BEAUTY LIFE2016/1/15UP

黒木 絵里さん

メイクアップアーティスト
美容ライター
黒木 絵里さん

〜女性と美容〜

時の経過は、特にビジュアルにシビアで、年齢を重ねるごとに「顔」は現実味をおび、まるで年輪のように、シワとなってあらわれます。確かに、見方によっては”美しくない”と感じることもあるでしょう。しかし樹木が成長し年輪が刻まれるように、女性も同じく年齢を重ねるとともに、シミやシワができることは、自然なことであり、当然のこと。それは、生きてきた証であり、いわば、誇らしい”勲賞”ともいうべきものなのです。今よりも”より美しくなりたい”という気持ちを秘めたその言葉を発した時点で、あなたは既に美しいのです。

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日本には、樹木が葉の色を変えるような四季があり、目で見て、肌で感じる季節の移ろいは、心を揺さぶる何かを秘めている。

紅く染まる葉、湧き出る水、大地からまき起こる風。
五感をフルにつかって自然の美しさを感じることのできる私たちは、とても幸せ者なのです。

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女性と美

女性は、ときとして、「美」を体現することを求められます。

ヘアスタイルや衣服はもたない”喜怒哀楽”という感情を、唯一表現できる「顔」。自らの手で顔を彩り、ブラッシュアップさせる「化粧」は、遥か遠く飛鳥時代から始まった女性の嗜み。

これは、嗜みとともに、”身だしなみ”とも捉えられ、TPOに合わせたメイクやヘアは、もはやマストといえるでしょう。

女性は、この世に誕生し、”女の子”から”女性”に変わる頃、より美しく輝くために、化粧品を用いて、自らに磨きをかけます。それは、ただの自己満足だけでなく、美しくなることで、周りの人をも幸せにする魔法なのです。

花が、種から芽を出し、葉をつけて花開き、時とともに閉じていくその様は、まるで人生そのもの。より美しく、より華やかに、または、より慎ましやかに時を経ることは、この世に生息する同じ”生きもの”としての共通点なのです。

自然のなかで美しさと慎ましさを表現する女性の立ち姿

時の経過は、特にビジュアルにシビアで、年齢を重ねるごとに「顔」は現実味をおび、まるで年輪のように、シワとなってあらわれます。

確かに、見方によっては”美しくない”と感じることもあるでしょう。しかし、筆者はこう思います。

樹木が成長し年輪が刻まれるように、女性も同じく年齢を重ねるとともに、シミやシワができることは、自然なことであり、当然のこと。

それは、生きてきた証であり、いわば、誇らしい”勲賞”ともいうべきものなのだと。

女性であれば当然、若々しく、ハリ・ツヤのある女性でありたいと思います。

しかし、時として、そのようにエイジングサインがあらわれたとしても、それは恥じることではなく、むしろ堂々と胸を張って歩むことが、女性の真の美しさであり、真の強さではないかと筆者は考えます。

年齢と美の関係とは

筆者の尊敬する人物、女優であり歌手の夏木マリさんはこうおっしゃいます。
「年齢は、単なる記号にしかすぎない」と。

時の経過を止めることはできないし、ずっと20代で在り続けることもできない。

しかし、年齢を重ねて、仮に肌のハリ・ツヤが損なわれたとしても、逆に年齢を重ねることで生まれる美しさがあるのが事実。

そう、まさに概念にとらわれないものが「美」なのです。

そのため、雑誌などの芸能人やモデルのメイクやヘアを真似するだけでなく、自分自身に何が似合うのか、”自分”という芯をしっかり持ち、よく理解した上で真似をするということが重要です。

より美しくなるために努力するのは、自分自身。

そして、その土台に、より磨きをかけるアドバイスをするのが、我々美容家です。

自分自身に似合うメイクをすることで、自分らしい美と自信を持っている女性

職業柄、「どうやったらキレイになれますか?」とよく聞かれます。

こう思う女性に、筆者は心からこう伝えたい。

『今よりも”より美しくなりたい”という気持ちを秘めたその言葉を発した時点で、あなたは既に美しいですよ』……と。

なぜならば、既にそこには、”美の向上心”が生まれているのだから。

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