びたくすみ

朝食を食べない。食事の時間が不規則。パンやごはんなど炭水化物が好き。甘いお菓子や清涼飲料水などをよく食べる。

こんな方は糖化による黄くすみの可能性があります。

糖化による黄色みを帯びたくすみ

糖質を多少に摂取すると、過剰な糖質が蓄積されて肌のタンパク質と結びつき、AGEs(最終糖化生成物)に変化します(=糖化)。AGEsは黄褐色なので黄色いくすみになるのです。

このような場合、対策として食事の際に野菜から食べるようにしましょう。糖質主体の食べ物を食べると血液中の糖が増えますが、野菜を先に食べることで血糖値の上昇を緩やかにすることができるためです。

また、食事が終わったあとは、1時間以内に代謝されないと糖は蓄積されます。運動すると摂取した糖がエネルギーに変換されるため、食後は適度な運動を心がけましょう。

また、ナッツは低糖質で血糖値の上がりづらい食材のため、小腹がすいた時はナッツ類がおすすめです。

くすみ⑤ 古い角質が蓄積して起こる、ごわついたくすみ

ついつい外食で済ませてしまう。忙しくて疲れが溜まって抜けきらない事が多い。睡眠の質が悪い。

このような生活を送っているとターンオーバー周期が低下し、角質が肥厚して肌が柔軟性を失い、ごわごわと透明感のないくすみ肌になります。

このような場合、睡眠時には部屋を暗くして、起床時には十分に日光を浴びて体内時計を整え、質の良い睡眠を取ることでターンオーバーを整えましょう。

また、肌を作り出す材料となるタンパク質や、抗酸化物質を多く含む緑黄色野菜などをバランスよく摂取するように食生活を見直しましょう。

くすみ⑥ 生活習慣の乱れが原因のくすみ

多量の飲酒をする。喫煙をする。カフェインをとりすぎている。

このような生活習慣は、睡眠不足や栄養不足、血圧上昇による血行不良をまねく要因になります。

生活習慣の乱れが原因のくすみ

飲酒は少量なら血管を広げて血圧を下げますが、過度の飲酒は血圧を上げます。また、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェイン、タバコに含まれるニコチンは血圧を上げます。

高血圧は血行不良の原因となり、肌荒れ・肌のくすみを引き起こします。飲酒や喫煙、カフェインの摂取量を減らすことを心がけましょう。

肌のくすみが与える見た目のデメリット

肌がくすんでいると、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

不健康そうに見える

肌がくすんでいると、不健康そうな印象を与えてしまい、メイクでカバーしようとしても時間が経つほどに疲れているように思われがちです。

たるみやシワに発展する

くすみの主な原因は、乾燥や血行不良を原因としたターンオーバーの遅れや乱れです。これらを放置しておくと、いずれシミ・シワ、たるみなどのエイジングサインに発展しがちです。

肌のくすみ対策

肌のくすみトラブルを予防するには、普段の生活習慣の積み重ねがポイントに。どのような点に気をつければよいのか、見ていきましょう。

スキンケアを正しく行う

バリア機能が低下している乾燥肌は、外部刺激が肌内部にまで侵入しやすくなっているためダメージを受けやすく、ターンオーバーの乱れにつながります。その結果、くすみをはじめとした様々な肌トラブルをまねいてしまうことに。

そこで、毎日使用するスキンケアアイテムは、保湿・保水性が高い美容成分が配合されたものを選ぶようにしましょう、中でもセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、グリセリンなどの保湿成分が配合されているものが良いでしょう。

スキンケアアイテムイメージ

また洗顔の際、熱すぎるお湯ですすいだり、強くごしごしと肌をこすったりすると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで落としてしまい、肌の乾燥につながるため避けましょう。

すすぐときはぬるま湯にし、洗顔の際はしっかりと泡立てた泡で、優しく肌を洗ってください。

さらに、洗顔後や入浴後は肌が乾燥しやすい状態です。そのため、すぐに化粧水で水分をあたえ、乳液やクリームなどで油分をプラスして水分が蒸発しないように肌表面を保護しましょう。

偏りのない食事や睡眠の質を高める

栄養の偏った食事はくすみだけでなく、そのほかの肌トラブルにつながります。

中でもケーキや小麦で出来たお菓子などのとりすぎには要注意。タンパク質と糖質が結びつき、糖化が起こることでくすみにつながります。

また、肌の健康維持に欠かせないビタミン類の不足や、血行促進に必要な鉄分の不足もくすみにつながるため、栄養バランスのよい食事を摂ることを心がけましょう。

さらに、睡眠不足や疲労の蓄積も、成長ホルモンの分泌量の低下やターンオーバーの乱れをまねき、くすみの原因に。

そのため、睡眠不足や睡眠サイクルの乱れがある場合、寝る前のカフェイン摂取やスマートフォンなどの電子機器を見続けることを避け、毎日決まった時間でしっかりと眠れる環境づくりを心がけましょう。

運動や入浴で汗をかく

運動や入浴で汗をかくことは、くすみの予防や改善対策になります。

人の肌は、汗をかくことで弱酸性が保たれています。そして、くすみ予防に重要なターンオーバーが整うのは、肌が弱酸性の時なのです。そのため、運動や入浴で良質の汗をかくことで、弱酸性の肌を保つことがポイントに。

そのため、入浴時はシャワーだけではなく浴槽につかり、ゆっくりと汗をかく時間を作りましょう。なお、長時間の入浴が苦手な方は、水圧による負担の少ない半身浴をお試しください。

運動や入浴で汗をかくことは、くすみの予防や改善対策

また、適度な有酸素運動は、汗をかくと共に成長ホルモンの分泌を促す効果も期待されています。汗をかいた後は、しっかりと水分補給を欠かさないように注意しましょう。

血行促進のためのケア方法

くすみの原因となる血行不良対策の中でも、自宅で簡単にできるホットタオル(蒸しタオル)をつかった血流改善方法は、肌の乾燥も一緒に対処できます。

【ホットタオル(蒸しタオル)の作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.1のタオルをロール状に巻いて、乾かないようにラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます ※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます

すぐに顔に乗せてしまうとやけどすることもあるため、温め終わったらタオルを広げて少し冷やしましょう。顔に乗せる際は温度を確かめ、熱すぎず気持ちよくなる程度の温度で顔に乗せてください。

ホットタオル美容法

洗顔のあとや入浴中、スキンケアの前に肌を温めることで血流が促進されますよ。

うるおい肌でくすみをなかったことに!

くすみの原因は、意外にも生活習慣や食生活など、さまざまなところに潜んでいます。また、毎日少しずつ蓄積されるくすみは、気づいたときには他の肌トラブルもまねいていることも。

透明感のある美しい肌を手に入れるためには、日頃から適度な運動・バランスのよい食事を心がけ、保湿スキンケアで肌の外側からも内側からも健やかなツヤ肌づくりを目指しましょう。

肌のくすみが気になる・予防したい方におすすめのスキンケア商品

ここからは、乾燥によるくすみ肌にお悩みの方におすすめの、高保湿成分ヒト型セラミド配合のスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(フォームタイプ)

潤い守って毛穴汚れはすっきりな洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、潤いは守って肌に摩擦を与えずに洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残します。

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

■ボタニカルモイストウォッシュの商品詳細を見る▶

ミネラルシルクソープ(固形タイプ)

潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。

■ミネラルシルクソープの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

■ボタニカルモイストクレンジングミルクの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角層に浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

■ボタニカルモイストローションの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌のバリア機能を整えて、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

■ボタニカルモイストセラムの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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美肌を保つ上で、毎日欠かせないスキンケアのひとつ「洗顔」。ですが、ついつい疲れて簡単に済ませたり、時間に追われて雑に洗ったりしていませんか。

実は、朝晩毎日行う洗顔をおろそかにしていると、少しずつ肌にダメージが溜まっていくことに。

正しい洗顔のやり方を解説!洗顔料の選び方もチェック

そこでここでは、洗顔がなぜ美肌づくりに重要なのかご説明し、押さえておきたい正しい洗顔方法や洗顔料の選び方などをご紹介します。

正しい洗顔の重要性とは

まずは、どうして「正しい洗顔」をすることが美肌にとって重要なのか、見ていきましょう。

正しい洗顔は肌のターンオーバーを整えられる 

ターンオーバーとは、古い角質(角質細胞)が剥がれ落ちて、新しい肌細胞に生まれ変わる「肌の生まれ変わりサイクル」のこと。

ターンオーバーの周期

ターンオーバーは一定の周期でおこなわれますが、一般的に加齢とともにその周期は長くなっていきます。健康な20代ならおよそ28日、30~40代だとおよそ45日かかるようになると言われています。

ターンオーバーの周期が長くなると、通常はアカとなってはがれる古い角質が肌表面に長く留まることになり、肌の透明感が失われてキメの粗さやくすみなどの原因に。さらに、メラニン色素が蓄積されて色素沈着し、シミに変化することもあります。

そこで重要なのが正しい洗顔です。洗顔を正しくきちんと行えば、肌トラブルの原因になる余分な皮脂や汚れ、古い角質は落としながら肌の潤いは保てるため、肌の調子がよくなり、結果的にターンオーバーが整います

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間違った洗顔は様々な肌トラブルを招く可能性が

正しく丁寧に洗顔をせず、毎日適当に洗顔をしていると、肌トラブルの原因になる汚れや古い角質が落ちきれず、毛穴詰まりやニキビ、そのほか炎症を起こすリスクが高まります。

反対に、汚れをしっかりと落とそうとゴシゴシと強い力で肌をこすったり洗浄力の強い洗顔料で洗い続けたりしていると、肌が乾燥してバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れてさまざまな肌トラブルにつながると考えられます。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

正しい洗顔のやり方

次に、正しい洗顔のやり方について、6工程に分けて見ていきましょう。

1.洗顔前に手を洗い、ぬるま湯で顔を濡らす

洗顔の前に、まず手を洗って清潔な状態にしましょう。手に油分や汚れなどがついていると洗顔料の泡立ちが悪くなり、手の雑菌や汚れを顔につけてしまうことにもなるためです。

また、あらかじめ顔の肌もぬるま湯で濡らしておきましょう。乾いた肌の上では洗顔料の泡がつぶれやすく、洗顔時の肌への摩擦につながる可能性があるためです。

なお、顔を濡らす際に冷水を使うと、毛穴が閉じてしまい、毛穴の汚れが落ちにくくなります。そのため必ず32~34度程度のぬるま湯を使うようにしましょう。

2.洗顔料をしっかりと泡立てる

濃密な泡で洗顔するために、洗顔料に水かぬるま湯を少量ずつ数回に分けて足しながら、しっかりと泡立てます。手のひらを上下反対にしても泡が落ちないようになったら、泡立て完了です。

泡洗顔

なお、手で泡立てるのが難しいときは、泡立てネットを使いましょう。

3.洗顔のコツ「泡をクッションにして洗う」

洗顔は、手や指ではなく、「泡で洗う」ことを念頭に置きましょう。

洗顔というと、汚れを落とそうと手で直接ゴシゴシこすってしまいがちですが、それでは肌に摩擦ダメージを与えてしまうため厳禁。

「泡で洗う」とは、顔の肌を直接手や指でこするのではなく、手のひらと顔のあいだに泡をはさみ、「泡をクッションにして、(泡に汚れを吸着させて)洗う」という意味なのです。

正しい洗顔のやり方

なお、洗う部位の順番ですが、まず、皮脂分泌が多いTゾーン(額と鼻筋)に泡を多くのせて、泡でマッサージするように洗います。

その後、皮脂の分泌量が少ないUゾーン(頬からあごにかけて)皮膚が薄く乾燥しやすい目もと・口もとの順番に泡をのせて軽く洗います。

凹凸のある小鼻や唇の下など細かな部位は、指の腹を使って泡で優しく洗いましょう。

4.ぬるま湯でしっかりすすぐ

顔全体を洗い終わったら、32~34度程度のぬるま湯でしっかりすすぎます。肌に洗顔料が残っていると肌トラブルの原因になるため、こすらずにしっかりとすすいでください。

洗顔時の洗い流しの注意点

髪の生え際、小鼻周辺、フェイスラインなどは、すすぎ残しやすい部位のため、特に注意にしてすすぎましょう。

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5.柔らかく吸水性の高いタオルで優しく水分を拭き取る

すすぎ終わったら、柔らかくて吸水性の高いタオルで、肌の水分を拭きます。

正しい洗顔のやり方

タオルでゴシゴシとこすって拭くと肌に刺激を与えてしまうため、水分をタオルに吸い取らせるイメージで、必ずタオルで肌を軽く押さえるようにしましょう。

6.すぐに保湿する

洗顔後の肌は、乾燥しやすい無防備な状態です。タオルで水分を吸い取ったら、すぐにスキンケア(化粧水、美容液、乳液・クリーム)で水分・油分、保湿美容成分を肌に与えて保湿しましょう。

洗顔のときにやってはいけないこと

洗顔時に多くの方がやりがちなNG行動について見ていきましょう。

1.極端な冷水、お湯で洗顔する

洗顔に冷たい水を使うと、毛穴が閉じてしまい、毛穴汚れが落ちにくくなります。また、毛穴に詰まった古い角質や皮脂は32度程度から溶け始めるため、冷たい水ではうまく取り除くことができないデメリットもあります。

一方、熱すぎるお湯を使うと、肌に必要な皮脂まで流れてしまい、肌が乾燥しやすくなってしまいます。

以上から、洗顔のときには冷水や熱すぎるお湯は避け、32~34度くらいのぬるま湯を使うようにしましょう。

2.シャワーを使う

入浴の際に洗顔をしている方は、ついついシャワーで顔を流していませんか。

顔にシャワーを直接あてる行為は、シャワーの水圧で顔の皮膚を下垂させるため、毎日の積み重ねによって肌のたるみを引き起こす原因になることも。

さらに、入浴時に使うシャワーの温度では、ぬるま湯を推奨する洗顔としては熱すぎるリスクがあります。入浴時に洗顔する際も、「シャワーは使わず」「ぬるま湯で洗う」ように注意しましょう。

3.洗顔料を泡立てないで使用する

洗顔料は、必ずしっかりと泡立ててから使いましょう。

洗顔は基本的に、「泡に汚れを吸着させること」が重要です。そのため、泡立ちが良くなければ、せっかく洗顔をしても余分な皮脂や汚れなどを取り除くことができません。

正しい洗顔のやり方

また、洗顔料を泡立てずにそのまま直接肌の上にのせたり、顔の上で泡立てたりすると、肌に刺激を与えて肌トラブルをまねく可能性があります。

手ではうまく泡立てられない場合は、泡立てネットを使いましょう。

4.力を入れて指で洗う

毛穴の汚れをしっかり取りたいからと言って、手のひらや指に力を入れてゴシゴシ肌をこするのもNGです。

力を入れてこすると肌の負担となり、乾燥や肌荒れ、色素沈着といった肌トラブルの原因に。そのため、洗顔時は肌と指の間にたっぷりの泡をクッションのようにはさんで洗うようにしましょう。

また、タオルで水分を拭きとる際も、吸水性の高いタオルをやさしく顔にあてて、タオルに水分を吸わせてください。

5.すすぎが不十分

きちんとすすぎをしないと洗顔料が肌に残ってしまい、毛穴詰まりなどの肌トラブルを引き起こす原因になります。

特に、あごの下などのフェイスラインや額・髪の生え際は、洗顔のすすぎ残しによるニキビができやすいためご注意ください。

肌トラブル回避のために、最後に鏡でチェックするなど、ひと手間を惜しまないようにしましょう。

6.洗顔の回数が多すぎる

脂性肌の方は、ベタつきやテカリが気になるからと、一日に何度も洗顔をしてしまいがちです。ですが、洗顔の回数は、多くて1日2回までにしましょう。

それ以上洗顔すると、肌に必要な皮脂や保水成分まで洗い流してしまい、肌が乾燥してバリア機能が低下してしまう可能性があります。すると、肌が乾燥トラブルを防ごうとして、余計に皮脂を過剰分泌するようになってしまうのです。

そのため、健やかな肌を育てるためには、洗いすぎに注意するようにしましょう。

7.使用方法を守らない

洗顔料を買った際は、各メーカー・ブランドが推奨する使用方法をきちんと読んで、正しく使用するようにしましょう。 

各商品によって特徴は異なり、例えばピーリング効果のある洗顔料は、肌の古い角質をはがす作用があるため、頻繁に使うと刺激が強すぎて肌トラブルの要因になるリスクがあります。

そのため、メーカー指定の使用頻度を必ず守り、さらに肌に違和感を覚える場合は、使用方法を守っていたとしてもすぐに使用を中止するようにしましょう。

自分にあう洗顔料の選び方は?

次に、洗顔料の選び方の目安について見ていきましょう。

1.「気になる悩み」と「機能」で選ぶ 

気になる悩みがある場合、肌悩みに合った機能を持つ洗顔料を選びましょう。

■乾燥肌・敏感肌タイプ

乾燥肌・敏感肌の方は、すでにバリア機能が低下している可能性があります。

そのため、石油系界面活性剤などの余分な成分は無添加で、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどの保湿成分が配合されている洗顔料を選びましょう。

■詰まり毛穴・大人ニキビタイプ

毛穴に詰まった角栓や大人ニキビができやすい方は、乾燥によって皮脂分泌が過剰になっている可能性があります。

そのため、基本的には乾燥肌の方と同じく、余分な成分は無添加で保湿成分配合、さらには角栓の元になる古い角質を吸着するクレイ配合の洗顔料を選びましょう。

角栓対策-クレイ配合の洗顔フォーム

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■くすみ・たるみタイプ

加齢や誤ったスキンケアなどによって肌が乾燥しやすく、くすみやたるみが気になる方は、保湿成分や美容成分によって肌の潤いとハリを守りながら洗える洗顔料を選びましょう。

2.泡立ちの良さや洗い上がりで選ぶ

さまざまなテスクチャのある洗顔料は、泡立ちの良さや洗い上がりの肌触りで選ぶのもおすすめです。

①固形石けん

固形石けんは、手のひらで転がしながら泡立てしやすいのが特徴。基本的に洗い上がりはさっぱりとしたタイプが多いですが、中には保湿成分が多く配合され、潤いを残しながら洗えるタイプもあります。

正しい洗顔のやり方_固形石鹼

使用後は水分で石鹸がふやけないように、水気を切って専用ケースに入れるなどして、水のかからないところで保管しましょう。

②フォームタイプ / クリームタイプ

持ち運びに便利なチューブタイプのクリーム状洗顔料。水を少量ずつ加えて泡立てるとクリーミーな泡をつくることができます。

さっぱり系からしっとり系まで幅広く揃っており、角質ケアに特化したものや敏感肌用など、肌トラブルに合わせて選ぶこともできます。

③ミルクタイプ

固形やフォームタイプと比べて一般的ではないものの、乳液状で簡単に泡立てることができる洗顔料。クレンジング(メイク落とし)と洗顔料の両方使いができる場合は、泡立ちなしで使用できるタイプもあります。

泡立たない場合も伸びが良くて肌負担が少なく、肌に必要なうるおいは残して、すっきりなめらかな洗い上がりが期待できます。

④ムースタイプ

容器からクリーミーな泡状で出てくる洗顔料。泡立てが苦手な方には使い勝手がよいタイプです。

正しい洗顔のやり方_ムースタイプ

ただし、水を含ませずにそのままの泡を肌にのせるタイプのため、肌が敏感に傾いている時には刺激を感じるかもしれません。その場合は、出てきた泡に水を少量加えて再度泡立てるようにしましょう。

⑤ジェルタイプ

泡立てずに肌になじませ、汚れを浮かせて洗い流す透明ジェル状の洗顔料。中には、泡立てるタイプもあります。

キメ深くに入った汚れも洗いやすいものの、ミルクタイプよりも硬さが残ることもあるため、泡立てない場合は汚れを浮かそうと強く肌をこすらないように注意しましょう。

洗顔の見直しだけで肌が変わることも!

朝晩毎日の習慣である洗顔は、ちょっとしたひと手間で肌状態を大きく左右するとも言えます。

大切な肌をいつまでも美しく健康な状態に保つために、今一度洗顔方法を見直して、ご自身の肌タイプにあった洗顔料で丁寧に洗い続けてくださいね。

保湿成分配合のおすすめ洗顔料

ここからは、あらゆる肌タイプの方が使える、余分な成分は不使用で高保湿成分配合の洗顔料をご紹介します。

ミネラルシルクソープ(固形タイプ)

潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。

※石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、タルク、シリコン、鉱物油、パラベン、合成香料、合成着色料、エタノール不使用

■ミネラルシルクソープの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストウォッシュ(フォームタイプ)

潤い守って毛穴汚れはすっきりな洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、潤いは守って肌に摩擦を与えずに洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残します。

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

※石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、タルク、シリコン、鉱物油、パラベン、合成香料、合成着色料、エタノール不使用

■ボタニカルモイストウォッシュの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストクレンジングミルク(ミルクタイプ)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

※石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、タルク、シリコン、鉱物油、パラベン、合成香料、合成着色料、エタノール不使用

■ボタニカルモイストクレンジングミルクの商品詳細を見る▶

【合わせて読みたい】
『クレンジングの正しいやり方とは?基本から解説!』
『化粧水の効果・役割って何?正しい使い方や選び方を解説』
『肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も』

メイクをした日は、ほとんどの方が使用されるクレンジング。夜のスキンケアの最初のアイテムですが、実際にはなんとなくなじませて洗い流しているだけ……、という声は少なくありません。

クレンジングの正しいやり方とは?基本から解説!

そこでここでは、スキンケアアイテムとして重要な役割を持つクレンジングに注目! クレンジングの正しいやり方や選び方など、見過ごされがちなクレンジングの基本情報をまとめてご紹介します。

クレンジングの必要性

クレンジング(剤)とは、メイクや皮脂汚れ、日焼け止めなどを落とすために使用するスキンケアアイテムを指します。

化粧下地やファンデーションなどのベースメイクや、アイカラーやチークなどのカラーメイクの多くには、一般的に油分が含まれています。

そのためクレンジングには、主にこれらの「油性の汚れ」となじむ洗浄成分が配合されており、油分を含む汚れをすっきりと落とすために使用するのです。

クレンジングと洗顔の違い

クレンジングと洗顔料の違いが分からない、という方は少なくありませんが、それぞれに特徴が異なります。

通常クレンジングは、メイク汚れや余分な皮脂・角栓などの「油性の汚れ」を落とすことを目的に作られています。対して洗顔料は、汗やホコリ、古い角質などの「水性の汚れ」を落とすことを目的に作られています。

そのため、朝の素肌には洗顔料を使用し、メイクをした日の夜には、その日のメイク汚れを洗い落とす使い方が一般的なのです。

W洗顔不要のクレンジングとは?

「W洗顔(ダブル洗顔)」とは、クレンジングを使った後に洗顔料でもう一度顔を洗うこと。

そのため、「W洗顔不要のクレンジング」とは、クレンジングの後に洗顔料でもう一度洗う必要がない、クレンジングだけで洗顔が終了するクレンジング剤を指します。

ではなぜこのような「W洗顔不要のクレンジング」があるのでしょうか。その理由は、クレンジングと洗顔料で2度洗うことで、肌が乾燥や摩擦ダメージを受けやすくなるため。

肌表面には、乾燥を防ぎ外部刺激を防ぐ天然のバリア機能があります。そしてこのバリア機能を担っているのが、皮脂で作られる皮脂膜や、保水成分のセラミドや水分などを保持する角層です。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

ですが、洗いすぎによって皮脂膜を作るのに必要な皮脂までも取り除かされると、バリア機能が低下。すると肌内部の水分が蒸発しやすくなり、肌の乾燥が進んでしまうのです。

また、繰り返し洗顔することで、肌への摩擦リスクも高まります。

そのため、クレンジングと洗顔料、それぞれの特徴を兼ね備えた「W洗顔不要のクレンジング」をメイクを落とす際に使うことで、洗いすぎによる乾燥や摩擦の負担を軽くすることが期待できるのです。

クレンジングの正しいやり方

次に、クレンジングの正しいやり方について見ていきましょう。

手を清潔にする

まずは両手を石けんで洗い、手についている油分や汚れ、雑菌などを落とします。顔に手の汚れを移さないように、清潔な状態にしましょう。

その後、タオルで手についた水分をよく拭き取り、手を乾いた状態にします。

ポイントメイクを落とす

ウォータープルーフのマスカラやアイラインなどのアイメイク、リップなどのポイントメイクを使用している場合は、ポイントメイク専用リムーバーで先にオフするようにしましょう。

落ちにくいポイントメイクを一度に落とそうとすると、ゴシゴシと強く肌をこすることになり、肌の負担が大きくなるリスクがあるためです。

※通常のクレンジングで落ちる程度のメイクの場合は、専用リムーバーは不要です。通常のクレンジング剤で、指先などを使って丁寧になじませて汚れを落としましょう。

適量のクレンジングを手に取る

クレンジングは、メーカー指定の適量か少し多めに取ります。

適量のクレンジング剤イメージ

もったいないからと少量使いをする方も見られますが、それではメイク汚れが十分に取れないため肌トラブルにつながり、肌に摩擦を与えてしまうリスクも高まります。必ず、少なくともメーカー指定の適量をきちんと使うようにしましょう。

なお、基本的にクレンジングは、乾いた手に取るようにしてください。

Tゾーンから肌にのせる

手のひらに取ったクレンジングを手のひらの上に広げて、両手で人肌に温めます。このひと手間で汚れとなじみやすくなります。

クレンジングを手のひらの上に広げて、両手で人肌に温める

次に、まずは皮脂分泌量の多いTゾーン(額から鼻にかけて)に、クレンジングをクルクルと優しく円を描くようにして伸ばします。毛穴の汚れが気になる小鼻は、指先を使って優しくなじませましょう。

その後、頬、口元の順番に優しく円を描くようにして伸ばします。メイク汚れが浮き上がるイメージで、手のひら全体で顔を包みこみ、少し顔を持ち上げるようにしてなじませましょう。

ぬるま湯でしっかりとすすぐ

顔全体のメイクがクレンジングとなじんだら、32~34度程度のぬるま湯で顔全体をしっかりとすすぎましょう。

冷水を使用すると毛穴が閉じるため、毛穴に詰まった汚れが取れにくくなります。また熱すぎるお湯を使用すると、肌のバリア機能を守るために必要な皮脂まで溶け出して洗い流され、肌が乾燥してしまうからです。

肌トラブルが起こらないように、すすぎ残しやすい髪の生え際やフェイスラインなども丁寧にすすぐようにしてください。目安として、約20回すすぐことをおすすめします。

清潔なタオルで水分を吸い取る

最後に、清潔なタオルを優しく肌に押し当てるようにして、水分を吸い取ります。

タオルでゴシゴシとこすって、肌にダメージを与えないようご注意ください。

クレンジングを正しく行うポイント

クレンジングを効果的に正しく行う際のポイントをおさらいしましょう。

適量を必ず使用する

1回のクレンジングの適量は製品によって異なるため、必ず製品に書かれているメーカー指定の適量をチェックしましょう。不明な場合、基本的には500円玉大が目安になります。

ですが、多くの方が少量になりやすいため、ご自分がイメージする「500円玉大プラスの量」を使用して、肌に負担をかけずにきちんとメイク汚れを落とすようにご注意ください。

ポイントメイクは別で先に落とす

落ちにくいアイメイクやリップをご使用になった時は、専用リムーバーを使って、先にポイントメイクだけを丁寧に落とすようにしましょう。

ポイントメイクを落とすイメージ

なお、専用リムーバーがない場合も、先にお手持ちのクレンジング剤でポイントメイクだけを落とし、マスカラやリップなどのメイク汚れが顔全体に広がらないようにご注意ください。

目もと・口もとは乾燥しやすくデリケートな部位でもあるため、ゴシゴシと強くこすったり、何度も洗浄力の強いクレンジング剤で洗ったりしてダメージを与えないように、保湿成分入りのクレンジング剤で優しく落とすようにしましょう。

アイラインやマスカラがまつげの根元に残りやすい場合は、綿棒にクレンジング剤をしみこませて、優しくなじませながら拭き取るとオフしやすくなります(目を傷めないようにご注意ください)。

スペシャルケアにクレンジング兼マッサージ

スペシャルケアとして、クレンジングと同時にマッサージをするのもおすすめです。保湿・美容成分配合のクレンジング剤を使って、肌に負担なく軽やかに以下のマッサージをプラスしましょう。

■口周り・小鼻マッサージ
※口もとの縦ジワや小鼻の毛穴の詰まりを予防します。

①口もとは細かな凹凸があるため、指先を使って丁寧に軽いタッチでクルクルとマッサージします。血流をアップさせて肌を柔らかくする効果が期待できます。
②小鼻の脇や小鼻の毛穴は、指先を使って下から持ち上げるようにしてクレンジング剤をなじませ、汚れを浮かしながら肌を上向きにするようにしましょう。

■眉間のシワ対策:ツボ押しマッサージ
※額・眉下の筋肉をゆるめて、額のシワやまぶたのたるみを予防します。

眉間のシワ対策:ツボ押しマッサージ

①両手の人差し指を、鼻脇にそって眉頭まですべらせます。
②眉毛の内側の端部分のツボ「攅竹(さんちく)」を、両手の人差し指で下から押し上げるようにして圧をかけて、息を吐きながら3秒キープします。

■顔のむくみ・ほうれい線対策:ツボ押しマッサージ
※頬を支える筋肉をゆるめてむくみ・ほうれい線を予防します。

顔のむくみ・ほうれい線対策:ツボ押しマッサージ

①両手で拳を作り、小指と薬指の関節を頬骨の下(瞳から直線下、小鼻の横)にあるツボ「巨髎(こりょう)」に当て、下から持ち上げるように圧をかけて3秒キープします。
②頬骨の下ラインに沿って、中指と人差し指の関節をすべらせ、最後に耳の前のくぼみに関節を置いて、下から持ち上げるように圧をかけて3秒キープします。

【種類別】クレンジングの特徴とやり方のポイント

市販されているクレンジング剤には、いくつかの種類があります。それぞれの一般的な特徴について見ていきましょう。

※以下に記載しているそれぞれのクレンジングタイプの特徴は、全ての製品に当てはまる訳ではありません。製品によって期待される効果や使用方法、肌との相性などは異なります。新しいアイテムを使用する際は、パッチテストで事前にチェックすることをおすすめします。

以下は、一般的に洗浄力が強いアイテムから順番にあげていきます。

クレンジングシート

クレンジングシートには、すでにクレンジング剤がシート全体に含まれているため、ふき取るだけでメイクオフできます。携帯に便利なため、旅行や外出時に使いやすいというメリットがあります。

ただし、シートで強くこすってしまうと肌に負担がかかるため、シートを使用する際はこすらずにシートにメイク汚れを移すようにして使用しましょう。

クレンジングオイル

クレンジングオイルは、洗い流すタイプのクレンジングの一種。通常、クレンジング剤のなかでは洗浄力が強いため、落ちにくい濃いめのメイクをすっきりと落としたい時に使いやすいメリットがあります。

クレンジングオイル

ただし、肌に必要な皮脂まで洗い流しやすい傾向があるため、特に乾燥肌や敏感肌の方は毎日使用するのはなく、メイクの濃さなどによって使い分けるようにしましょう。また、基本的にマツエクには使用不可です。

なお、クレンジングオイルを使用する際は、クレンジングを顔全体になじませた後、手のひらに残ったクレンジングオイルを軽く水で濡らして白く乳化させてから、それを顔全体になじませます。顔全体がサラっとした手触りになったらメイク汚れが浮いたため、優しく洗い流しましょう。

クレンジングリキッド

通常、油分をほとんど含まないため、濡れた手やマツエク使用者でも使いやすいのがクレンジングリキッド。

リキッド(液体)という名の通り、水のようなサラッとしたテクスチャで、べたつきが残りにくくさっぱりとした使用感がメリットです。

ただし、メイク汚れを落とす成分の配合量が比較的多く保湿力がそれほど高くないため、特に乾燥肌や敏感肌の方は肌の調子を見て使用量を調整する必要があります。

クレンジングジェル

トロミのあるジェルタイプには「水性タイプ」と「油性タイプ」があります。油性タイプのほうが比較的洗浄力が高い反面、オイルクレンジングと同様マツエクには使用不可のことがあります。

クレンジングジェル

水性タイプのなかでも、オイルが含まれないオイルフリータイプは、オイルのべたつきが気になる方やニキビ肌の方には使いやすいのがメリットに。

ただし、水性タイプのなかには、油分が水分に包まれているオイルインタイプもあります。オイルインタイプの場合、肌に伸ばすとオイルが肌表面に触れてメイク汚れとなじむ仕組みのため、油性タイプと同じようにマツエクには使えなかったり、オイルのべたつきや刺激が残ったりする可能性もあります。

ジェルクレンジングを選ぶ際はそれぞれの製品に油分が含まれているかどうかよく確認し、肌質に合うタイプを選びましょう。

クレンジングクリーム(バーム)

拭き取りタイプ、もしくは洗い流しタイプのあるクレンジングクリーム(バーム)。オイルやリキッドタイプなどと比較すると、一般的に低刺激ながら洗浄力はある点がメリットです。

拭き取りタイプの場合、肌に残ることを前提に作られていることから、一般的には刺激が少ないと言えます。ただし、拭き取りの際にコットンやティッシュペーパーなどで肌に摩擦を与えることがあるため、拭き取り方法に注意が必要です。

拭き取り用クレンジングクリームでメイクオフするイメージ

洗い流すタイプも、オイルなどと比較すると低刺激のため、乾燥肌や敏感肌の方やメイクがあまり濃くない日に使いやすいメリットがあります。

洗い流すタイプを使用する際は両手のひらで人肌に温めて、汚れとなじみやすくしてから肌に伸ばし、ぬるま湯で少しずつ丁寧にすすぐようにしましょう。

クレンジングミルク

クリームよりも水分が多くみずみずしいため、肌に伸ばしやすく保湿力も望めるのがクレンジングミルク。

クレンジングミルク

クリームと比べても一般的に低刺激な分、洗浄力は弱めのため、乾燥肌や敏感肌の方やメイクがあまり濃くない日に使いやすいメリットがあります。

使用する際は両手のひらで人肌に温めて、汚れとなじみやすくしてから肌に伸ばし、ぬるま湯で少しずつ丁寧にすすぐようにしましょう。

クレンジングの選び方

では次に、どのようなタイプのクレンジングを選べばよいのか見ていきましょう。

用途から選ぶ

外出先や旅行先などで手早くメイクを落としたい時には、携帯しやすく直接拭き取るだけでOKなクレンジングシートや、(拭き取りコットンは別途必要ですが)拭き取りタイプのクレンジングミルクが便利です。

お風呂場など手が濡れた状態で使用する場合は、(濡れた手でも使用可と書かれている)クレンジングリキッドが使いやすいでしょう。

また、メイクが濃いめの日は、肌をゴシゴシとこすって傷めないように、洗浄力の強いクレンジングオイルを使い、ナチュラルメイクやポイントメイクだけ先にオフする時は、低刺激で肌が乾燥しにくいクレンジングミルクを使う、といったように、状況に合わせて使い分けすることを前提にした選び方もおすすめです。

【用途別の選び方まとめ】
・外出先・・・クレンジングシート、拭き取りタイプのクレンジングクリーム
・入浴中・・・クレンジングリキッド
・メイクが濃い日・・・クレンジングオイル
・ナチュラルメイク、ポイントメイク落としとの併用・・・クレンジングミルク

肌質から選ぶ

【乾燥肌】
乾燥肌の方は、メイク汚れはしっかり落としつつ、肌に必要な皮脂は落とさず保湿成分を補えるクレンジングがおすすめ。

そのため、高保湿成分配合のクレンジングクリームやクレンジングミルクで、肌表面が乾燥でつっぱらないように注意しながらメイクや皮脂汚れをオフしましょう。

【脂性肌】
余分な皮脂が分泌されやすい脂性肌は、洗浄力が強めのクレンジングオイルやクレンジングリキッド、ジェルですっきりと汚れをオフしましょう。

ただし、脂性肌の方の中には、実際には肌内部は乾燥しているために皮脂が過剰分泌される「インナードライ肌」の可能性があります。

健康な肌とインナードライ肌

クレンジングや洗顔後すぐに過剰に皮脂が分泌されて肌がべたつくようなら、クレンジングタイプを潤いのあるクリームやミルクに替えて、保湿を重視したスキンケアをお試しになることをおすすめします。

【大人ニキビ肌】
大人ニキビ肌の要因のひとつに、肌の乾燥があげられます。

肌が乾燥してバリア機能が低下しているために、水分不足を補おうと皮脂が過剰分泌され、毛穴が詰まりやすくなることでニキビができやすくなっている可能性があるのです。また、ニキビは炎症のため、ちょっとした刺激にも反応してしまうことも。

そのため、大人ニキビをはじめとした肌トラブルが気になる場合、低刺激性で保湿力のあるクレンジングクリームやミルクをおすすめします。

【敏感肌】
すでにバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れになりやすい敏感肌。そのため、クレンジングも洗浄力が強く刺激になりやすいタイプは避けて、肌をいたわる高保湿成分配合のクリームやミルクタイプがおすすめです。

敏感肌のクレンジング選びは重要

メイクをしている場合、クレンジングはメイクや皮脂汚れを落とすのが目的になりがちです。ですが、肌を健やかに育てるためのスキンケアは、まずクレンジングから始まっていると捉えましょう。

特に敏感肌の方は、すでに肌表面のバリア機能が低下して、通常は反応しないような少しの刺激でも肌荒れなどのトラブルになりかねません。そのため、適切なスキンケアによってバリア機能を整えることが重要です。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

そこで、スキンケアの始まりであるクレンジングも、バリア機能を守り整える保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランなど)が豊富に配合されており、合成香料・着色料などの肌の負担になるような成分は無添加のものを選ぶようにしましょう。

おすすめのクレンジング商品「ボタニカルモイストクレンジングミルク」

敏感肌や乾燥肌、インナードライ肌の方などにおすすめ。メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイク汚れはすっきり落としつつ、敏感肌に潤いとハリを与える優しいテクスチャのクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れをオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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クレンジングはスキンケアの始まり!

クレンジングを替えただけでも肌の調子が変わる、ということは少なくありません。

まずは肌質に合ったクレンジングタイプを選び、後から使用するスキンケアアイテムとの相性が良いか、肌の乾燥や皮脂のべたつきが気にならないか、肌のツヤや潤い・キメに変化があるかどうかなど、こまめにチェックしてみましょう。

【合わせて読みたい】
『正しい洗顔のやり方を解説!洗顔料の選び方もチェック』
『肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も』
『黒ずみ毛穴の原因と適切な対策方法を解説!』
『インナードライとは?見分け方や原因は?スキンケアによる対策方法もご紹介』
『リキッドファンデとパウダーファンデの特徴とメリット、使い方まとめ!』

年齢に関わらず、気になる肌悩みとしてあがるそばかす。

そばかすができる原因とできた場合の対処法を解説

子どものころからある場合もあれば、年々数が増えたり色が濃くなったりする場合もあり、そばかすなのかシミなのか気になっている方も少なくありません。

そこでここでは、そばかすに注目し、そばかすとシミの違いやそばかすの原因、予防方法についてご紹介します。

そばかすとは?

そばかすとは、正式には「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれるシミのこと。スズメ(雀)の卵の模様に似た色・形のため、このような漢字の名称があてられています。

色素が薄い白人や色白の方にできやすい薄茶色のシミで、鼻を中心に頬にまでほぼ左右対称に広がることが多く、まぶたや額などに点在することもあります。

そばかすのイメージ

遺伝的要因があり、先天性の場合は4~5歳ごろからできはじめ、思春期の頃に一番濃くなり、大人になると薄くなる傾向にあります。ですが後天性の場合は、成長しても薄くならず、紫外線の影響などで濃くなることがあります。

そばかすとシミの違い

そばかすもシミも一種ですが、一般的なシミとは少し特徴が異なります。

一般的に「シミ」と呼ばれるものは「老人性色素斑」(別名「日光黒子」)を指します。老人性色素斑は、長年の紫外線(日光)や刺激などの肌ダメージの蓄積によって現れるため、年齢を重ねるほどに濃くなる特徴があります。

主に顔(特に紫外線が当たりやすい頬骨あたり)や手の甲、すねなどに発生する褐色のシミです。

一方のそばかすは、先述したように遺伝的・先天性の場合は生まれつきできやすく、後天性の場合は老人性色素斑と同じく紫外線の影響で濃くなることがあります。

顔の場合はほぼ左右対称に広がり、そのほか肩や腕、背中などに発生しやすい、直径1~5ミリ程度の小さな茶褐色のシミです。

そばかすやシミができる原因とメカニズムとは?

次に、そばかすやシミができる主な原因やその仕組みについて見ていきましょう。

そばかすの最大原因は「遺伝」

そばかすには遺伝的要因が大きく関係しています。

体内に存在するメラニン色素には、黒褐色のユーメラニン(黒色メラニン)と、黄・赤色系のフェオメラニンの2種類があります。これらのメラニン色素は、肌の色や髪の色などに関係します。

色素の薄い白人の方や色白の方は、生まれつきフェオメラニンのほうが多い傾向にあり、そばかすができやすい肌質になるのです。

このことから、親や家族にそばかすがある場合、そばかすができやすい遺伝的特徴があると判断できます。

なお、一般的なシミに関しても、シミができやすい・できにくい肌質があると言われています。

紫外線

生まれつきそばかすができやすい肌質であっても、必ずできる訳ではなく、また色の濃淡も事前に決まっている訳ではありません。

ですが、そばかすもシミも紫外線を浴び続けると、紫外線ダメージによって肌内部で活性酸素が発生します。この活性酸素が過剰発生すると、メラノサイトという細胞が活性化し、肌を守るためにメラニン色素を生成するのです。

メラニン色素発生のメカニズム

通常は肌細胞のターンオーバーによって、メラニン色素は最後には外に排出されます。

ですが元々シミ・そばかすができやすい体質であったり、加齢や乾燥などでターンオーバーが滞っていたりしていると色素沈着してしまい、新しいシミ・そばかすができたり、色が濃くなったりするのです。

そばかすを消したい場合の対処法

では、そばかすが気になる場合は、どのようにケアをすればよいのでしょうか。

■関連記事はこちら
「シミの原因や対策方法を詳しく紹介」

肌をいたわるセルフケアをする

そばかすはメラニン色素による色素沈着。そのため、できる限りメラニン色素を作らせないように、肌をいたわる必要があります。

たとえば、肌に元々備わっている「バリア機能」を整えるのも、そばかすへのアプローチのひとつ。バリア機能とは、肌表面の角層と、肌表面を覆う皮脂膜が合わさり、シャッターのように働く肌の機能を指します。

セラミドとバリア機能の関係

紫外線、花粉・ホコリ、大気の乾燥などの外部刺激が肌の内部に侵入しないように防ぎ、同時に肌内部の水分が蒸発するのを防ぐことで、肌トラブルが起きにくいようにしているのです。

そのため、バリア機能が低下していると紫外線をはじめとした外部刺激が肌内部にまでダメージを与えて、結果的にメラニン色素が生まれやすくなることに。

そこでバリア機能を正常に働かせるには、「皮脂」「水分」「NMF(天然保湿因子)」「セラミド」がバランスよく整っている必要があります。

毎日のスキンケアでは、セラミドをはじめとした高保湿成分で肌に潤いを与えて、みずみずしく刺激に負けない肌を育むようにしましょう。

なお、スキンケアやメイクをする際は、肌(特にすでにシミ・そばかすが出来ている部分)にできるだけ摩擦や刺激を与えないように、丁寧にやさしく触れるようにしてください。

ターンオーバーを整える

ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりサイクル(新陳代謝)を指します。

肌の表面を作っている角質細胞は、もともと表皮の一番下にある基底層で生まれます。その後、徐々に上の層に移動し、最終的に古くなった角質細胞はアカ)になって、自然に剥がれ落ちます。

このような一連のサイクルを、ターンオーバーと呼ぶのです。

ターンオーバーの周期

ターンオーバーの周期は、一般的にはおよそ28日とされています。ですが、これは20歳頃の健康的な肌を目安にした日数です。そのため、加齢や乾燥などなんらかの原因により、ターンオーバーの周期は伸びるとされています。

ターンオーバーが伸びると、古い角質細胞が上手く剥がれ落ちなくなり、どんどんと蓄積されることに。

メラニン色素と色素沈着・シミができる仕組み

すると、紫外線などの影響で生まれたメラニン色素もまた、角質細胞と一緒に剥がれ落ちなくなり、薄くなるどころか濃くなってしまうリスクが高まるのです。

そのため、乱れたターンオーバーを整えるためは、バリア機能を整える場合と同じように日々のスキンケアでしっかりと保湿・美容成分を補給するようにしましょう。

ビタミンCを摂取する

毎日の食事やサプリメントでそばかすにアプローチするなら、ビタミンCに注目しましょう。

ビタミンCには、抗酸化作用やメラニン生成を抑えるシミ予防作用があり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートする働きがあるとされています。

また、スキンケア化粧品に配合されている美容成分のビタミンC誘導体も、整肌作用で潤いのある明るい肌に導くと期待できます。

違和感がある場合は医療機関を受診

もしもそばかすやシミが盛り上がってきたり、短期間で大きくなったり、痛みやかゆみ、熱などの違和感がある場合は、別の疾患が隠されている可能性があります。

そのため、通常のそばかすではないように感じたら、早急に医療機関を受診することをおすすめします。

そばかす対策

普段から予防方法として気をつけたい、そばかす対策について見ていきましょう。

生活習慣の見直し

睡眠不足やストレス、栄養バランスの偏りや栄養不足などの生活習慣の乱れは、ホルモンバランスの乱れをまねく要因に。

また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌ダメージの修復をサポートするため、睡眠不足は肌ダメージの蓄積を促すことにも繋がります。

これらのことからターンオーバーが滞り、メラニン色素がうまく排出されなくなるため、そばかす予防のためにも規則正しい生活を送るように心がけましょう。

紫外線対策

メラニン色素を増やす大きな要因である紫外線(UV)。紫外線は日差しの強い夏場だけではなく、一年中地表に降り注いでいるため、油断しやすい秋冬シーズンも紫外線対策が必要です。

また、紫外線のなかでもUVA波は、雲やガラスを通り抜ける性質があります。そのため、曇りの日や屋内で過ごす日であっても、紫外線対策は忘れないようにしましょう。

UVA,UVBによる肌への紫外線ダメージ

紫外線は、シミ・そばかすをはじめとしたエイジングサインの原因のおよそ8割を占めるとも言われています。

今あるそばかすを濃い色にしないため、また新しいそばかすを増やさないために、保湿美容成分配合でUVカット効果のある日焼け止め化粧品を一年中活用して、紫外線ダメージに影響されない健やかな肌をキープしましょう。

スキンケアの見直し

紫外線その他の外的刺激によってメラニン色素が作られるのを予防するには、元々備わっている肌のバリア機能が正常に働くことが重要です。

そのためには、肌表面の「皮脂」「水分」「NMF(天然保湿因子)」「セラミド」がバランスよく整っている必要があります。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

なんらかの理由で肌が水分や保湿成分を失い乾燥すると、バリア機能が崩れます。するとさらに肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥スパイラルから抜け出せなくなる可能性も。

そこで毎日のスキンケアでは、第一に「保湿ケア」をポイントに、潤いのある肌づくりを目指しましょう。

代表的な保湿成分には、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「スクワラン」「グリセリン」などがあるため、これらが配合されているスキンケアアイテムを選ぶことをおすすめします。

特にセラミドのなかでも「ヒト型セラミド」は、ヒトの肌にあるセラミドの構造に似た特徴から、肌との親和性が高く、角層までの浸透力が高いと言われています。

スキンケア方法

そのため肌の乾燥が気になる方は、低刺激で浸透力の高いヒト型セラミドをスキンケアで補給し、肌に潤いを与えてバリア機能を整えましょう。

食事やサプリで栄養素を取り入れる

滞りがちなターンオーバーを整えるには、食事やサプリメントで肌に良い栄養素をバランスよく取り入れましょう。

たとえばビタミンCは、抗酸化作用やメラニン生成を抑えるシミ予防作用、皮膚や粘膜の健康維持をサポートする働きがあるとされます。

■ビタミンCを含む食材例:赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、ホウレンソウ、イチゴ、キウイフルーツなど

ビタミンA(βカロチン)も抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートし、ターンオーバーを整えます。

■ビタミンA(βカロチン)を含む食材例:ホウレンソウ、ニンジン、ケール、カボチャなどの緑黄色野菜、ミカンなど

アミノ酸の一種であるL-システインもターンオーバーを整えるため、メラニン色素の排出を助けるそばかす対策の栄養素です。

■L-システインを含む食材例:肉類、魚類、大豆、小麦胚芽、タマネギ、ブロッコリーなど

保湿ケアと紫外線対策、生活習慣でそばかす対策を!

すでにあるそばかすは、すぐに薄くなったり消えたりすることはありません。ですが、毎日コツコツと適切な予防対策をすることで、さらに増えたり色が濃くなったりするリスクを避けることはできます!

そばかすやシミの原因になる紫外線に注意し、保湿を重視したスキンケアや規則正しい生活習慣でバリア機能とターンオーバーの整った健康的な肌を育てることで、そばかすが気にならない潤いのあるクリアな肌を目指しましょう。

そばかすが気になる方へおすすめの商品

ヒト型セラミドや植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分配合でバリア機能を整える、そばかす対策におすすめのスキンケアアイテムとUVカットアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌のバリア機能を整えて、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導く保湿クリーム。

保湿成分スクワランが乾燥しがちな肌の水分蒸発を防いで潤いを閉じ込め、みずみずしいハリツヤ肌へ。
潤いとハリを与える6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、肌表面のバリア機能を整えます。

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ミネラルUVクリーム(日焼け止めクリーム、化粧下地)

エーデルワイスを中心とした6種の植物エキスの働きで、乾燥ダメージを受けた肌をしっとりと包み込み、紫外線やPM2.5などの環境ストレスから肌を守る「ミネラルUVクリーム」(化粧下地)。
VINTORTE ミネラルUVクリーム

紫外線をカットする紫外線防止効果(SPF50+ PA++++)やブルーライトカット効果で敏感な肌をカバー。

波長の長いUVAもしっかりカットする事により、たるみやシワなど、さまざまな肌トラブルの原因から肌を守ります。

ローズヒップオイル、マカダミアナッツオイルやバオバブ種子油などの希少なオーガニック成分の植物オイルがキメを整え、肌にツヤとうるおいを与えます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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『シミの原因や対策方法を詳しく紹介』
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気づけば増えていたり色が濃くなっていたりと、困った存在の顔のシミ。一度できてしまったシミはなかなかなくならないため、事前のシミ予防対策が理想の肌づくりには欠かせません。

シミの原因や対策方法を詳しく紹介

そこでここでは、まずは主なシミの種類とそれぞれの原因や特徴をご説明し、押さえておきたいシミ対策についてご紹介します。

自己チェックをしてみよう!あなたはシミのできやすい体質?

まずは、現時点でシミができやすい体質・肌質かどうかをセルフチェックしてみましょう。

※当てはまる項目が多いほどに、シミができやすいと判断できます。なお、シミができる原因について詳しくは後述いたします。

【生まれつき肌が色白】

遺伝的に肌の色が薄い場合、肌の色が濃い方に比べて紫外線に弱いため、紫外線に当たるとシミを作るメラニン色素が過剰に作られやすくなります。

家族のなかで、同じような肌の色の方にシミが多いかどうかも目安になります。

【乾燥肌】

肌が乾燥していると、バリア機能が低下しているため、紫外線が侵入しやすく肌ダメージが大きくなります。また、ターンオーバーも乱れやすいため、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【脂性肌】

皮脂分泌量が多い脂性肌は、実際には肌内部は乾燥している「インナードライ肌」の可能性があります。

この場合、乾燥肌と同じく、バリア機能が低下し、肌のターンオーバーが乱れている可能性があるため、メラニン色素ができやすく残りやすいリスクがあります。

【大人ニキビ肌】

大人ニキビの原因として、肌の乾燥によるバリア機能の低下やターンオーバーの乱れがあげられます。

そのため、乾燥肌や脂性肌、インナードライ肌と同じく、メラニン色素ができやすく残りやすいリスクがあります。

【冷え性】

身体が冷えやすく血行不良になっていると、肌のターンオーバーも乱れやすいため、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【ひどい生理痛・生理不順】

ひどい生理痛・生理不順がある場合、血行不良のため肌のターンオーバーも乱れやすく、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【首こり・肩こりがある】

日常的に首こり・肩こりがある場合、血行不良やリンパの滞りが起こっているため、結果的に肌のターンオーバーも乱れやすくなり、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【喫煙している】

喫煙をしていると、血管が収縮するため血行不良になりやすく、また女性ホルモンの分泌量も低下することでホルモンバランスが乱れやすくなります。結果的に肌のターンオーバーも乱れやすくなり、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【睡眠不足・ストレス過多】

睡眠不足やストレス過多の生活が続くと、自律神経が乱れることでホルモンバランスまで乱れます。すると、肌のターンオーバーも乱れやすくなり、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。

【揚げ物や甘い食べ物の摂取が多い】

脂質や糖質の多い食事をし、栄養バランスが偏っていると、肌のターンオーバーが乱れやすくなり、また肌によい栄養素を吸収しにくくなるため、メラニン色素が肌に残りやすいリスクがあります。
皮脂が出やすい食品イメージ

シミにも種類があるって知ってる?

「シミ」は全て同じように思いがちですが、実際には大きく4種類に分けられます。それぞれに原因や特徴が異なるため、気になるシミがどれに当たるのか見ていきましょう。

日光黒子(老人性色素斑)

一般的に多くの方にできる「シミ」に分類されるもの。長年の紫外線(日光)による日焼けや肌ダメージが蓄積されることで、茶色いシミとして発生します。そのため、中年以降に増える傾向に。

進行すると盛り上がり、「脂漏性角化症」という老人性イボになることもあります。

主に紫外線が原因のため、紫外線が当たりやすい顔の頬骨や、日焼け止めを塗り忘れやすいフェイスラインなどにできやすいとされます。

炎症後色素沈着

肌荒れ・かぶれやニキビ、ヤケド、ケガなどの炎症の影響でメラニン色素が発生し、その後色素沈着して発生するシミ。顔のどの部位にもできやすいとされます。

日光黒子(老人性色素斑)と同じ部位にできることもあり、見分けるのが難しい場合もあります。

比較的時間が経つと薄くなりやすいですが、肌質や肌の調子によっては長く色素沈着することもあります。

そばかす(雀卵斑、じゃくらんはん)

主に遺伝的要因で発生する、直径数ミリの小さな茶褐色のシミ。日光黒子をそばかすと勘違いしている方も多いですが、そばかすの場合、顔では左右対称に発生します。

3~4歳頃から発生し、10代では特に目立つようになりますが、それ以降、年齢を重ねるにつれて薄くなることも珍しくありません。

遺伝的要因が強いことから、家族のなかで同様のシミがあるかどうかが目安になります。

肝斑(かんぱん)

女性の両頬に沿って、左右対称に発生するシミ。額や口の周りにできることもあります。薄い茶褐色で比較的大きいサイズです。

肝斑(かんぱん)

主に女性ホルモンの乱れによってできやすいため、「妊娠中や出産後」「経口避妊薬(ピル)を服用中」「30代後半から50代の更年期前後の女性」に発生しやすいとされます。

日光黒子(老人性色素斑)と同じく、紫外線や摩擦などの肌ダメージによって濃くなることもあります。

シミの原因とそのメカニズムを解説

では、そもそもどうしてシミが発生するのか、そのメカニズムについて見ていきましょう。

紫外線の影響で増加したメラニン色素の沈着

シミは、「メラニン色素」(メラニン)という黒または茶色の色素が肌内部で過剰に作られ、肌表面に溜まっているものを指します。

紫外線や花粉、摩擦といった外部刺激や、ニキビ・肌荒れなどの炎症によるストレスを肌細胞が感知すると、肌内部で「活性酸素」が発生。

活性酸素とは、呼吸で取り込んだ酸素の一部が活性化されたもの。過剰発生すると、表皮の一番下「基底層」にあるメラノサイトという細胞の働きを促します。

メラニン色素発生のメカニズム

活性化したメラノサイトはメラニンを生成し、突起を伸ばして周囲の細胞に受け渡していきます。なぜならこのメラニンによって、紫外線などの刺激から肌細胞を守ろうとするからです。

通常はターンオーバーによってメラニンは体外に排出されますが、ダメージが大きくその後のケアが適切でない場合、うまく排出できず色素沈着してしまうのです。

ターンオーバーサイクルの乱れ

ターンオーバーとは、新しい肌細胞が基底層で生まれ、徐々に肌表面に上がっていき、最終的に古い角質細胞がアカになって剥がれるまでの一連のサイクルを指します。

肌に特に問題がない場合は、一時的にメラニンが増えたとしても、ターンオーバーによって最終的には古い角質細胞とともにメラニンも剥がれ落ちるため、いつまでもシミになることはありません。

メラニン色素が剝がれるターンオーバーの仕組み

ですが、栄養バランスの乱れや睡眠不足、ストレス、加齢などによってターンオーバー周期が乱れていると、メラニン色素が蓄積されてしまい、シミになって定着してしまうのです。

ストレス

ストレスを長く抱えていると、ターンオーバーが乱れるだけではなく、活性酸素を多量に発生させる要因にもなるため、シミの元になるメラニン自体を発生させることになります。

また、ストレスによって良質な睡眠が取れなくなり、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れ、メラニンを増加させることにも繋がります。

炎症あとの色素沈着

虫刺されやニキビなど、炎症によって刺激が肌内部に伝わると、肌細胞を守るためにメラニンが作られます。そのため、炎症が強く長引くほどにメラニンが多量に作られるため、色素沈着してシミになってしまうのです。

シミを放置しておくとどうなる?

そのうち自然に消えるだろうとシミをそのまま放置していると、なんらかの原因で肌細胞が異常増殖し、盛り上がることがあります。

それがイボ状に隆起し腫瘍のようになると、「脂漏性角化症(老人性イボ)」に変化します。

大きさは数ミリ程度から3~4cm程度にまで大きくなることもあり、ほとんどが良性腫瘍ですが、まれに悪化すると皮膚がんになることもあるため、注意が必要です。

思わぬ病気が潜んでいることも!

ほとんどのシミが問題ありませんが、中にはシミに似た症状が別の疾患によって発生していることもあります。

たとえば、普段紫外線に当たらないような部位(胸、腹部、背中、足の裏、爪など)にシミができたり、シミに炎症が起きたり、一部または全体が硬くなったり、大きく盛り上がってきた場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。

シミ対策を知ろう

ここからは、一般的なシミに対する対策方法をご紹介します。

黒色メラニンの発生原因「紫外線」を避けよう

シミの元になるメラニンを発生させる主な要因は、外部刺激の代表的存在「紫外線(UV)」。

紫外線を無防備に浴びると、肌内部に活性酸素が発生しメラニンが過剰に作られるため、シミ予防にはなによりも紫外線対策が欠かせません。

また、紫外線によってさらに色を濃くさせないために、すでにできてしまったシミ対策としてもUVケアは重要です。

敏感肌になる外的要因の紫外線の弊害

なお、紫外線は日差しの強い日や夏場だけではなく、曇りの日や冬場など一年中降り注いでいます。また、紫外線はガラスを通過するため、屋内でも油断できません。

そのため、シーズンや天気、室内外にかかわらず、日焼け止め(UVカット)効果のあるアイテムを活用し、肌を紫外線ダメージからできるだけ守るようにしましょう。

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UV(紫外線)って?種類や肌への影響について解説

シミ対策におすすめの栄養素を把握しよう

身体の内側からシミ対策をするには、どのような栄養素を積極的にバランスよく摂取すればよいのか、見ていきましょう。

【ビタミンC】

シミ対策の代表例としてあげられるのが、ビタミンC。メラニン生成を抑えるシミ予防作用があり、皮膚や粘膜の健康維持をサポートします。

また、抗酸化作用もあるため、シミをはじめとしたエイジングサイン対策も期待できます。

【βカロチン(ビタミンA)】

βカロチン(ビタミンA)は、ビタミンCと同じく皮膚や粘膜の健康維持をサポートします。

βカロチン(ビタミンA)

また、肌の水分量を増やし、ターンオーバーの乱れを整えることでシミ対策にもなります。さらに、ビタミンC以上の抗酸化作用もあるため、エイジングケアとしても期待できます。

【ビタミンE】

ビタミンEは、ビタミンCの働きをサポートするとともに、ターンオーバーを整えてメラニンが排出されやすいように作用します。

また、血行促進作用もあるため、肌細胞に必要な酸素や栄養素が届きやすくなります。

【L-システイン】

アミノ酸の一種であるL-システイン。メラニン生成を抑えるシミ予防作用があり、ターンオーバーを整えてメラニンの排出をサポートします。

正しい生活習慣を意識

肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを整えて、シミの元になるメラニンを上手に排出するには、規則正しい生活習慣がポイントに。

先述したシミ対策にうれしい栄養素を含む食材を、毎日の食事でバランスよく取るように心がけましょう。

また、質が良い十分な睡眠、適度な運動は、自律神経やホルモンバランスを整えるため、結果的にターンオーバーが整い、シミ対策になります。

肌への影響も踏まえて、生活習慣を見直してみましょう。

栄養素を含んだサプリメント

どうしても食事だけでは栄養バランスが気になる場合、サプリメントや内服薬を補助的に活用する方法もあります。

無理のない範囲で食事とサプリメントから、日々健やかな肌をつくれるように栄養素を身体に取り入れましょう。

正しいスキンケア習慣

根本的なシミ対策として、紫外線など外部刺激の侵入を防ぐ肌のバリア機能を正常に働かせ、ターンオーバーを整えることは欠かせません。

そのためには、正しいスキンケア習慣で肌に潤いを与えて、バリア機能の整った健やかな肌づくりがポイントに。

スキンケアをするイメージ

なお、スキンケアアイテムを選ぶ際は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分配合で低刺激のものがおすすめです。

洗顔・クレンジングから化粧水やクリームまで、一連のスキンケア化粧品は保湿力重視で、肌表面のバリア機能を整えるようにやさしくケアしましょう。

紫外線対策とスキンケア、生活習慣でシミにアプローチ!

すでにできてしまったシミは、数日で薄くなることはありません。そのため、これからできるかもしれないシミを予防するシミ対策をこころがけることで、今あるシミが悪化しないように同時にケアしましょう。

紫外線対策をしながら、食生活を正して保湿スキンケアをきちんとすることで、身体の外側からも内側からもシミへアプローチし、透明感のある肌をキープしてくださいね。

シミ対策におすすめの商品

ここからは、バリア機能を整えるシミ対策におすすめのスキンケアアイテムとUVカットアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導く保湿クリーム。

保湿成分スクワランが乾燥しがちな肌の水分蒸発を防いで潤いを閉じ込め、みずみずしいハリツヤ肌へ。
潤いとハリを与える6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、肌表面のバリア機能を整えます。

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ミネラルUVクリーム(日焼け止めクリーム、化粧下地)

エーデルワイスを中心とした6種の植物エキスの働きで、乾燥ダメージを受けた肌をしっとりと包み込み、紫外線やPM2.5などの環境ストレスから肌を守る「ミネラルUVクリーム」(化粧下地)。
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波長の長いUVAもしっかりカットする事により、たるみやシワなど、さまざまな肌トラブルの原因から肌を守ります。

ローズヒップオイル、マカダミアナッツオイルやバオバブ種子油などの希少なオーガニック成分の植物オイルがキメを整え、肌にツヤとうるおいを与えます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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年齢を重ねるとどうしても気になるのが、肌のハリ。

お肌のハリと弾力を保つには?ハリ不足の原因とお手入れ方法をご紹介

「昔のハリを取り戻すにも方法がわからない……」「気を付けているのにハリがなくなってきた!」など、悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。

そこでここでは、肌のハリについて注目。ハリが失われる原因やハリを保つために必要なこと、効果的なスキンケア方法、ハリを保つための成分などをまとめてご紹介します。

そもそもお肌の「ハリ」って何?

そもそも「ハリ」とは何でしょうか。まずは、人間の肌の構造について見ていきましょう。

人間の肌は、肌表面から下に向かって「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織」でなりたっており、この中の特に「真皮」がハリを作り出すのに重要となっています。

表皮と真皮の構造

真皮には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの成分が存在しています。

そして、まるでベッドのスプリングのようにコラーゲンが表皮を支え、エラスチンが肌に柔軟性をあたえ、保水成分のヒアルロン酸やプロテオグリンカンが水分を蓄えています。

真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸

そのため、これらの成分が健やかに生成・維持されている状態が「肌にハリがある」とされているのです。

ハリの低下はいつから起こる?

残念ながら、ハリの低下は20代から起こると言われています。

コラーゲンやエラスチンの生成力は18歳がピークとされており、その後加齢とともに減少していきます。また、若いころに生成されていたコラーゲンやエラスチンは柔軟性があるものだったのに比べて、年齢を重ねるとだんだんと硬いものに変化していきます。

加齢によるコラーゲンやエラスチンの生成力の低下

また、ここ数年での若年層においては、コロナ禍での長時間マスクをつけた生活や、スマホやパソコンを見続ける生活によって顔の筋肉を動かすことが減ってきているため、表情筋が衰え、ハリが失われるスピードが加速している、とも言われているのです。

ハリが失われる原因とは?

では、ハリが失われる主な原因について見ていきましょう。

加齢

先にもご紹介しましたが、加齢でのハリの低下は誰にでも起こり、残念ながら完全には避けられるものではありません。

加齢によってコラーゲンやエラスチンの生産量が低下し、あわせて加齢とともにそれぞれの質自体が硬くなってしまいます。硬くなったコラーゲンやエラスチンは、壊れやすくなるため、少しのダメージでも肌のハリが損なわれる可能性が高まるのです。

紫外線

紫外線も肌のハリをなくす原因となります。特に普段から、日焼け対策をしていない方は注意が必要です。

肌の老化の8割は紫外線によるものとも言われています。紫外線は、表皮を透過し真皮にまで届き、コラーゲンを傷つけたり、エラスチンを変性させる活性酵素の発生を促したりします。これらの結果、肌のハリがなくなりやすくなるのです。

紫外線の弊害図

また、紫外線のダメージは肌に蓄積され、肌の健康を長年にわたって阻害するとも言われています。

肌の脱水や乾燥

ハリのある肌を保つには、十分な水分が必要です。

肌に水分量が足りないと、肌を外的刺激から守るバリア機能が低下し、真皮がダメージを受けやすい状態になってしまいます。

肌の脱水は、体内の水分量が低下した場合におこるため、こまめに水を飲むなど気を付けましょう。

また、夏場の空調や冬場の大気の乾燥や暖房、マスクの頻繁なつけ外しなど、日常生活内でのちょっとした行動によって肌が乾燥してしまうこともあります。

周囲の状況に肌の乾燥状態は影響されやすいため、季節を問わず保湿ケアを意識することをおすすめします。

糖化の影響

意外かもしれませんが、ソーセージやハムなどの加工肉や揚げ物、甘いものの食べ過ぎや飲み過ぎは、肌のハリが失われる要因になります。これは、「糖化(とうか)」とよばれる現象が原因です。

糖化がおこりやすい食品

糖化とは、食事などから摂取した余分な糖分がタンパク質(=コラーゲンやエラスチン)や脂質と結合し、細胞にダメージを与えてしまう現象で、皮膚をはじめとした体全体の老化を引き起こす原因ともされています。

糖化によって作られるAGEsとよばれる悪性物質は、コラーゲン繊維などの繊維同士を結合させることで伸縮性を奪い、肌のハリを失わせます。さらに、AGEsは細胞に色素沈着することから、肌のくすみやシミの原因にもなるのです。

表情筋の衰え

筋肉は加齢によって衰退していきますが、顔の筋肉「表情筋」も同様です。表情筋の筋力が弱くなると、皮膚の内側から押す力が低下し、皮膚にたるみが生じてしまいます。

また、加齢以外にも、顔の筋肉は使わないことで衰えていきます。近年では、SNSの普及や在宅ワークなどで人と話す機会が減少し、口を動かさない時間が増える傾向にあり、このことが顔の筋力の低下につながるとされています。

また、マスク生活も表情筋の衰えに拍車をかけています。マスクをしていると人から見られているという緊張感が薄くなり、口を動かすことが減るため、結果的に肌のハリの低下をまねくのです。

生活習慣の乱れ

偏った食生活や過度なダイエットによる栄養不足は、肌のハリを保つために必要な栄養素まで不足するため、ハリを失う原因となります。

また睡眠不足が続くと、肌が生まれ変わるサイクルを維持できず、健やかな細胞が育たないためにハリの低下をまねきます。

なお、喫煙は細胞の老化をまねく活性酸素を発生させたり、肌の弾力を保つ役割のあるコラーゲンの生成に必要なビタミンCを破壊したりします。血行不良も引き起こすことから、肌への栄養供給も妨げるため、ハリのある肌を保つにはリスクが高まります。

お肌のハリを保つために必要なこと

では、肌のハリをできるだけ長く保つためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

日焼けに注意する

紫外線による日焼けは、肌のハリを損なう大きな要因です。また、肌への紫外線ダメージは蓄積し、長く肌の健康を阻害することに。そのため日焼け対策を行うことは、たるみをはじめとした肌トラブルを避けるためにも重要なポイントになるのです。

主な紫外線対策としては、「日焼け止め効果のある化粧品を使う」「日傘や帽子を使う」「日差しの強い時間帯の外出は避ける」などがあげられます。

また、紫外線のなかでも紫外線A波(UVA)は雲や窓ガラスを透過する性質があるので、曇りの日や室内でも窓際で過ごす場合は紫外線に注意しましょう。

UVAとUVB

なお、日焼け止めを購入する際は、「SPF」「PA」に注目して選ぶことをおすすめします。

SPFとは、シミやそばかすの原因となる紫外線B波(UVB)をカットする効果が続く時間を示したものです。

一般的には、日焼け止めアイテムをなにも塗らない素肌の場合、「UVBを浴びて日焼けする時間を20分」とします。この20分を「SPF1」として、数値が上がるごとに日焼けする時間が伸びる、という考え方です。

たとえばSPF30の場合、【20分×30=600分】となり、この製品は日焼けを起こすのに600分かかる、という意味になります。

日焼け止めクリームのSPFとPA

PAとは、しわやたるみの原因になる紫外線A波(UVA)を防ぐ効果を表しており、数値化できないことから+で表記されています。

PAの段階はプラスがつくほど強くなり、「+」で効果がある、「++」でかなり効果がある、などの目安となっています。

こういった効果が期待できる日焼け止めアイテムですが、効果が高い数値のものは肌への負担が大きいリスクがあるといったデメリット面もあるため、日差しの強さや外出時間、活用シーン、配合成分などを基準に選ぶことをおすすめします。

マッサージを行う

こわばった表情筋をほぐしたり、表情を大きく動かして表情筋を鍛えたりするのも、ハリへのアプローチにおすすめ。

頭・顔から首にかけては、複数の筋肉が組み合わさっています。そのため顔だけをピンポイントでマッサージするだけではなく、凝り固まった頭皮や側頭部をもみほぐしたり、うなじから後頭部にかけてマッサージしたりしてみましょう。

頭皮マッサージ

また、マッサージを行うことで、滞った顔の血行やリンパの流れを促すことができ、たるんだハリを取り戻す効果が見込めます。

なおマッサージを行う際は、強く肌を刺激してしまうとかえって傷つけてしまうこともあるため、優しく行うように気をつけてください。

生活習慣を見直す

十分な睡眠や運動、バランスの取れた食事は、肌のハリを保つために必要な習慣です。

睡眠は、皮膚の再生を促す成長ホルモンの分泌を活発にして新陳代謝を促し、日中に浴びた紫外線や外気等のダメージから肌を回復させる働きをします。

適度な運動は、体が温まることで血行が改善されます。血流が良くなることで体のすみずみまで栄養や酸素を巡らせることができるため、肌のターンオーバーを整えることに。睡眠の質も上げてくれます。

栄養バランスの取れた食事は、糖化を抑制し、きれいなハリのある肌作りを手伝ってくれます。皮膚の材料となるたんぱく質はもちろん、コラーゲンの生成を助けるビタミンCや皮膚の健康を維持するビタミンAなど、バランスの取れた食事をこころがけましょう。

ハリケア化粧品を取り入れる

ハリのある肌へ導くスキンケア化粧品を取り入れることもおすすめ。リフトアップを期待できる成分が入ったものや、保湿・整肌成分配合のスキンケア化粧品などがあります。

スキンケアアイテムイメージ

たとえば、ハリや弾力がある肌のサポートを期待できる主成分は、ビタミンC誘導体やレチノール、コラーゲンなどがあります。

スキンケア化粧品は毎日大切な肌に直接つけるアイテムのため、ご自身の肌質にあった、継続しやすいものを選ぶようにしましょう。

お肌のハリをキープするためのスキンケア方法

では、ハリをキープするためにはスキンケアにおいてどのような点に注意すればよいのか、見ていきましょう。

毎日のスキンケアの方法

残念ながら、失われたハリに対してスキンケアに即効性はありません。ですがその反面、肌のハリを保つためには毎日のスキンケアの積み重ねが重要になってきます。

朝晩に行う洗顔やクレンジングは、スキンケアの始まりです。肌トラブルの原因になる汚れはしっかりと落としつつも、肌を乾燥させずに保湿ケアも同時にできるアイテムを選ぶように意識しましょう。

また、化粧品で真皮のコラーゲンやエラスチンを増やすことはできませんが、潤いをしっかりと与えることでバリア機能が整います。さらに、角層が安定して潤っているとターンオーバーが整い、きれいな形の潤いある角質細胞が育ちやすくなるため、結果的にハリを保つことが期待できます。

スキンケアを行う際の注意点

毎日行うスキンケアだからこそ、健やかな肌をキープするために注意すべきこともあります。

まず大切なことは、こすりすぎないこと。スキンケアの際、肌を過度に刺激するとかえってダメージを与え、さまざまな肌トラブルの原因になります。

また、朝夜の洗顔では水の温度にも気をつけましょう。熱いお湯は肌に必要な皮脂やうるおい成分までも奪ってしまうため、必ず32~34度程度のぬるま湯を使用しましょう。

洗顔後は、すすぎ残しがないようによく洗い流します。タオルでごしごしとこすって顔を拭かずに、やさしく水分を吸い取る程度にとどめてください。

洗顔イメージ

洗顔後は肌が乾燥しやすいため、すぐに化粧水や美容液、乳液・クリームで保湿しましょう。

ハリ対策にプラスしたい成分

ハリ対策に取り入れたい、スキンケアアイテムに配合される代表的な美容成分をご紹介します。

セラミド

水分をはさみこむ性質がある保水成分。肌の角層のバリア機能をサポートしたり、乾燥や肌荒れを防いだりする効果が期待できます。

特に、人間の肌にもともとあるセラミドに近い「ヒト型セラミド」は、肌との親和性が高く低刺激のため、敏感肌の方でも使いやすいといった特徴があります。

植物幹細胞エキス

植物幹細胞エキスとは、砂漠地帯や山岳地帯などの過酷な環境下でも生命力あふれる植物から採られた幹細胞を培養して得られる美容成分。植物幹細胞自体は含まれていません。

代表的な植物幹細胞エキスには、アルガンノキから採られる「アルガニアスピノサカルス培養エキス」、腐らないリンゴとして有名なウトビラー・スパトラウバーから採られる「リンゴ果実培養細胞エキス」、高山植物のアルペンローゼから採られる「ロドデンドロンフェルギネウム葉培養細胞エキス」などがあります。

エイジングサインが気になる肌にハリとツヤを与えて、健やかな肌づくりをサポートします。

ビタミンC

ビタミンCは、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンの産生に関わる成分といわれており、ハリを取り戻すためのアプローチや皮脂バランスを整える効果が期待できます。

化粧品には、通常「ビタミンC誘導体」として配合されています。

ヒアルロン酸

高い保湿力のあるヒアルロン酸がふくまれた化粧水などを使用することで、肌の角層をみずみずしく保つ効果が期待できます。

ナイアシン

ナイアシンアミドとナイアシンの総名称。肌荒れや乾燥によるしわ予防の効果が期待でき、セラミドを増加させる働きもあるといわれています。

コラーゲン

化粧品に配合されるコラーゲンは、真皮で生成されるコラーゲンとは別のものですが、保湿成分として働き、うるおいに満ちた肌へ整える役割を担います。

エラスチン

エラスチンもコラーゲンと同様、年齢と共に減少し、再生されにくいため化粧品などで補われることが多い成分です。コラーゲン同士を結び付ける働きがあります。

化粧品成分としては、肌のハリや弾力を保つ効果が期待できます。

ハリ対策には生活習慣の見直しを!

加齢とともにハリは失われていくものですが、適切なケアを日々行うことで、ハリを維持したり取り戻せたりすることも!

少しでもハリ不足を気にされているのなら、今すぐお手入れ方法や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

弾むようなハリ・ツヤ肌に導くおすすめ商品

肌を潤してハリやツヤを与えるスキンケアアイテムと、スキンケアと紫外線対策が同時にできる日焼け止めクリームをご紹介します。

ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス(ロドデンドロンフェルギネウム葉培養細胞エキス、アルガニアスピノサ芽細胞エキス、リンゴ果実培養細胞エキス)などの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

5種の植物幹細胞エキス(ロドデンドロンフェルギネウム葉培養細胞エキス、アルガニアスピノサ芽細胞エキス、リンゴ果実培養細胞エキスなど)やヒアルロン酸、4種のヒト型セラミドやカイコまゆエキスが、敏感な肌に潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

さらに、カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、エイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

たるみや乾燥が気になる年齢肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

加水分解コラーゲンやスクワラン配合。さらに保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス(ロドデンドロンフェルギネウム葉培養細胞エキス、アルガニアスピノサ芽細胞エキス、リンゴ果実培養細胞エキス)が、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

また、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリ・ツヤ肌へ。

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ミネラルUVクリーム(日焼け止めクリーム、化粧下地)

エーデルワイスを中心とした6種の植物エキスの働きで、乾燥ダメージを受けた肌をしっとりと包み込み、紫外線やPM2.5などの環境ストレスから肌を守る「ミネラルUVクリーム」(化粧下地)。
VINTORTE ミネラルUVクリーム

紫外線をカットする紫外線防止効果(SPF50+ PA++++)やブルーライトカット効果で敏感な肌をカバー。波長の長いUVAもしっかりカットする事により、たるみやシワなど、さまざまな肌トラブルの原因から肌を守ります。

ローズヒップオイル、マカダミアナッツオイルやバオバブ種子油などの希少なオーガニック成分の植物オイルがキメを整え、肌にツヤとうるおいを与えます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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肌トラブルのお悩みとしてよくあげられる、顔の赤み。なかなか消えない顔の赤みは原因がよく分からないため、どのように対処すればいいのか悩んでいる方は少なくありません。

敏感肌に多い「顔の赤み」の原因は?原因やケア 方法について

そこでここでは、顔の赤みの原因や、ご自身でできる対策方法、最近の生活に欠かせないマスクをする際の注意点などを簡単にご紹介します。

顔の赤みの正体とは?

赤みの正体は、肌の炎症です。炎症は、肌のバリア機能が低下することで起こります。

バリア機能は、肌表面の角層にある保湿成分が潤いを蓄えることによって機能しており、紫外線や花粉、ホコリ、外気の乾燥、細菌、摩擦など様々な外的刺激から肌内部を守り、肌内部の水分蒸発を防いでいます。
ですが、この角層内の潤いが失われるとバリア機能が低下し、刺激や異物が侵入しやすくなることで、炎症が起こってしまいます。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

この炎症が起こった際、肌は赤くなります。肌が赤くなることは免疫反応のひとつであり、炎症がひどくなると免疫細胞を働かせるために皮膚の下にある毛細血管が拡張して血流が良くなることで、肌の赤みが増します。

炎症時の毛細血管が拡張

この状態からさらに炎症が繰り返されると、皮膚の毛細血管の拡張が戻らなくなり、赤みが続くようになるのです。

顔の赤みは敏感肌の人に多い?

健やかな肌にはバリア機能が備わっており、バリア機能が順調に働いている間は、少々の外部刺激があったとしても肌内部にまで侵入できず、肌状態が影響されることはありません。

バリア機能の役割

ところが、何らかの要因でバリア機能が弱まっていると、小さな刺激でも肌内部に侵入しやすくなり、さまざまな症状が起きることに。このような肌状態を「敏感肌」と呼びます。

そのため、健やかな肌状態であればトラブルが起こらないところ、バリア機能が弱った敏感肌になっていると、少しの刺激でも過剰に反応し、炎症が起き、その結果、顔の赤みが発生しやすくなるのです。

以上から、「顔の赤みは敏感肌の人に多い」と言えます。

敏感肌の原因は?

赤みやかゆみ、ツッパリ感、カサカサ・ヒリヒリするなど様々な症状がでる敏感肌。

敏感肌の原因はさまざまですが、その原因の1つ目に「乾燥」があげられます。冬場の外気や屋内での暖房、夏場の冷房などが肌の潤いを奪い、バリア機能を低下させた結果、敏感肌になってしまうと考えられています。

2つ目は、不適切なスキンケアです。メイクを残したままでの就寝や、洗浄力の強い洗顔、保湿ケアの怠りは肌に負担をかけ、敏感肌につながります。

3つ目は、紫外線です。紫外線による日焼けは、ヤケドをして炎症を起こしているような状態です。肌が炎症を起こすとバリア機能が弱まってしまい、敏感肌になりやすくなります。

そのほか、加齢や元々の体質などによって敏感肌になると考えられており、様々な要因が絡み合って敏感肌に傾くと考えられています。

顔の赤みを引き起こす原因

次に、顔の赤みを引き起こす主な原因について見ていきましょう。

ニキビなどの肌荒れ

生活リズムやホルモンバランスの乱れによりバリア機能が低下すると、肌の乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌されます。

その過剰な皮脂が毛穴につまると、毛穴とその周辺の肌に炎症が起こり、赤みが出ます。

また、肌はターンオーバーにより常に新たな細胞に入れ替わっていますが、バリア機能が低下するとターンオーバー周期まで乱れてしまい、古い角質細胞が積もることで角層が固くなり、毛穴を狭めて皮脂をつまらせやすくします。

ニキビなどの肌荒れイメージ

以上の肌トラブルを繰り返すことで、炎症による赤みが定着してしまいます。また、ニキビや肌荒れを起こした部分を触ったり、つぶして傷跡をのこしたり、肌荒れによってストレスを抱えたりすると、それらが新たな刺激になって、さらに赤みが増すという悪循環に陥ることもあります。

皮膚炎

虫刺されやアレルギー性接触皮膚炎などの皮膚炎を発症しているときも、免疫反応によって肌が赤くなります。

多くの皮膚炎は、かゆみや赤み、腫れなどの炎症を伴いながら、数日から1週間程度で症状が落ち着いていきます。ただし、最初の皮膚炎の症状が落ち着いても、毛細血管が拡張した状態が続くと、顔の赤みが残ってしまうことがあります。

※皮膚炎を起こしたときは、早目に皮膚科にご相談することをおすすめします。

日焼け

よくある赤みの原因に、日焼けもあげられます。

紫外線を浴びることで、皮膚の細胞が傷つき、ヤケドに似た症状が出ます。なお、日やけは赤くなるだけではなく、さまざまな肌トラブルにもつながります。

日焼けによる炎症イメージ

何度も紫外線による肌のダメージを受けていると、肌の水分が奪われ、ひどい日焼けの場合は痛みや水ぶくれなどの症状が出ることもあります。

敏感肌の方の場合は、日焼けをきっかけに顔の赤みが続くことがあります。

加齢

日焼けなどのはっきりした理由もなく、特に肌に悪いことをした訳ではないのに肌に赤みが出る、という場合があります。そのような時は、加齢が原因かもしれません。

年齢を重ねると、肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチンなどが衰えて皮膚は弾力を失い、水分を保持しにくくなることから乾燥しやすくなります。

乾燥した肌はバリア機能が低下しているため、少しの刺激に対しても過剰に反応してしまい、赤みなどの症状が出やすくなることに。

さらに、長年肌が激しい気温差にさらされ負担が積み重なっているうちに、毛細血管が拡張したままになってしまい、赤みが目立つようになることもあります。

酒さ

酒さ(しゅさ)とは、酔っぱらった人のように顔が赤くなる症状です。

酒さ

原因は不明とされているものの、紫外線やアルコール、寒暖差、ステロイド外用薬の長期使用などにより症状が悪化するといわれています。

年齢、性別問わず起こりますが、特に30~50代あたりの方が多く発症しやすいとされ、ニキビやほかの皮膚炎と合併していることもあり、気づかれないままのこともあります。

顔の赤みが長引く場合

肌が健康な状態であれば、一時的に赤みがでたとしても、ケアをすれば赤みが消える場合が多くあります。

しかし、敏感肌の方の場合、少しの刺激で炎症を起こすことを繰り返した結果、赤みが長引く場合があります。また、赤みが続くと色素が定着してしまうこともあるので注意が必要です。

最後に、赤みの症状がよくならない・ひどくなる場合には、敏感肌以外の原因が潜んでいることもあります。そういった際は早目に皮膚科医に相談しましょう。

顔の赤みの対策方法は?

では、通常の敏感肌による顔の赤みに対してのケア方法を見ていきましょう。

スキンケアをしっかり行う

スキンケアをおこなう際は、肌の状態に応じて水分と油分のバランスを整えて、バリア機能の低下を防ぐことが大切です。

化粧水のみ、クリームのみなどは肌の潤いバランスを崩す可能性があるため、化粧水、美容液、乳液・クリームなど、水分と油分をバランスよく補給できるスキンケアアイテムを揃えてください。

保湿成分配合のアイテムで朝晩きちんとケアすることで、肌に潤いを閉じ込めて乾燥を防ぐことは、少しでの刺激でもダメージになりやすい敏感肌の予防にもなります。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

たとえば、すでに肌が敏感になっている場合は、バリア機能が正常に働くために欠かせない要素のひとつ、「セラミド」をスキンケアで補いましょう。

セラミドとは、水分を挟み込んで離さない保水成分。肌の水分量をキープする働きがあるため、乾燥肌や敏感肌にうれしいスキンケア成分と言えます。

特に「ヒト型セラミド」は、人間の肌に元々あるセラミドの構造に似た特徴を持っていることから、肌との親和性が高く、角層までの浸透力が高いとされているのです。

なお、新しいスキンケアを取り入れる前に、今行っているケアで摩擦など刺激となることはないか見直しましょう。

スキンケア時など肌への負担を最小限にすることは、赤みを消すためにはとても重要です。なるべく刺激を与えないようにして、優しく肌をケアしてください。

健康的な生活を送る

睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が減り、肌の代謝が悪くなります。

成長ホルモンとは、睡眠中に分泌するホルモンの一種。皮膚細胞を構成するたんぱく質の合成を促し、細胞に栄養を与え、肌のダメージを修復する働きを持っています。

成長ホルモンが減少すると、肌に角質が残ったり、潤い成分が分泌されずに乾燥しやすくなったりして、赤みがひどくなってしまう可能性があります。赤みに悩んでいるときは、適度な睡眠時間を確保しましょう。

また、過度な喫煙や飲酒も、乾燥肌や毛細血管の拡張を誘発し、赤みを悪化させます。肌に負担をかけないためにも、喫煙や飲酒は控えめにしましょう。

栄養バランスの整った食事をとる

たんぱく質や食物繊維、ビタミンなどを含む栄養バランスが整った食事を取ることも、赤みを抑える点で重要なポイントです。

特に、肌を修復する力があるビタミンB2は、皮膚の健康を保ち、ターンオーバーのサポートをしてくれます。ビタミンB2を多く含むのは、うなぎやレバー、青魚、アーモンド、納豆、卵などです。

ビタミンB2の食材

また、皮膚炎を予防し、皮脂のコントロールをしてくれるビタミンB6や、皮脂の過剰分泌を抑える効果があるビタミンCの接種も赤みを抑えることに効果的です。

ビタミンB6は、豚肉やうなぎ、のり、豆類などに、ビタミンCは、パプリカやブロッコリー、キャベツ、キウイフルーツなどに多く含まれます。

一方、脂質や糖質、香辛料をはじめとする刺激物は皮脂の過剰分泌をまねき、赤みを悪化させる原因となってしまいます。そのため、摂取する量には気を付けましょう。

適度な運動をする

運動は代謝を活発にし、血流が良くなることも期待できます。

たとえばウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は、血液の流れをよくし、肌の毛細血管の隅々にまで十分な酸素と栄養を届けることができます。家の中でのストレッチやスクワットなど、軽い運動でも十分効果があります。大切なのは、運動習慣を継続することです。

また、発汗を促すことによって肌に水分が増し、角質がやわらかくなります。毛穴に詰まった余分な皮脂を排出したり、毛穴の中の皮脂が酸化して黒ずんでしまうことを防いだりします。

負担にならないくらいの運動から始めてみてはいかがでしょうか。

肌に合った化粧品を使う

化粧水やクリームなど、肌を保湿できるスキンケアアイテムを上手に活用することで、赤みの症状の緩和が期待できます。

まずは肌質に合った洗顔料やローション、美容クリームなどの化粧品を選ぶことが大切です。できれば試供品を使ってから購入すると、肌トラブルのリスクが減るでしょう。また、肌で試す場合には、目立たない箇所から行うようにしてください。

スキンケアをする女性

過剰な皮脂による刺激で皮膚が赤くなっている場合には、皮脂バランスを整える作用のある化粧水やクリームを選びましょう。例えばビタミンC誘導体配合の化粧品を使用すれば、皮脂バランスを整える効果が期待できます。

敏感肌の場合、クレンジングや洗顔料もスキンケアと捉えて、刺激の少なく保湿力の高いアイテムを選び、丁寧に保湿ケアするようにしてください。

先述したように、高保水成分「セラミド」配合のスキンケアアイテムで潤いを与えることで、乱れやすいバリア機能を整えて、ダメージに負けにくい健やかな肌を育てましょう。

ストレスを緩和する

ストレスによって肌のバリア機能が乱れたり、ホルモンバランスが崩れたりすることで、皮脂分泌が過剰になり、赤みが出ることもあります。

そのため、ストレスを発散できるよう、毎日心がけることも大切です。また、ストレスと聞くと精神的な負担がイメージされがちですが、気温の変化や環境の変化でもストレスを感じ自律神経が乱れることがあります。

気づかぬうちにストレスが溜まっていることも多いため、一日の終わりにはリラックスタイムを設けるなど、生活習慣を見直すことをおすすめします。

皮膚科で相談する

さまざまな方法を試しても、赤みが消えない場合や肌状態が悪化することがあります。そういったときは、早急に皮膚科を受診しましょう。

マスク肌荒れにも要注意

外出する際に着用機会が多くなっているマスクですが、肌荒れの原因になることもあります。

そこでここからは、マスクでの肌荒れの原因や肌荒れを防ぐ方法をご紹介します。

マスク肌荒れの原因

マスク肌荒れの原因の1つ目が、「蒸れ」です。マスクをしていると、マスク内は、息の水分と汗の水分で蒸れてしまいます。この蒸れが肌細胞をふやけさせてしまい、肌のバリア機能を低下させます。

2つ目が「摩擦」です。マスクで擦れるような感覚を感じた場合、摩擦が起こっている証拠です。摩擦は肌に負担を与える大きな原因になります。

マスク肌荒れの原因

3つ目が「乾燥」です。マスクを着けている時は蒸れなど心配になりますが、マスクを外すと肌表面の水分が一気に蒸発してしまい、急激な乾燥を起こします。繰り返しになりますが、乾燥は肌のバリア機能を低下させて肌荒れを起こしやすくするため、健やかな肌づくりの大敵と言えます。

マスク肌荒れを防ぐ方法

まずは蒸れ対策として、汗や皮脂をこまめにふき取ることを意識してください。また、蒸れによる雑菌の増殖を抑えるために、嫌なにおいがマスクからした場合、交換することもおすすめです。

次に、摩擦を最小限にするためには、ご自身の顔のサイズに合った大きさのマスクを選ぶようにしてください。

小さめのマスクは肌に接触することが多く、摩擦が大きくなってしまいます。また、つけ外しの時はマスクをずらさず、口元から外すように注意することも摩擦を減らすことにつながります。

最後に、肌の乾燥を防ぐためには、できるだけ保湿することを心がけてください。朝晩のスキンケア時にはしっかりと水分・油分を補給して肌を整えて、バリア機能がきちんと働く健やかな肌を目指しましょう。

毎日の生活習慣で健やかな肌へ

顔の赤みなどの肌トラブルは、適切なスキンケアでバリア機能を整えれば、気にならなくなるかもしれません。

できるペースで生活習慣を見直し、日々丁寧に保湿ケアをすることで、ちょっとした刺激や摩擦に負けない健やかな肌を手に入れましょう。

肌の赤み対策におすすめの商品

ここからは、気になる肌の赤みや敏感肌対策におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔料)

潤い守って毛穴汚れはすっきりな洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきりします。

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

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ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな敏感肌を潤いで満たし、バリア機能を整える化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌に、潤いとハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるビタミンC誘導体配合クリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないみずみずしいハリツヤ肌へ。

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鏡を見るたびにため息が出る毛穴の開きは、多くの方が抱える肌のトラブルのひとつ。きちんとケアしているはずなのに変化がない……、という方は多いのではないでしょうか。

顔の毛穴が開く原因は?開き毛穴におすすめのスキンケアと対策

もしかしたらその原因は、ご自身の肌にあった適切なケアができていないのかもしれません。さらに、肌に合わないケアを続けていると、逆に毛穴を広げる可能性も!

そこでここでは、肌質や年代にあった適切な毛穴対策を行うために、毛穴の開きの種類や特徴、主な毛穴の開きの原因と対策をご紹介します。

開き毛穴の種類と特徴

毛穴が開いてきたなと感じたときはまず、ご自身の毛穴はどういった状況なのかを鏡を見て確認してみましょう。

開き毛穴の種類は大きく分けて、以下の2つがあげられます。

皮脂の過剰分泌による毛穴の開き

鏡を見て、ぽっかりと広がった毛穴や、黒ずみや白いブツブツとしたものが毛穴につまって目立つ場合、皮脂の過剰分泌による毛穴の開きと考えられます。

毛穴は、汗や皮脂の通り道となっています。本来毛穴は、汗や皮脂などが混じった皮脂膜で肌をカバーし、紫外線や乾燥など外的刺激から肌を守ったり、肌内部の水分蒸発をふせいで潤いを守ったり、汗や皮脂と一緒に老廃物を排出したりと、大切な役割をはたしています。

しかし、なんらかの原因によって皮脂が過剰に分泌されている場合、皮脂が排出される毛穴の出口が大きく広がったままになってしまい、毛穴が目立つ状態に。

毛穴トラブルの種類

また、過剰に分泌された皮脂と古い角質やメイク汚れ、ごみなどがまざってできた角栓が毛穴につまると、白いブツブツした角栓が目立つようになり、その角栓が酸化して黒ずみとなると、さらに目立つようになるのです。

肌のたるみによる毛穴の開き

鏡を見て、縦長に伸びたしずく型の毛穴が目立ったり、肌を持ち上げると毛穴が目立たなくなる、といった場合、肌のたるみによる毛穴の開きと考えられます。

加齢や乾燥によるダメージなどが原因で、肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンなど肌のハリを保つ成分が減少すると、肌の弾力が失われます。

すると、皮膚上にある毛穴も一緒に重力に引っ張られてたるむため、縦方向に下垂し、以前と比べて目立ちやすくなってしまうのです。また、伸びた毛穴同士がくっついて線状になり、シワのようになることもあります。

顔の毛穴開きの原因は?

では次に、肌質別、部位別、年代別での毛穴開きの主な原因を見ていきましょう。

【肌質別】毛穴開きの原因

トラブルを起こしている肌質は大きく分けて、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、ニキビ肌の4つに分類されます。

肌質は、水分量や皮脂の分泌量によって変化し、ご自身の肌質がわからないままスキンケアをしていると効果が出にくいだけでなく、悪影響を及ぼすこともあります。

まずは肌質を確かめ、毛穴開きの原因を探っていきましょう。

【脂性肌】
脂性肌は、朝起きるとすでに肌が皮脂でべたついていたり、吹き出物やニキビができやすかったりするのが特徴的。元々毛穴の奥にある皮脂腺が大きく、毛穴の出口が大きいとされます。

また、皮脂の過剰分泌によってさらに毛穴が大きく開くため、毛穴が目立ってしまいます。特に思春期ニキビができやすい10代は、皮脂分泌を促す男性ホルモンが性別問わず多くなるため、脂性肌になりやすくなります。

【乾燥肌】
乾燥肌は、肌が常にカサカサしていたり、かゆみやかぶれを感じやすいのが特徴的。

乾燥肌は肌の保水力や皮脂量が足りていない状況で、さらに乾燥が進むと肌のたるみをひき起こします。このたるみによって毛穴が縦方向に伸びてしまうと、しずく型の毛穴が目立ちやすくなるのです。

【敏感肌】
敏感肌は、ハウスダストや紫外線などの外的刺激によって炎症をおこしたり、かゆみやヒリヒリ感がすぐに肌に出やすいのが特徴的。

不規則な生活やストレス、季節の変わり目、ホルモンバランスの乱れなどで肌が敏感になりやすく、不安定な肌状態が続で潤いが不足した結果、乾燥して毛穴が開きやすくなります。

【ニキビ肌】
ニキビ肌は、まさにニキビができやすいのが特徴的。

また、脂性肌と乾燥肌が部分的にでる「混合肌」でもニキビで悩む方が多く、大人ニキビの原因は糖分や油分が多い食事やストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因が関係しているとされます。

ニキビは潰すと傷跡になり、毛穴が開いてしまうことも。また、ニキビが悪化してクレーター状にへこみ、毛穴が大きく開いたままになることもあります。

赤ニキビや黄ニキビの段階

【部位別】毛穴開きの原因

部位によっても毛穴開きの原因や特徴がことなる場合があります。

【頬】
頬にできやすい毛穴開きは、肌のたるみが原因といわれています。

加齢や乾燥などによるダメージによって、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなど肌のハリを保つ成分が減少し、肌自体がたるむことで毛穴が開きやすくなるのです。

たるみによる毛穴の目立ちは、頬やほうれい線周辺にできやすいため、頬やほうれい線を上方に引っ張って毛穴が目立たなくなる場合、肌のたるみによる毛穴開きの可能性が高いと判断できます。

【鼻】
鼻にできやすい毛穴開きは、皮脂の過剰分泌が原因といわれています。

鼻は皮脂の分泌量が多い部位であり、過剰分泌された皮脂による毛穴の広がりや、皮脂と古い角質やメイク汚れ・ごみなどがまざってできた角栓が毛穴につまると、白いブツブツや角栓が酸化した黒ずみができやすいのです。

【眉間・おでこ】
眉間やおでこにできやすい毛穴開きは、鼻と同様、皮脂の過剰分泌が原因といわれています。

眉間やおでこも元々皮脂の分泌量が多く、かつ紫外線を受けて乾燥しやすい部位。そのため、水分不足を補おうと皮脂腺が活発になって皮脂を過剰分泌させるため、結果的に角栓が毛穴に詰まりやすくなるのです。

【年代別】毛穴開きの原因

【10代】
成長期の10代では、皮脂分泌を促進する男性ホルモンが、性別に関係なく急激に増加します。また、学校や受験、就活などのストレスや生活習慣の乱れなどによっても皮脂分泌が促進されるため、ニキビができやすく毛穴も開きやすい状態となっています。

ニキビができてしまった場合、つぶしてしまうと傷跡がのこり、毛穴が大きくクレーター状に開いてしまうこともあるので注意が必要です。場合によっては皮膚科などの診断もおすすめします。

【20代】
20代では、10代に引き続き皮脂分泌量が多い傾向にあるため、皮脂成分の分泌による毛穴の開きが考えられます。

ですが、別の原因として肌の乾燥もあげられます。

というのも、20代以降、特に25歳以降は肌内部の保湿成分量が減少してくることから、肌の表面でシャッターのように働くバリア機能が衰えやすくなります。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

すると、紫外線や外気の乾燥などの外部刺激によりダメージを受けやすく、また、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、さらに乾燥しやすい肌の状態になってしまうのです。すると、肌の水分不足による乾燥をカバーするために、毛穴から皮脂が過剰分泌されてしまうのです。

そのため、本当は乾燥肌ながら「自分は脂性肌」だと勘違いし、毛穴の皮脂や汚れを気にして過剰に洗顔をしている場合、さらに乾燥肌に陥ってしまい、毛穴トラブルを促進させることもあるので注意が必要です。

【30代以降】
30代からは、20代から徐々に減少する保湿成分がさらに減少することで、肌内部の乾燥が進みます。

また、10代、20代では皮脂の過剰分泌からくる毛穴の開きが主な原因でしたが、30代からは本格的に肌のたるみによる毛穴の広がりが現れやすくなります。

30代40代50代のコラーゲンなど減少図

そのため、たるみを進行させないように本格的に肌のハリをキープするエイジングケアアイテムをスキンケアで取り入れたり、生活習慣を見直したりするなど保湿・ハリ対策をすることが大切です。

毛穴開きを目立たせないための対策

では、毛穴開きをケアするにはどのような対策を行えばよいのか、見ていきましょう。

肌をいたわる洗顔を心がける

毛穴につまった余分な皮脂や汚れを除去するために、毎日の洗顔はとても重要です。忙しくても一日の終わりにはきちんとメイクオフや洗顔をおこない、うっかりそのまま寝てしまわないように気をつけましょう。

洗顔の際のポイントは、まず洗顔前に手はしっかり洗いましょう。そのままでは、手の油や汚れで泡立ちが悪くなり、また手に雑菌がついているリスクを避けるためです。

洗顔料をよく泡立てた後、泡をTゾーン(額から鼻)に先に置き、次に顔全体にのせてから、泡をクッションのようにしてやさしく洗います。その際は、ゴシゴシと強くこすって、顔の肌に刺激を与えないよう気を付けてください。

泡洗顔

すすぎの際は、ぬるま湯(32~34度程度)で肌のぬめりがなくなるまでしっかりすすぎましょう。

なお、洗顔は基本的に朝晩一日2回までにして、肌を守るための皮脂を落としすぎないように注意してください。

エイジングケアで肌のハリを保つ

肌のハリが不足すると、肌のたるみによる毛穴開きが目立ちます。そのため洗顔の次は、保湿やハリにアプローチできるエイジングケアを心がけましょう。

肌内部の水分は、セラミドなどの保湿・保水成分によって維持されていますが、加齢などによってこれらの保湿成分を作り出す力が弱まると、角層の水分が失われてしまいます。

肌の水分が失われるとバリア機能が弱くなり、外部刺激を受けやすくなります。その結果、肌内部にまでダメージを受け、肌がたるみやすくなることで毛穴の開きなど毛穴トラブルにつながるのです。

そこで重要なのが、スキンケアでの保湿です。化粧水で水分を肌に入れたら、最後に乳液やクリームなどの油分で肌をカバーし、水分蒸発をふせぐことが重要です。

また乾燥対策には、肌の水分をキープして潤いを保持するセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿・保水成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。

さらに、肌老化を予防するためには紫外線対策も必須です。紫外線は、シミやそばかすの原因になるだけでなく、肌の細胞にダメージを与えて老化を促進します。老化が進み肌のハリが低下すると、毛穴の広がりにつながるため、毎日の紫外線対策に注意しましょう。

ベースメイクを塗りすぎない

開き毛穴や黒ずみ毛穴は、ファンデーションなどのベースメイクだけでカバーするのは難しいといわれています。また、ベースメイクを塗りすぎると余計に毛穴が目立つ原因になってしまいます。

例えば、毛穴の黒ずみや角栓の上にファンデーションを塗ると、メイク後しばらくはキレイにカバーされているように見えますが、時間がたつと毛穴の真上の部分だけファンデーションが皮脂で溶け、毛穴だけ浮いて見えるようになります。

これは特に、皮脂分泌量の多い脂性肌や若い世代に起こりやすいと言えます。そういったことから、毛穴が気になるからといってベースメイクを厚く塗りすぎるのはおすすめできません。

ファンデーション自体は適切な量を心がけ、先に皮脂コントロール系のベース(化粧下地)を仕込んでおくと、メイクが崩れにくくなり、毛穴が目立つことを避けられます。

生活習慣を見直す

規則正しい生活や栄養バランス、適度な運動を心がけましょう。たとえば、脂質や糖質の多い脂っこい食事や甘い食べ物は、過剰な皮脂分泌につながり、毛穴を目立たせてしまうため、避けることをおすすめします。

また、睡眠不足や運動不足は、成長ホルモンの分泌を妨げたり、代謝を落としたりする原因となります。このことが、肌のターンオーバーを阻害し、肌の状態を不安定にさせます。以上から、美肌作りに重要なビタミンA、皮脂分泌をコントロールするビタミンB2やB6などを積極的に取りましょう。

ビタミンA

肌自体をケアすることも重要ですが、身体の中からケアすることも健やかな肌づくりには重要であることを忘れないようにしましょう。また、どうしても食生活が乱れがちになってしまうという方は、ビタミンやミネラルをサプリメントで補うという方法もあります。

開き毛穴の原因を理解してケアしましょう!

開き毛穴の悩みは、単に皮脂のべたつきや毛穴につまった汚れや角栓を取り除くだけでは解決できません。

自身の毛穴の状態を正しく理解した上で、根本的な毛穴ケアを行うことで理想の肌に近づけるように、毎日の生活習慣を見直してみましょう。

毛穴ケアにおすすめの商品

ここからは、気になる毛穴にアプローチするおすすめスキンケア・メイク下地をご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔料)

毛穴汚れを潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して汚れをすっきりに!

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

■ボタニカルモイストウォッシュの商品詳細を見る▶

ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れをオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、敏感肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

ビタミンC誘導体配合! 潤い与えてバリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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ミネラルシルクマットベース(化粧下地)

皮脂をブロックして毛穴をカバーするマット系化粧崩れ防止下地「ミネラルシルクマットベース
ミネラルシルクマットベース

皮脂吸着パウダーが余分な皮脂を吸着してテカリや崩れを防ぎ、さらりとした肌を保つ、皮脂テカリ防止マット系メイク下地。肌表面に膜を形成して皮脂を内側に抱え込み、皮脂を広げることなく一日中キープします。

紫外線カット効果(SPF40 PA++++)やブルーライトカット効果(97.5%)があり、色素沈着の原因になる外部刺激から肌を優しく守ります。保湿成分ヒト型セラミド配合で、肌に潤いを与えて乾燥を防ぎます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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朝晩毎日のスキンケア習慣として、ほとんどの方が化粧水を使用しているのではないでしょうか。ですが、実はなんとなくササッと肌にのせているだけで、化粧水の効果や役割についてあまり意識していない……という声は少なくありません!

化粧水の効果・役割って何?正しい使い方や選び方を解説

しかし、洗顔後のはじめに使用する化粧水には、大切な肌を潤いで満たしていたわる重要な働きがあるのです。

そこでここでは、見逃されがちな化粧水に注目し、化粧水が担う役割、美容液や乳液・クリームとの違い、化粧水の選び方などをまとめてご紹介します。

化粧水の成分と種類

一般的に、化粧水に含まれる成分の70~80%以上は水(精製水)が占めています。

このような化粧水の大半を占める水は、保湿・美容効果を持つ「親水性成分」(水に溶けやすい、もしくは水分を吸着する成分)を溶かして、潤いとともに肌に届ける役目を担っています。

化粧水には、保湿を目的とした「保湿化粧水」のほか、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインにアプローチする「エイジングケア化粧水」、クレンジングや洗顔で取り切れなかった汚れや古い角質をコットンで拭き取る「拭き取り化粧水」、皮脂分泌を抑えて毛穴の開きを引き締め清涼感をもたらす「収れん化粧水」など、目的によって多数あります。

また、配合成分やテクスチャを変えることで、肌質・肌悩みに合わせた化粧水も多くあります。主に、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌・ニキビ肌・敏感肌に向けて作られているため、その時々の肌質・肌悩みから相性のよい化粧水を選ぶことをおすすめします。

化粧水に含まれる美容成分「ヒアルロン酸」

ヒアルロン酸とは、肌奥にある真皮層に存在する天然保湿成分です。水分を長時間キープする力があり、ヒアルロン酸1gで6Lもの水を保持できるとされています。

肌を潤してハリを与える成分ですが、同じく真皮層にあるコラーゲンやエラスチンとともに、加齢などによって減少します。

皮膚の構造(ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン)

化粧水に含まれるヒアルロン酸は、安全性・安定性ともに高く、敏感肌にも使用しやすい高保湿成分のひとつ。水溶性で水に溶けやすく、とろっと粘り気のあるテクスチャになります。

化粧水をはじめ化粧品に含まれるヒアルロン酸には、「ヒアルロン酸Na」「加水分解ヒアルロン酸」など、いくつか種類があり、それぞれに特徴が異なります。

たとえばヒアルロン酸Naの場合は、肌なじみがよくて保湿力が高く、肌表面にとどまってしっとりとさせる特徴があります。

化粧水に含まれる美容成分「セラミド」

セラミドとは、角層に存在する細胞間脂質の主成分になる保水成分です。

細胞間脂質には、角質細胞と角質細胞の間を埋めて細胞同士をつなぎ留め、皮膚の潤いをキープする働きがあります。

セラミドとバリア機能の関係

化粧品に含まれるセラミドには、現在「ヒト型セラミド」「天然セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」の4種類があります。

たとえばヒト型セラミドは、ヒトの肌にあるセラミドの構造に似た特徴を持っていることから、肌との親和性が高く、角層までの浸透力が高いとされる特徴があります。

乾燥肌や敏感肌の方は、セラミドが不足しているためにバリア機能が乱れている可能性が高いため、化粧水などのスキンケアアイテムで補給するのがおすすめです。

※バリア機能:外部刺激(紫外線、花粉、ホコリ、PM2.5など)の侵入を防ぎ、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ、肌表面のシャッターのような機能。

化粧水の役割ってなに?

洗顔後は、肌に必要な皮脂や保湿成分まで洗い流されて乾燥しやすくなっているため、すぐに化粧水で水分や保湿成分などを補う必要があります。

また、洗顔後の弱アルカリ性に傾いた肌を、健康な肌のpHバランスである弱酸性にすることで、肌トラブルを防ぐ働きも期待できます。

さらに化粧水には、水分や保湿成分を与えることで、乾燥して硬くなった肌表面を柔らかくする役割があります。

肌が柔らかくなると、後から塗布する美容液やクリームなどのスキンケアアイテムの浸透が良くなり、期待される美容効果がさらに高まるからです。

化粧水は単に水分を与えるだけではなく、スキンケア全体の効果を高める大切な工程を担っていると意識して使用することようにしましょう。

化粧水だけでは果たせない役割ってなに?

化粧水には、水分と保湿・美容成分を乾燥した肌に補う働きがありますが、残念ながら化粧水のみでスキンケアを終わらせると、時間が経つにつれて肌は乾燥に傾きます。

というのも、化粧水には「水分が多く油分が少ない(含まない)」製品特徴があるため。化粧水を塗布した後、肌表面を油分の膜で包まないと、せっかくの化粧水の水分や保湿成分が蒸発しやすい状態になるのです。

化粧水だけでは果たせない役割

また、化粧水の水分蒸発と一緒に肌本来の潤いまでも蒸発してしまい、保湿どころか反対に乾燥肌が加速することにもなりかねません。

そのため、化粧水を塗布した後は、必ず美容液や乳液・クリームといった、油分を含むスキンケアアイテムを順番に顔全体にムラなく重ねて、美容成分を補いながら潤いを適切にキープするようにしましょう。

美容液と乳液・クリームの役割

化粧水の後から塗布する美容液、乳液・クリームの役割についてもチェックしてみましょう。

美容液の役割とは?

美容液は、基本のスキンケア(化粧水と乳液・クリーム)にプラスすることで、その時々の肌悩みにあった美容成分を肌に与えてサポートする役割があります。

美容液に配合される成分は多数ありますが、たとえば乾燥や乾燥による小じわ、たるみが気になり、通常のスキンケアだけでは物足りない場合、以下のような保湿成分が配合された美容液をプラスすると、さらに美容効果が高まると期待できるのです。

■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、アミノ酸類、グリセリンなど

乳液・クリームの役割とは?

まず、乳液とクリームの違いは、水分と油分の配合バランス(比率)です。

乳液は水分が多めのため、クリームと比べてさらっとした液体状のテクスチャです。クリームは油分が多めのため、乳液と比べてもったりと重めのテクスチャです。

乳液・クリームの役割

乳液・クリームともに、保湿成分その他の美容成分を肌に与えて、化粧水の水分が蒸発しないように油分で肌をカバーする役割があります。

乳液とクリームは、基本的にはどちらか片方の使用だけで結構です。
※乾燥がひどい場合には、乳液とクリームを併用してもOK

たとえば脂性肌(オイリースキン)でべたつきが気になる場合は、水分が多めでさらっとした乳液を使用。反対に乾燥肌(ドライスキン)やバリア機能が低下している敏感肌の場合は、化粧水とクリームで水分・油分バランスを整えることをおすすめします。

スキンケアアイテムを使用する順番

基本のスキンケアアイテムを使用する順番について、再度おさらいします。

①化粧水

洗顔・クレンジング後の乾燥しやすい素肌に、まずは化粧水で水分と保湿成分を補給して、潤いの低下を防ぎます。

また、乾燥でごわつく肌表面を潤すことで柔らかくして、次ステップのスキンケアアイテムの角層への浸透をサポートします。

②美容液・マスク

基本的に、美容液やマスク(フェイスパック)は、化粧水と乳液・クリームのあいだに使用します。というのも、多くの美容液は化粧水よりも油分が含まれ、乳液・クリームよりも油分が少ない特徴があるためです。

※製品によっては、化粧水の前に使用するブースター美容液や、スキンケアの最後に使用する美容液もあります。各製品の使用方法をご確認ください。

肌悩みに特化した美容成分を美容液で肌に補うことで、スキンケア効果を高めます。

③乳液・クリーム

乳液またはクリームに含まれる油分で、化粧水や美容液で補った水分などが蒸発しないように肌をカバーするために、これらはスキンケアの最後に使用します。

顔全体にムラなく伸ばし、乾燥が気になる目もと・口もとなどは、指の腹を使って優しく重ね塗りをしましょう。

化粧水を選ぶときのポイントとは

多種多様な化粧水からどれか良いのか選ぶのは、なかなか難しいかもしれません。そこで次に、化粧水を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

成分で選ぶ

化粧水に含まれる美容成分によっては、気になるエイジングサインや肌悩みにアプローチするものがあります。

たとえば、先述した「ヒアルロン酸」「セラミド」は、高保湿・保水成分のため、乾燥や乾燥による小じわやハリ不足が気になる場合に補給したい成分です。

化粧水を選ぶときのポイント

また、配合されている成分ではなく、「配合されていない成分」をチェックするのも重要です。たとえば乾燥肌や乾燥性敏感肌の場合は、少しの刺激でも反応することがあるため、アルコール(エタノール)は配合されていないものを選ぶなど、配合成分について気をつけるようにしましょう。

肌質で選ぶ

肌質は、大きく「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「ニキビ肌」「敏感肌」に分けられます。

たとえば顔全体が乾燥してカサつく乾燥肌は、肌内部の水分量、分泌される皮脂量の両方が不足しています。そのため、スキンケアの最初に投入する化粧水では、肌に潤いを与えることを第一にして、高保湿タイプを選ぶようにしましょう。

脂性肌やニキビ肌の場合も、実は肌の乾燥によって皮脂が過剰分泌している事があるため、基本的には保湿を重視しつつ、さらに整肌作用が期待できるグリチルリチン酸2K(ジカリウム)やアラントインなどが配合されている化粧水を選ぶようにしましょう。

化粧水を効果的に使うためのコツとは

化粧水は、必ずクレンジング・洗顔後の、余分な皮脂や汚れがついていない清潔な肌に塗布しましょう。もしもこれらの皮脂や汚れがついていると、化粧水の浸透が妨げられるかもしれないからです。

また、洗顔後は肌が乾燥しやすいため、すぐに化粧水で潤いを与えるようにご注意ください。

さらに、化粧水は重ね付けすることで、以下のようなメリットがあります。

化粧水を効果的に使うためのコツとは

1つめは、肌に不足した水分を十分に補給できること。肌には、一度に角層に浸透する水分量に限界があります。そのため、最初に大量の化粧水をつけても水分が補給されずに表面に残ってしまうことがあるのです。

そこで、最初に1回で吸収できる量をなじませ、その後で追加で2回、3回と重ねれば、1回で大量の化粧水をつける際と比較して多くの水分を効果的に角層まで届けることができやすいと言えます。

2つめは、乾燥が気になるパーツに重ねてなじませることで、乾燥対策が重点的にできるということ。

最後に、重ね塗りは化粧水の塗りムラを防ぐことができます。手で化粧水を塗ると、一度では小鼻周りなどデコボコがある部分にムラができやすくなることも。そのような時に、丁寧に指の腹で重ね塗りをすれば、ムラなく肌全体へ水分を補給することができるのです。

化粧水を上手に使ってスキンケア効果をアップ!

化粧水が担う、スキンケアの重要な役割をお分かりいただけたでしょうか。

これまで化粧水を少量で済ませていた方や、あまりじっくりと選んだことがない方は、あらためて肌質や肌悩みにあった化粧水を使用することで、思わぬ肌変化を実感できるかもしれませんよ!

潤い満ちるおすすめの化粧水紹介

乾燥肌・敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

※VINTORTE(ヴァントルテ)の全製品には、エタノールをはじめ、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、シリコン、タルク、鉱物油、パラベン、合成香料、合成着色料を使用していません。9つの無添加処方、国内生産、品質管理の徹底をお約束しております。

■ボタニカルモイストローションの商品詳細を見る▶

季節に関係なく、いつでも肌がカサカサ乾燥している。潤いがなく、ひどい場合には粉ふきまで……、というような乾燥肌のお悩みは少なくありません。

肌が乾燥する原因とは?乾燥肌を防ぐポイントや正しいスキンケアをご紹介

肌が乾燥しているとメイクのりが悪く見た目にも気になりますが、かゆみやヒリヒリ感がストレスになることもあるため、できるだけ早くに保湿ケアをしたいものです。

そこでここでは、肌が乾燥する原因乾燥肌の方がスキンケアで注意したいポイント保湿ケア方法など乾燥肌対策をご紹介します。

肌が乾燥した状態とは?

肌がかさつく乾燥肌とは、肌の水分・油分(皮脂)両方が不足しており、肌内部に潤いをキープできない状態の肌を指します。

健やかなハリのある肌の場合、平均水分量は20〜30%以上とされています。そのため、それ以下の水分量になると乾燥肌と判断できます。

特に乾燥しやすい顔のなかの部位は、皮脂腺の少ない頬や目もと・口もとがあげられます。

肌の乾燥によって起こる症状とは?

肌が乾燥すると、つっぱりやごわつき、かさつき、粉ふき、かゆみなどの症状が起こりやすくなります。

というのも、肌の水分・油分が不足すると、外部刺激から肌内部を守るバリア機能が低下し、肌細胞がさまざまなダメージを受けやすくなるためです。

バリア機能の役割

また、バリア機能が低下することで、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、さらに乾燥が進行することに。

乾燥がひどくなると、肌に赤みや強いかゆみ、湿疹、水ぶくれなどの症状とともなう乾燥性皮膚炎に進行するため、乾燥がひどくなる前に予防発想での保湿ケアが重要なのです。

乾燥肌になる原因は ?

では、なぜそもそも乾燥肌になってしまうのか、主な原因について見ていきましょう。

冷房・暖房の長時間利用による空気の乾燥

夏場の冷房や冬場の暖房といったエアコンによって、シーズンに関わらず屋内の空気は湿度が低く、肌が乾燥しやすい環境下と言えます。

■冷房をつけると乾燥しやすい理由:空気中の水分を外へ放出し、気化熱によって冷却・除湿するため、結果的に室内の空気の水分量が減少する。

■暖房をつけると乾燥しやすい理由:室温が上昇するにつれ、(空気中の水分量は変わらないため)相対湿度が低下する。

間違ったスキンケアや入浴法

洗浄力の強い洗顔料を使用したり、洗顔やスキンケア時にゴシゴシと強い力で肌をこすったり、肌に合わない成分が入ったスキンケアアイテムを使いつづけていると、肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。

また入浴時、長時間42度以上のお湯に浸かっていると、肌に必要な皮脂や肌内部の保湿成分が流れてしまい、乾燥しやすくなります。

セラミド不足による皮膚のバリア機能低下

肌表面の角層には、角質細胞と角質細胞のあいだを埋めて細胞同士をつなぎ留める「細胞間脂質」が存在します。

この細胞間脂質の主成分が「セラミド」。セラミドは、水分を挟み込む保水成分であり、肌に潤いを保つ役割があります。

健康な肌と乾燥肌

そのため、セラミドが不足すると角質細胞同士にはすきまができやすくなり、水分・油分バランスも崩れて肌表面のバリア機能が低下。その結果、紫外線や花粉そのほかの外部刺激が肌内部に侵入しやすくなり、かゆみや湿疹などの症状が出やすくなります。

また、バリア機能の低下によって肌内部の水分まで蒸発しやすくなり、さらに肌は内部から乾燥に傾くのです。

生活習慣の乱れによる皮膚のターンオーバーの停滞

摂取する栄養バランスの偏り・栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れは、肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」を乱す要因になります。

ターンオーバーの周期が停滞すると、古く乾燥した角質細胞が自然に剥がれずに厚く積もり、バリア機能も正常に働かなくなります。その結果、肌は乾燥に傾くのです。

紫外線によるダメージ

紫外線は、肌表面の角層から肌奥の真皮層にまでダメージを与えます。

敏感肌になる外的要因の紫外線の弊害

紫外線によってダメージを受けると、肌表面のバリア機能が低下。またターンオーバーも乱れる要因にもなるため、乾燥をはじめとした肌老化をまねきます。

加齢による皮脂分泌量の減少

一般的に30代後半以降から、加齢によるホルモンバランスの変化によって、分泌される皮脂量は減少しやすくなります。また同時に、肌内部の保湿成分「天然保湿因子(NMF)」「角質細胞間脂質」も減少します。

これらはバリア機能を正常に働かせるために欠かせない要素のため、減少するほどにバリア機能が低下して乾燥しやすくなるのです。

栄養の偏り、ビタミン類の不足

健やかな肌を作り出す材料になる栄養素が不足していると、ターンオーバーが乱れて乾燥をはじめとした肌荒れが起こりやすくなります。

特にターンオーバーを整えるビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、保湿成分コラーゲンの生成をサポートするビタミンCなどのビタミン類は、不足すると乾燥の要因になります。

乾燥肌のときにスキンケアで気をつけるポイント

肌の乾燥が気になる時は、スキンケアでも押さえておきたいポイントがあります。ダメージを受けやすい肌をいたわるには、どのような点に気をつけなくてはいけないのか見ていきましょう。

肌に刺激を与えないように注意

肌が乾燥している場合、すでにバリア機能が低下しています。

健やかな肌では反応しないようなちょっとした外部刺激にも反応しやすくなっているため、スキンケアアイテムを肌に塗布する際も、やさしく肌になじませるようにしましょう。

スキンケア成分を肌に浸透させようと肌を叩くパッティングでのスキンケアは、肌にさらなるダメージを与えるため、行わないようにしてください。

また、普段から乾燥部分のかゆみや湿疹などが気になるからと顔を触ったり、爪で引っかいたりしないようにご注意ください。

洗顔を見直してみよう

肌を清潔にしようと、洗顔時にゴシゴシと肌を強くこすったり、洗浄力の強い洗顔料を使い続けたりしていませんか。

このような洗顔方法を続けていると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで失われやすくなり、肌のバリア機能が低下している可能性があります。

また、洗顔後に水分を拭き取る際、タオルで肌をこすることも肌にダメージを与えて乾燥をまねく要因に。

洗顔時の洗い流しの注意点

心当たりがあるなら、後述する正しい洗顔方法をチェックしてみましょう。

保湿スキンケアを徹底しましょう

まずは肌に不足した潤いを与えるために、保湿成分配合の化粧水を塗布します。この際、乾燥肌の方は摩擦に弱いため、できればコットンよりも手のひらを使うようにしましょう。

その後、保湿美容成分配合の美容液、乳液・クリームを丁寧にムラなく顔全体に塗布して、肌の水分・油分バランスを整えます。

乾燥しやすい部分や凹凸のある細かな部分は、さらに指の腹で優しく重ね塗りをして、乾燥を防ぐようにしましょう。

■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、グリセリン、アミノ酸など

刺激の強い成分配合のスキンケアには注意

乾燥している部分は、すでにバリア機能が低下しているため、刺激の強い成分に過剰反応しやすくなっています。

そのため、以前は使用しても問題なかった成分であっても、少しでも赤みが出たりヒリヒリと刺激を感じたりと違和感があるなら、すぐに使用を中止するようにしましょう。

また、できるだけ低刺激性のスキンケアアイテムを選ぶようにしたうえで、新しいアイテムを使用する前にはパッチテストをおこなうことをおすすめします。

正しいスキンケア方法とは?

乾燥肌に潤いを与えてキープする、正しいスキンケア方法をご紹介します。

泡で包むようにやさしく洗顔

洗顔は保湿ケアの始まりです。

清潔な手のひら、もしくは泡立てネットに洗顔料を適量取り、少量の水を加えながら空気を含ませてたっぷりと泡立てます。

洗顔料の泡

その泡を手のひらと顔の肌の間にはさみ、顔の肌に摩擦を与えないように、泡で包むようにゆっくりと丁寧に洗います。

最後に、約32~34度のぬるま湯で、髪の生え際やフェイスラインなどにすすぎ残しがないように、顔全体を丁寧に洗い流しましょう。

洗顔・入浴後は速やかに化粧水・乳液・クリームで保湿

すでに肌の水分・油分が不足している乾燥肌の場合、洗顔や入浴後はバリア機能に必要な皮脂や肌内部の保湿成分が減少し、さらに無防備な乾燥状態になっています。

そのため、時間を空けずにすぐに、保湿成分配合の化粧水を塗布して潤いを顔全体に補給してください。

その後、保湿美容成分配合の美容液、乳液・クリームを丁寧にムラなく塗布し、肌の水分・油分バランスを整える保湿ケアをしっかりと行いましょう。

生活の中で気をつけるポイント

乾燥肌対策として、スキンケア以外にはどのような点に気をつければよいのか、見ていきましょう。

生活習慣を見直そう

先述したように、食事から摂る栄養バランスの乱れによっても、肌状態は左右されます。肌のターンオーバーを整えたりコラーゲン生成に関係したりするビタミン類や、肌の材料となるタンパク質などをバランスよく毎日摂取するように心がけましょう。

また、睡眠中はその日の肌ダメージを回復させる成長ホルモンが分泌されるため、睡眠不足もまた肌ダメージの蓄積に繋がります。

睡眠前にブルーライトを浴びる弊害

そのため、就寝1時間前にはテレビやPC・スマートフォンなどの電子機器から発せられるブルーライトを浴びないようにして、寝つきをよくしましょう。その他、軽いストレッチなどでリラックスしながら質の良い睡眠を取れるように、睡眠環境を整えるのもおすすめです。

紫外線対策もしっかりしよう

紫外線は季節を問わず、一年中地表に降り注いでいます。また、紫外線は雲やガラスも通り受けるため、天候や屋内であっても、紫外線によるダメージは肌に蓄積されていると考えましょう。

紫外線は肌のバリア機能を低下させて肌を乾燥させるだけではなく、真皮層にまで届いて肌のハリ・弾力を作るコラーゲンやエラスチン、保湿成分のヒアルロン酸にまでダメージを与えます。

さらに紫外線は肌内部に活性酸素を発生させて、細胞の酸化(老化)を促します。このことから、ターンオーバーにまで悪影響を及ぼし、健やかな肌が育ちにくくなることに。

乾燥に負けない潤い肌を守るためにも、UVカットアイテムを使用して紫外線対策をしっかり行いましょう。

毎日の積み重ねで潤い満ちる肌へ

何を塗っても乾燥する……と長年乾燥肌にお悩みなら、今一度、毎日行っているスキンケア方法や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

身体の外側からも内側からも潤いを与えて守ることで、かさつきトラブルのないみずみずしいハリ肌を目指しましょう!

乾燥肌の方におすすめ商品

ここからは、乾燥肌にお悩みの方におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔フォーム)

潤い守って毛穴汚れはすっきり落とす洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、潤いは守って肌に摩擦を与えずに洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残します。

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

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ミネラルシルクソープ(洗顔石けん)

潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。

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ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角層に浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

乾燥しやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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